介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3889号 クリステーン・ブライデン(オーストラリア)

2010-08-28 15:00:16 | 認知症
第3874号 アルツハイマーになった東大教授

へのコメント(2010.08.25)
で、kotobayorimoさんから、オーストラリアの方の名前を教わりました。


勤務する大学の図書館に、日本語訳が2冊入っています。(写真)

私は誰になっていくの?

私は私になっていく

の2冊です。

発行(2003,2004)以来、沢山の版を重ねていて、認知症の関係では、よく知られた重要な本だとわかりました。

kotobayorimoさんのコメントが無ければ、認知症の患者自身が自らを語って国際的に話題となっている方のことを知らないままだったでしょう。

まだ、読みかけですが、翻訳もよくこなれた日本語で素晴らしい本だと思い、とりいそぎご紹介します。

ネット上では、たくさんの感想がヒットします。
最初のほうにヒットした2件のみリンクします。

2004.08.29

2010.05.05


ご本人のサイトもあります。(英語)

Christine Bryden
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2 コメント

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Unknown (しん)
2010-08-28 16:10:28
この本は、といいますか、クリスティーンさん自身の執筆と語りは、
日本の認知症の人のケアに大きな影響を与えましたよね。

認知症の人本人が、認知症になったことについて自分の言葉で語る。
そして関わる人たちがそれを受け止め、本人の気持ちに近づこうとする。
一見当たり前のように思える「本人の声を聴く」ということが、
認知症の人のケアでクローズアップされたできごとでした。

2004年の国際アルツハイマー病協会国際会議・京都のときにも
クリスティーンさんは来日し、語られましたが、
その際に、クリスティーンさんの語りに触発され、
日本の若年認知症の人も公の場で語り始めました。
福岡の越智俊二さんが国際会議で
自分の認知症のことを語ったのが初めてと言われています。
NHKや民放でも日常生活と妻の須美子さんの介護を追った番組が放送されました。
昨年、越智さんは亡くなられましたが、
妻の須美子さんが俊二さんとの生活について本を出されています。
「あなたが認知症になったから。あなたが認知症にならなかったら。」(中央法規出版)
今はその経験を伝えようとあちこちで講演されたり、ブログもされています。
「穏やかに笑っていたい」
http://himawari1015.cocolog-nifty.com/blog/

9月に新潟へ来ていただいて、お話を聞かせていただくことになっていますので、
非常に楽しみです。

この越智さんをきっかけに若年認知症の方々がテレビや書籍、雑誌等のメディアで
実名で自分の思いを語ったり、介護者のご家族とともにお話をされることが増えました。

本人の思いを語っていただけるような支援
語っていただいたことを受け止め、関わりに生かせるような支援を
強く意識するようになった大きな出来事でした。
ありがとうございます (bonn1979)
2010-08-28 16:31:35
しんさん

ご教示いただいて
ありがたいです。

この10年近くの間に
認知症をめぐるスタンスが大きく変わった。
それにはクリステーンさんの存在が大きかった
といういきさつが
よくわかりました。

twitterのほうには
RT田中氏からのコメントをいただきました。

*越智さんのサイトを資料集P6430にリンクしました。カテゴリ認知症。
なお、水木理氏も認知症の当事者としてブログを発信しておられますね。P1402(2009.09.04)など。

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