介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第1663号 「オンライン大学」の提案(三浦 展)

2008-10-06 23:02:39 | ネットの世界
【大学こそが学力低下の原因】
三浦 展『下流大学が日本を滅ぼす!ひよわな”お客様”世代の増殖』(ベスト新書、2008年9月10日初版第3刷。写真は、その表紙)は、大学の学力低下をルポしています。

私立大学に20年以上お世話になってきた私には、きつーぃ言葉ですが、否定はできませんね。定年まであと2年となってくると、現実を直視したいと思いますから、タイムリーな本です。

【教育体制の大刷新】
大学が病んでいるのは、日本の教育体制が耐用年数を過ぎたからで、大学だけをいじっても改善はしないのですが、
筆者は、
次の4点を提案しています。pp.200-201
1 社会に出る年齢を下げる
2 多くの人に社会に出て役立つことを教える
3 いつでも学び直せ、かつコース変更が容易な制度にする。
4 どこでも学べるようにする。

【オンライン大学】
この構想の具体的な内容は、本書に譲り、
「インターネットを活用したオンライン大学を普及させる」
というくだりに共鳴しました。

【2011年4月からは自分でやってみよう】
2011年4月、長い間の「サラリーマン」から解放され(その年の4月7日には満70歳に)て、何をするかですが(それまでに無事健康で、認知症にもなっていないとして・・)・・・
「私もそのインターネット大学をやってみよう」
いくつものコースがあってよいが、
「社会福祉学BLOG大学」ではどうだろうか?

【それまでの2年半足らずは、そのための助走期間です】
「除草」かもしれないです。
雑然とした関心を整理して、「社会福祉学」に収斂する。
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大学生の学力低下 (Maa-chan)
2008-10-07 03:10:52
 昨年春から,ある大学で老人福祉論を教えている方と,昨夏お酒を飲む機会がありました。
 その方いわく,
①授業中の携帯は当たり前,プレステやDSを音を出したままで遊ぶ学生もいて,授業として成立させることが困難
②ゼミでは,ゼミ員どうしで「ガン飛ばされた」「言葉が気にいらねぇ」と殴り合いになりそうになることが何度もあって,その都度止めに入らなければならず,議論ができない。
③毎朝教員が交代で校門に立ち挨拶をしている。
④学生の「不登校」に対応していて,家族関係に大きな課題がありその支援が今の「ソーシャルワーク実践」になっている
 等でもう疲れた,と。

 福祉系学部(介護・保育も含め)は,卒業後人と接し,支援する仕事に従事することを目標にしていますから,やはり卒業時に最低限の知識と実践力は持っていてほしいと,一人のワーカーとしては思うところです。

 最低限以下の知識と実践力,そして何より社会人としての基本(挨拶等)がない人が,「専門職」を名乗ることになると,「専門職」全体の評価が下がります。

 そうならないよう,大学にも努力が求められるでしょうし,個々の大学の努力以上に大学教育全体をどうしたいか,国全体で考えていく必要があると思えてなりません。
何のための教育 (bonn1979)
2008-10-07 05:09:23
Maa-chan さん
コメントありがとうございます。
全国どこも惨たんたる現状ですね。
(私の小クラスは挨拶OK、気持ちのよい若者です)

学ぶべき人が費用負担少なく学べること
学ぶ学力がない人はそれそれにふさわしい職業教育を
三浦さんの本は、大胆に現状を把握し、
(困難を覚悟で)改革の提案をしています。

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