介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

「生存協同組合」とはなにか?

2008-02-29 10:46:11 | 経済
【私の疑問】

○ 介護の現場では、専門職が情熱を傾けてケアしているのに何故低い給料に甘んじなくてはならないのか?

○ 景気は長く好況が続いてといっているのに、庶民の生活は向上どころか悪化してきたのは何故か?

○ こういう問題は、経済学の問題だと思われるが、経済学者は誰もその問いに答えてくれない。

【堂免信義氏の新刊】
昨日
いつものように
世の中の動きを探る意味で立ち読みしていたところ
『「民」富論
 誰もが豊かになれる経済学』
という本を手にしました。

買おうと思ったのは
著者が東大理学部卒、1935年生まれ。
企業の技術部門を歩く。経済学は独学。
・・という本のカバーにあった略歴と写真。

朝日新書095
2008.2.28付け刊。229ページ+巻末13ページ、720円+税。

【医学・介護水準の劇的向上】
全体をざっとめくると
「医学・介護水準の劇的向上」p209
「住宅水準の劇的向上」p205
の2箇所が目に入る。

経済を語るのに
この2つのテーマが入っているだけでも読む価値ありと思いました。

【財政赤字は国民への贈与】
そのからくりは、
本書の序章で解説される。

そして、具体的な解決策の提案があり、
その主体として
「生存協同組合」がでてきます。
(第6章、p204)

「生活」ではなく「生存」です。生存を懸ける組織です。・・p204

【このブログのコンセプトに近い】
これから本書を順次読んでいきます。
著者は、ずいぶん時間をかけてわかいやすく書いたとのこと。
(「おわりに」)
・・というのも、前著(2005年)があまり読まれなかったらしい。

序章と第1章を読みました。
序章はやはり(これまでの常識にとらわれると)わかりにくいです。

ですが、
最近「市民社会政策」という概念を知り
細川瑞子氏の本を読み進むにつれ、新書ながら時間をかけてしっかり読んでみようと思ったのです。

経済理屈(堂免信義) 

も参照ください。 


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2 コメント

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経済学=欲望の分析 (genesislife)
2008-02-29 14:19:08
 ●こういう問題は、経済学の問題だと思われるが、経済学者は誰もその問いに答えてくれない。

 門外漢の考えですが経済学は「購買欲の分析でしか無いのでは?」と思います。

 経済学者は次代のトレンドの分析に腐心してはいるが「富の再分配」という観点からは何も語ってはいないように見えます。

 「需要と供給」曲線なんか欲望分析の象徴のようなものです。

 更に言うと経済の3原則(3M)である人・物・金の順位が

 金>物>人

 が経営陣の現状の価値観である事に経済学者たちは誰も

 否!

 と声を挙げていないように思えます。
「人」の分析こそ (bonn1979)
2008-03-03 17:01:44
コメントありがとうございます。
土曜日・月曜日
勤務先の用事で時間とエネルギーを使ってしまい。

私も
経済学の深い海に入って
おぼれないように警戒していますが。

この堂免という人の話も
難しいのですが
私としては
活路をさがしているわけです。

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