介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3713号 イギリスという鏡から

2010-05-31 05:52:13 | 地球→ドイツブログ
写真は、奄美の加計呂麻島。奄美・加計呂麻島なんでもありBLOG 2010.05.30 からお借りしました。


【政権交代】

今月、イギリスでは、13年ぶりの政権交代がありました。

ブログでも多くの記事があります。

新生大島新聞 2010.05.13 は、イギリスの政権交代を素材に、日本を、そして奄美を考えています。

イギリスは、英語ということもあり、ネット上にもたくさんの記事があります。
戦後のイギリスの経済政策について述べた、

Vivid forum Column

は、この3月まで、鹿児島国際大学経済学部の教授だった伊藤明彦先生のサイトからです。
ブレアーの登場までの戦後のイギリスの政策を回顧しています。現在のイギリスの理解にはこのような長い歴史的な視野が必要ですね。


【労働党政権の評価】

これは、英語ですが、「資料編」にリンクしてあるギデンスの論評が重要です。

P 5132

ギデンスは、社会学者ですが、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスの学長を勤め、労働党のブレーンとして「第三の道」を提唱したことで日本でも知られていますね。

この短い論文(Policy Network, 2010.05.17)において、労働党政権の遺産を評価しています。この時期は、経済のグローバル化、サービス産業の優位、インフォメーションの革命が起きた時期でもあり、新しい政権も、この大きな潮流に対応せねばならない・・と説いています。


【ヨーロッパ社会モデル、ESM】

ギデンスの社会政策に関する体系的な思想を知る上で、これも英語ですが、

P 5095

は、重要な論文です。(progressiv politics, vol4.3 pp.6-12)
ヨーロッパ各国の社会政策を展望して、RESM「新ヨーロッパ社会モデル」の原則として、次の5項目をあげています。

1 受身の社会政策から積極的な政策へ(例:教育への投資)

2 積極的な労働政策(権利と義務)

3 flexicurity (柔軟性と効率性)

4 負担原則

5 脱官僚


【ドイツが中心ですが・・】

「坂之上介護福祉研究会」(資料編)の中心的な素材は、私がおもに勉強しているドイツのものが多いのですが、社会政策の分野におけるイギリスの重要性から、イギリスに関する資料も多いです。

カテゴリ013 イギリスⅠ 政治や経済。81件の記事を収載。

カテゴリ014 イギリスⅡ 医療・年金・介護など。92件。

カテゴリ819 UK介護 最近の「国民介護サービス」構想に関するもの、15件。(介護政策のうち、古いものは、上記「イギリスⅡ」に含まれています)

カテゴリ210 イギリス検索 には、イギリスの検索サイトなど、15件をあげています。


                     《1688字》
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