第3184号の写真で左から2番目の資料です。
pp.33-34.
大会要旨集の
「日韓学術交流シンポジウム」のレジュメです。
筆者の諏訪 徹氏は、厚生労働省社会援護局の社会福祉専門官。
以下は、データを中心にした要約です。
【登録者数】
118,317人 2009年4月現在
【2つの養成ルート】
○ 社会福祉士養成施設ルート 51施設 67課程 定員 10,370名
○ 福祉系大学等ルート 271校 352課程 定員 23,174名
【国家試験の合格率】
○ 社会福祉士養成施設ルート 11,170人受験 合格者4,144人 合格率(新卒)56.5%
○ 福祉系大学等ルート 31,425人受験 合格者8,715人 合格率(新卒)39.9%
【就職】
社会福祉士の78%は、福祉・介護・医療分野に就業している。
*2008年7月
分野:高齢者 51.3% 障害者 18.8% 病院等 7.6%
職種:相談員・指導員 52.2% 施設長・管理者 10.8% 事務職員 8.9% 介護職員 8.3%
福祉事務所の現業員・査察指導員に占める社会福祉士の割合 2-3%
*厚生労働省、2004年10月
社会福祉施設の相談員に占める社会福祉士の割合 10%程度
*厚生労働省、2005年10月
【待遇】
年収は、370-380万円と推計
*2008年9月調査に基づき、諏訪氏が試算。
福祉介護現場での通算勤務年数
3年未満 13.2%
5年以上10年未満 30.4%
10年以上 39.6%
【課題】
1 専門社会福祉士(仮称)
2 配置基準や加算などの制度的措置が効果的
→社会福祉士の相談援助活動、チームケア、サービス管理等におけるエビデンスが必要。実証的な研究の蓄積が望まれる。
*写真は、Mayの一人散歩(2009.09.16)の記事からお借りしました。関取衆が国技館に浴衣姿で入ってくる写真がかっこいいです。
pp.33-34.
大会要旨集の
「日韓学術交流シンポジウム」のレジュメです。
筆者の諏訪 徹氏は、厚生労働省社会援護局の社会福祉専門官。
以下は、データを中心にした要約です。
【登録者数】
118,317人 2009年4月現在
【2つの養成ルート】
○ 社会福祉士養成施設ルート 51施設 67課程 定員 10,370名
○ 福祉系大学等ルート 271校 352課程 定員 23,174名
【国家試験の合格率】
○ 社会福祉士養成施設ルート 11,170人受験 合格者4,144人 合格率(新卒)56.5%
○ 福祉系大学等ルート 31,425人受験 合格者8,715人 合格率(新卒)39.9%
【就職】
社会福祉士の78%は、福祉・介護・医療分野に就業している。
*2008年7月
分野:高齢者 51.3% 障害者 18.8% 病院等 7.6%
職種:相談員・指導員 52.2% 施設長・管理者 10.8% 事務職員 8.9% 介護職員 8.3%
福祉事務所の現業員・査察指導員に占める社会福祉士の割合 2-3%
*厚生労働省、2004年10月
社会福祉施設の相談員に占める社会福祉士の割合 10%程度
*厚生労働省、2005年10月
【待遇】
年収は、370-380万円と推計
*2008年9月調査に基づき、諏訪氏が試算。
福祉介護現場での通算勤務年数
3年未満 13.2%
5年以上10年未満 30.4%
10年以上 39.6%
【課題】
1 専門社会福祉士(仮称)
2 配置基準や加算などの制度的措置が効果的
→社会福祉士の相談援助活動、チームケア、サービス管理等におけるエビデンスが必要。実証的な研究の蓄積が望まれる。
*写真は、Mayの一人散歩(2009.09.16)の記事からお借りしました。関取衆が国技館に浴衣姿で入ってくる写真がかっこいいです。
今日は学会の会場となる法政大多摩キャンパス図書館に、野暮用がありまして、自転車を使って行ってきました。自宅から20分弱です。
学会発表は手違いから今回は見送りました。そこで今回は参加だけしますので、興味のあるテーマしかチェックしていませんでした。早速CD-ROMを見てみます。
社会福祉士の養成校で、主として通信教育のリポート添削をしています。最近は現職のケアマネージャーさんがスキルアップのために、社会福祉士を目指そうとされている方も少なからずいるようですね(ケアマネージャーとしての経験が5年あると、養成校に入学する資格がある事情があるからだと考えられます)。そういった方々が共通しておっしゃることは、「難しい」の一言。例年になくレポート質問票を何通も回答しておりました。
相談員メイン時代の実感からすると、医療に関する知識が乏しく、社会福祉士の将来は正直このままで大丈夫なのだろうか?と考えました。ある程度の疾病の基本的知識、治療方法、リスク、連携上の注意点はチェックすべきだと思います。
例えば、排泄困難時にはどういった対処方法をご家族はとっているのかを把握していないケアマネージャーさんと関わったことが少なくありません。また、主治医の先生との連携が難しいのは事実ですが、基本的にどうういった処方薬を服薬しているかを把握していないケースもありました。これはサービスにつなげるときに大切な情報です。
生活相談員等のソーシャルワーカーは、ケアマネージャーさんと同様に、アセスメントの時にさまざまな情報を主収し、分析統合して、施設内外等でネットワークを組む必要性があります。そうなるとアセスメントを取るときに、どこまで情報収集ができるかにより、その後が左右されます。この力に乏しい社会福祉士を持った相談員さんをたくさん見てきました。
こういった現実を、新カリキュラムではどこまでカバーできるのでしょうか?今度の社会福祉学会、社会事業大で行われる奥川幸子先生と渡部律子先生担当の講習、全社協の社会福祉士実習指導者講習会(10/30-11/1)等で確認してこようと思います。
コメントありがとうございます。
貴コメントをヒントに
記事を書いてみました。
*第3191号