介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

「介護難民」

2007-08-31 12:12:47 | 介護福祉
『10年後のあなた』
シリーズその5

この新書では
全部で39の小さいテーマが掲載されていますが
つきつめると
10年後は・・・
・働く場が厳しい
・安心して老後がすごせない

という話ばかり。

今日のテーマは
「介護難民が出現―介護現場は超人で不足に陥る」
(p119-p121)

○ この本の結論
介護労働力を海外にも求めようとしているが
その外国(フィリピンの例)からだって日本へはこない。

○ 書かれている事実
・ホームヘルパーの平均年収 260万円 < 全労働者 453万円 (2005年)
・介護福祉士資格への統合 ホームヘルパーに500時間の研修→主婦には無理か
・2006年 フィリピンとの協定 
  2年間で最大1000人の看護師・介護福祉士の受け入れ
・「くすのきの郷」(東京都文京区の特養)の不正請求事件 2007年春 

○ 読んでの感想
・直接的な介護スタッフのほかに
多数の「軽い介護」というか「軽い面倒見」の必要な高齢者が続出する。
このとき、例えば、子どもがいない、子どもが遠方に住む、近隣に知り合いがいない・・
といった人々は膨大な数になる
 これに対して、若い人の数は減るわけだから、よほどの思い切った対応がないと
のりきれないのでは??
 (茨城県では、中学生に3級のホームヘルパー資格を取らせていると聞いた)
 家内の中学や高校の同級生は、多く鹿児島に住む。ちょうど親が90歳前後で、
軽い認知症からある程度重い認知症までの介護に携わっている例が多く、
このテーマは、もう論ずる段階を越えている。
「介護保険」は、その一つの回答ではあった。

しかし、費用負担の制度を作って万事OKなんて簡単なわけはないですよね。

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