介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

「民間活力」に入る前に中間総括というか幕間

2008-01-10 20:39:55 | 社会福祉
【何故、経済学の研究書を・・】
読むのに骨が折れるので、毎回間遠になり、前のところを忘れますね。

京極高宣『社会保障と日本経済』を読み始めて
もう今日で第17回になります。
あと、数回でいちおう終わりまでいく見込み。

経済を専門としない私が何故?こんな難しいものを
と思われるかもしれませんが・・

日本の社会福祉や社会保障が問題を抱えていることは、
岩手のきむら社会福祉事務所や
京都の岩清水日記
の記事からも明らかです。
《これらのブログには、さらに多くの活きたブログがリンクされているので、私たち・・このブログの読者・・は、このお二人だけではなく、多くの生活の場面の情報を集積しつつあるといえるのでは》

問題は、医療費、年金、生活保護、失業給付、介護保険など
各分野を細切れではなく生活や地域の視点でとうして、そして実証的なデータで社会に問題提起することが必要で、また、社会経済の全体の動向にも目を光らせることが必要です。
そのためには、経済学的な方法も学んでいかねば
というこころづもりです。

【経過】
おおむね、毎回1つの章を読んできました。
第Ⅱ部や第Ⅲ部では、社会保障の主な分野ごとにその政策の大きさを概観しました。
第Ⅳ部では、「総需要効果」、つまり、社会保障による給付や社会保障に従事する人たちの活動が経済活動全体にとって、どの程度、どのように影響を与えているのかを見ようとしています。

この第Ⅳ部のようなアプローチは、これまでの社会福祉・社会保障の専門家も、また、経済学の専門家も十分な研究を積んでいません。
京極先生のこの第Ⅳ章は、「純粋な経済市場」でもなく「非営利のボランティア活動」でもない「社会市場」といわれるもののないように相当するわけです。

【年賀状】
京極先生からの年賀状によれば、「社会保険旬報」という専門雑誌(社会保険研究所)にQ&Aで社会市場のことを書いているとのこと。
(私自身、まだ確認していません)
京極先生は、パソコンでいろんなサイトなど読まないのではと思います。
このブログの私のコメントも残念ながら読んではいないでしょう。
(お弟子さんたちに予告はしてある)全部終わったら、コピーして送ろうと思います。後半の部分などは、けっこう手厳しく批判しましたから。

【詳しくは次回・・】
ごめんなさい。
紙芝居ではないですが、これで1000字越しました。
12/12 第Ⅳ部の概観
12/19 第10章 で、年金積立金の運用など
12/30 第11章 で、産業連関表の応用
をやり、第12章では「民間活力」をやります。
→ごく近いうちに!

第Ⅴ部が、社会保障負担(保険料)、税制などに入りますので
3月末までには、ひととおり読み終えたいです。

京極先生の本では、医療費問題に立ち入った分析はしていないので、
二木先生(日本福祉大学大学院)の御本に入ったばかりですね。
二木先生からの年賀状には、このブログを読んでいるとの添え書きがあり、恐縮しています。
これから、
・二木先生による介護保険の研究
・年金問題の分析(橘木先生のものなど)も、系統だって読んでいきたいです。

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