介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第4159号 『人を語らずして介護を語るな。』(菊地雅洋)その4

2011-01-25 05:17:17 | 福祉と人権
Googleで、『人を語らずして介護を語るな。』(菊地雅洋)を検索したら91600件ヒットします。

そのトップに、わがブログがきています。
1日のアクセスが普段は450から多くて500という私のブログですが、昨日のアクセスはなんと867でした。菊地氏の「masaの介護福祉情報裏板」から見えた人が昨日1日で472件という統計が今朝出ています。

このブログでは、
第4154号 1/22
第4157 号 1/23
第4258 号 1/24
と3日連続で、本書をとりあげましたが、今日も、本書について書きます。
*「その4」とした理由です。

私は、これまで、masa氏のブログ記事のうちで、介護政策に関する一連の批判をよく読んできました。
ですが、253ページを読み終えた印象は、まさにこの本のタイトル通り、「人を語らずして介護を語るな。」でした。

p.142-p.144 「小さな瞳が見ようとしたもの」
一つをとっても、読んだ後の余韻が深く残ります。
北海道の冬、厳寒の中、小学4年生と2年生の妹、そして小学2年生の男の子がいなくなった。こんな出だしで語られるエピソードに多くの人が泣いたのでは思います。

介護とは、介護保険制度のことでは断じてない!そんなあたりまえのことを深く考えさせられます。著者の菊地氏は、北海道の人で北海道の名門北星学園大学で学ばれた。氏の鋭利な政策批判は一つの側面であって、学生の頃、児童福祉の分野で遭遇した原体験からくる温かく深い人間観こそ氏の、そして本書の真髄です。

いま、手元に本書にない人のために、
masa氏のブログの
をリンクします。

小さな瞳が見ようとしたもの。(2007.07.11)

このような話が、このブログのカテゴリ冒頭の「こころ」に収載されています。(73件)


*写真は、北星学園大学サイトから。文学部2年西田さん撮影。(2010.03.20)
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3 コメント

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読みました。 (げんき)
2011-01-25 12:09:05
今朝、予定の起床時間よりも早く目が覚めたので、
ぼんやりとした頭でPCを立ち上げ、先生の「つぶやき」を
目にしました。

そのままmasaさんのブログに飛び「小さな瞳が見ようとしたもの」
を読みました。

『人を語らずして介護を語るな』

早く読みたいです! 

私はもちろん自分のものを購入しますが、これから市の
図書館に購入の希望を出しに行こうと思います。
高木風つよし (bonn1979)
2011-01-25 13:50:30
げんきさん

コメントありがとうございます。

この方はネットでの相談を2001年6月からやっているのですね。

twitterなどでは
早くも遠回しの批判や揶揄が散見されますが

まずは
読んでみてからの話ですね。

正直言って
私もブログをフォローしながら
この方のときとしてきつい物言いに
くたびれたこともありますが
いまは
そのような一面的な見方をしてきたことを
恥じています。

好き嫌いはやむをえませんが
政策論でしたら
論理で話し合えますね。

*私は、菊地氏とはお会いあしたことはありません。
先入観を持たずに (げんき)
2011-01-25 17:15:51
先生の影響を受けて「読みたい」という気持ちに
なっていることは否めませんが、駆け出しの私には、
先にこの世界におられ、そしてこの国の介護政策に
ついて真剣に考えていらっしゃる方々の考えを知ることは、
必要だと思っています。


JUNKO会長のブログもそうですが、そこには純粋に
人を惹きつける何かがあるわけですから、それが
何であるか知りたい気持ちもあります。


正直出端を挫かれたような悲しい気持ちになりましたが、
おっしゃるように「まずは読んでみてからの話」ですね。

先入観を持たないこと。教育でも介護でも大切なことです。



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