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第3050号 戦後世界経済史(その9):第4章に入る

2009-07-15 07:58:45 | 経済
写真は、奄美のマングローブ。「徒然なる奄美」の7月14日付記事からお借りしています。

今日は、
第3039号 戦後世界経済史(その8):第3章第3節 (7月11日)の続きです。

第1章から第3章までをふりかえります。
第1章では、世界経済の歴史を考える視点が提供され、この60年間の世界経済の特徴が概観されました。

「第2章 復興と冷戦」
では、大戦後のヨーロッパの復興、ソ連経済、ドイツの復興を分析しています。

「第3章 混合経済の成長過程」
では、日米の経済戦争、アメリカの発展とベトナム戦争、多様なヨーロッパ経済をまとめています。

「第4章 発展と停滞」では、東アジアや東欧、ラテン諸国などの経済発展を扱っています。(4つの節に分かれています)

その後、第5章では、石油危機以降の世界経済を
第6章では、バブルの崩壊にいたるまで
まとめで、著者の経済思想が語られます。

【第4章第1節】pp.136-171
小項目をあげます。

・中国へのソ連型計画手法の導入
・大躍進政策
・文化大革命と中国経済
・東アジアの土地改革
・香港とシンガポール

と、中国を中心とした東アジアの経済発展の特色がまとめられます。
→第5章でも触れられる。

【印象に残ったこと】
○ 中国では、1959年から1961年の3年間で、1,600万人から2,700万人が餓死したと推定される。p.160

○ 1976年まで続いた「文化大革命」では、約50万人が処刑されたと推定されている。p.162

○ アジアで、社会主義的な指令経済の要素がもっとも薄かったのが、日本とタイだった。この2つの国は、西欧の植民地とならなかったという共通点がある。p.170
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1 コメント

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政策と僕 (陳)
2009-07-15 10:51:49
 僕の人生とは、「文化大革命」という政策の終焉した後(生まれ)、「計画経済」の下で(将来の人生に憧れ)、「改革開放」と共に、自己自身も徐々に成長していた。

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