介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第3895号 緊急提案:高齢者対策は首相のリーダーシップで

2010-08-30 09:49:08 | 2012年改正→別ブログ
第3892号 成年後見と専門職

を書いたばかりですが、
そのポイントは、

高齢者を支援する専門職/社会的支援を強化する

ということです。

総理大臣にしかできないことは、各省の垣根を破ること。
報道によれば、成年後見も含まれていますが・・・

朝日新聞 2010.08.29


今回の改正に関しては、介護福祉の現場からは、財政緊縮に備えた一層の切捨て
があるのでは?との危惧が強いですね。

岩清水日記 2010.08.25

のように、今回の改正(2012年改正)への関心がネットの上でも高まっています。


【緊急提案の骨子】

今朝書いた上記記事(第3892号)を踏まえて、

1 成年後見に関する法制の改正と公的な支援の拡充

2 社会福祉士のほか、介護福祉士、介護支援専門員の中から後見人を選ぶ

3 法務省・厚生労働省・財務省などが関連するので、首相直属の検討機関が具体案を進める


【国際会議を注視しよう】

この10月2日~4日、横浜で、成年後見法世界会議が開催されます。

この分野で、日本が国際的な潮流から大きく遅れていることが明らかにされるでしょう。

第3742号 2010.06.15


*写真は、「鹿児島散歩」2010.08.29から。
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5 コメント

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Unknown (しん)
2010-08-30 13:03:54
認知症の人への支援の柱としての
成年後見制度への注目は、大変重要だと思います。

ただ、その本質は先生の記事中にもある
「高齢者を支援する専門職/社会的支援を強化する」
だと思うのです。

総理自身はそのあたりを意識して今回のコメントをしているようには思えないのです。
ただ、単に現在の課題をなぞり、「住み慣れた地域で暮らす」ことに固執しているように思えてなりません。
(つまり、省庁に踊らされている?)
地域で暮らし続けることへの諸課題のひとつ、という位置付けのように感じます。

世界会議の分科会のテーマを見ても、
現状に即したより深い議論がなされようとしているのに、
取上げ方が薄っぺらいように思えてならないのです。
このあたりは、私自身、成年後見人ではありませんので、
うまく実感を基に表現できません。
実際に関わっている皆さんから語っていただきたいところなのですが…。


それを乗り越え、確かに総理しか持ちえない権限で話を推し進めるのが、
垣根を越えた政治力でしょう。

期待したいのですが、こういったことを政局の風向きを変える「うちわ」にされていることが多いので心配です。
それを避けるためにも、現場の声をもっと、今すぐにでも届けなければいけないと感じています。
福祉の分野でこそ (bonn1979)
2010-08-30 14:20:24
しんさん

コメントありがとうございます。

ご明察のとおり
総理は詳しくは知らないと思います。
「政局」向けの振り付けですね。

報道で高齢者を訪問する首相の画像が
でたときに
すぐ「臭い」と思いました。
すぐ後ろにY政務官が映っていました。

経済や外交には土地勘はないようですが
薬害エイズでの活躍は記憶に新しい。

たまたま鹿児島で社会福祉士の方の
後見人活動のご苦労を見聞していましたし
ブログで
どりーむさんはじめ
多くの方のご意見というかとまどいも
聴いていたのですが

実は
この記事は
妻に言われて急いで書いたのです。

今朝、これからキャンパスに出かけようとしていたら
妻の友人たちとおしゃべりしていて
その子どもの代には
社会から孤立する高齢者がもっと増える
という話題になったという。

目下
国家戦略室の局昇格をあきらめたり
財務当局の顔色をうかがう感じが
強いだけに
強力なリーダーシップで
ヨーロッパのような法制へと
転換することを
具体的に国民に語るべきだ

いう話になって
急遽書いてみた・・といういきさつです。

Unknown (裸王の部屋田中)
2010-08-30 14:20:44
私はこの分野の専門ではないので、詳しいことは分からないのですが、しんさんが全てを適切にコメントされており、私も先生の提言に賛成です。

ただ、提案2については、ただ資格を有しているだけでなく、後見制度や認知症について何らかの条件は必要になるのではないでしょうか?あまり資格や上級資格みたいなものの創設は、また何か問題を起こしそうで嫌ではあるのですが。

確かに垣根を越えられるのは、首相か首相直属でなければ、この国では動きようがないと思います。

専門外なので、ずれている内容でしたら申し訳ありません。
資格と研修と (bonn1979)
2010-08-30 14:31:33
裸王の部屋田中さん

超多忙な1日のあとを
コメントありがとうございました。

実際には
既存の勢力というか各専門職の利害があるので
白紙に書いたようにはいかないでしょうね。

北欧でできたのは
500万人とか900万人とかの規模での
コンセンサスが得られやすいからですね。

ドイツでは
法律は連邦議会ですが
資格関係の詳細は州政府の仕事ですね。

ですから
きちんとした問題提起は
首相自身が問題点を把握し
構想を示す智恵を持ち合わさないと
できませんね。

トヨロ先生のアイデアも
いい点を突いているなぁ
と思っています。
みなさんが (gitanist)
2010-08-30 20:33:00
しっかりとコメントをされていますので、一言だけ。

こんなことを「パフォーマンス」でやられてはたまりません。山井政務官も何しているのでしょう。

じっくり経過を注視していきます。

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