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第3032号 戦後世界経済史(その7):第3章第2節

2009-07-08 22:45:21 | 経済
写真は、奄美から、ヒオウギ。光の中で の7月8日付記事から。

しばらくアップできませんでした。

第3章 混合経済の成長過程
 第2節 雇用法とケインズ政策 pp.116-130

小項目:
基軸通貨国の責任
米国のインフレーション
「偉大な社会」
貧困との戦争
ベトナム戦争の経済的帰結

キーワード風に内容の要点:
L.ジョンソン大統領 
ベトナム戦争→最大で50万人の地上軍投入
The Affluent Society, 1958 ガルブレイス→アメリカの偏った社会政策の問題点を指摘
「もう一つのアメリカー合衆国の貧困」M.ハリントン、1962
公民権法 1964

【感想】
メデケア(高齢者医療)とメデケイド(医療扶助)の公的医療制度の創設の財政的な影響が大きい。
この問題は、今日的な問題でもある。(オバマ大統領の国民皆保険計画)
ベトナム戦争での「見えない損失」としての言論の信用の喪失 p.129が大きい。
*日本のメディアは、いつから権威を失ったのか?(政策への直接介入)
アメリカ経済を支えた戦後体制(ブレトン・ウッズ体制)崩壊の始まり→今日までも尾を引いている

【書評】
本書の書評を日本経済新聞(2009.06.28)で読みました。(鹿児島版でp.23)
評者:堂目卓生(大阪大学教授)
「・・本書は現在手にすることのできるものの中で、最も信頼できる戦後世界経済史の鳥瞰図である・・」


*もともと凝縮された内容なので要約的に紹介するのは難しいです。この本を素材としながら、今日の世界経済を構造的に理解したいですね。
とくに、「経済と社会政策」という視点で。夏休みには、毎日1節読みたいです。
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