介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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加藤博史『福祉哲学』(その5)

2008-06-30 05:26:24 | 社会福祉
【5回目ですが・・】
加藤博史『福祉哲学』を読んでいます。
今日で5回目。
まだ、「はじめに」のなかば。
先を急ぎません。

「社会福祉学とはなにか?」
という大問題を解きほぐすのに、この『福祉哲学』がいいと思いました。

著者は、
社会福祉学の博士号を持ち、実践活動を多くやっておられ、社会福祉学を講じておられる。

副題の
「人権・生活世界・非暴力の統合思想」に、著者の考えが凝縮されている。

【わかるとは・・】
『福祉哲学』がわかるとは・・

① 
まず、普通に生活する人に理解され、共鳴される必要がありますね。
私のブログのブックマークやカテゴリで言えば、
・奄美の「なんでもあり」さんや「徒然なる奄美」さん。
・ベルギービールの麦酒本舗のご主人、カントリー雑貨さくらんぼのご主人、Gayaコーヒーのご主人・・・それにこれらのお店に出入りするお客さん達。
医学・法学・建築学・・などは、内容の難しいことはともかく「こういう学問だ」ということでは日常生活・市民生活で了解が得られていますね。
「社会福祉学」は(日本では)まだそこまではいっていない、と思います。


次いで、
当然のことですが、
社会福祉の現場で毎日働いておられる皆さん、社会福祉士の資格をお持ちのかたがた・・
私のブログのブックマークでいえば、
北海道のmasa氏や京都(最近は岡山へも)の岩清水さん、名古屋のtahi_tiさん。
岩手のきむらさん。長野のカンポンLIFEさん。
いわば社会福祉に一生と生活をかけておられるかたがたから理解され、支持されることが必要ですね。


最後に、
そこでの議論が国際性を持つかどうかですね。
これは、星野信也先生の教えでもありますが・・。
私のブックマークで言えば、中ほどに挙げている欧米の社会福祉・社会保障関係のHPやブログの概念と重なり合っているのかどうか
国際社会で通ずる概念・思考方法なのか。
英語で言うと
social policy
social care
social work
といった概念・用語で説明され・議論されている場で通用する論理なのか。

【学生への講義で】
私自身は、
『福祉哲学』については、講義を受けたこともなく、論文も著作もないです。
いちおう現役の教師で、「社会福祉概論」を担当しているので、
「教室で学生達に話すことができるかどうか」
学生達に理解できたか、内容について賛同してもらえたかどうか
という視点で本書を読みすすみたいです。

「国際的に流通可能か」については、「社会福祉の国際比較」を担当してきた私の仕事でもあります。

*「はじめに」の「3 福祉的価値とは何か」に入る前に1200字を越えました。
*写真は、昨日、鹿児島市内、自宅近く荒田1丁目あたり。
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