介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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昭和16年8月模擬内閣総辞職

2007-07-28 16:18:40 | 映画・読書
明日は投票というので
「お願いします」の声が響く
考えてみれば、「お願い」しているのは
私たち選挙民が政治家に「政治」を委ねて「お願いしている」
はずですが・・どこですれ違ったのか。

転居の通知をかねて暑中見舞いを出したと書きましたが
その後もいろいろお便りをいただく。

・認知症の姑さんの介護で大変な日常の方

・かっての同僚で(私と違い)最後まで残った人は
最近の天下りや社会保険庁のことで心労が積もる様子

・いわゆる独立型の社会福祉士の草分けの方から
コムスン問題で、経営者にもっと毅然とした
進言も出来たのでは と悔やみ決意を新たにしている文面

さて
今日の見出し

太平洋戦争の開戦は、昭和16年12月8日
私の生まれた年で忘れられない年であり
日本の長い歴史でも重要な日です。
この年、8月23日
官僚・軍・民間の30歳代のエリート33人からなる
「模擬内閣」が40日間の(模擬)閣僚を辞した。

この年4月、総力戦研究所がおかれ
「今戦争をしたらどうなるか?」の下問を受ける。
8月27日・28日の両日、模擬内閣は、首相官邸で
本物の内閣(当時は、近衛第3次内閣)に説明した。

「もし、戦争をすれば、負ける」という模擬内閣の
作業結果と見通しを述べた日である。
この内容は厳重に秘密とされた。

この後、東条内閣となり、開戦。
多くの命を失って、この若き官僚たちの見込みどうり敗戦。
猪瀬直樹の原作「昭和16年の敗戦」は、1991年フジテレビで
ドラマ化された。
この7月発行された、文春新書(583)『空気と戦争』は、
この話を東工大で講義したことを下敷きに
小泉内閣当時の道路公団民営化の議論の経過と
重ねて書いている。


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