介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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発信する日本【社会福祉の分野で】

2008-05-20 15:34:55 | 地球→ドイツブログ
【もらうだけの日本】
ドイツから帰ってから4半世紀がたちますが
ヨーロッパで一番印象深かったことは
日本は「内向け」の国だということです。

その後、日本の存在は(経済活動はもちろんですが)文化面などで高く評価されるようになりました。

でも、学問の分野ではどうでしょうか?
あいかわらず、「横を縦に」(翻訳)の方法が多いですね。
社会福祉学の分野でも同様です。

【とりあえず英語で主張する・・】
テレビなどで英語を母国語としない国々の政治家や学者が英語で話すのを良く聞きます。ともかくも、国際語としての地位を固めつつある英語で自分の状況を話し、主張を述べ、意見を言わなければ、国際社会では「無」です。

今日ご紹介する
Journal of Social Policy and Social Work No12, 2008

は、社会福祉の分野での日本の研究を英語で発表している数少ない雑誌です。
(写真は、この3月に発行された最新号の第12号の表紙です。発行先の日本社会事業大学・日本社会事業研究所のサイトには、第11号までしかアップされていなかった。しかも、雑誌名のみ)

*Japan College of Social Work, 日本社会事業大学

【内容も注目・・】
第12号(pp1-61)には、4本の論文が掲載されています。そのうち、日本人の論文は、次の2本です。

○ CompassionFatigue in Japan :pp5-13

○ Improvisational Body Expression and its Functions in Dance Therapy  :pp15-32

この2つのタイトルをみて、どこかで聞いたかな?
と思われた方は、大正解。

先の論文は、藤岡孝志教授の論文を先行研究として修士論文の中間発表をしたTさんのテーマです。(このブログの5月10日の記事)

次の論文は、「ダンステラピー」についての著書をかいた八木ありさ准教授によるもの。(八木ありさの著作の紹介は、私のブログ、4月17日付。「音楽療法」のカテゴリで)
 
【外国の研究者の論文も】
あと2本の論文。
・アメリカのメディケイドの州別の財政格差
 を論じたM・オザワ(ワシントン大学)教授とノースカロライナ大学の学生Yeong hun Yeo の論文

・Social Enterprise について論じた
 香港市立大学のJoseph Kwok 准教授
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