介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3249号 上荒田の夜はふけて

2009-10-17 07:59:02 | 上荒田界隈
森 進一 「うさぎ」

「那津」でお客さんが歌っていた。
初めて聞いた。

最初は、森進一(鹿児島出身)のマネだろう・・くらいに聞いていた皆も
歌い手の感情のこもった歌いぶりに引き込まれていった。
「ウサギ追いしかの川・・」とふざけていたのですが
森進一の世界を代表する歌であることがわかった。

テレビでは歌わないという。
舞台では、最後にこの「うさぎ」をうたうと。

長い曲で
リンクした冒頭の部分だけでは意味はわからない。


木曜の夜と
金曜の夜と
続けて2晩、「那津」へいった。
一と月の間ごぶさたでしたが。

平凡な言い草ですが
そこには多くの人生が凝縮されている。
1日で客層ががらりと変わる。

飲み屋では
名刺は交換しないし
名前だって常連の人たちは愛称で呼び合っている。

私も
「先生」は昼だけで勘弁して欲しい。
黒伊佐錦のボトルには「とおるちゃん」と書いている。

昨日の午前
最近出かけている歯医者さん。3時間かかった。
終わっておしゃべり。
先生の奥さんが家内の里の隣町(大隅半島)であることを知り
話がはずむ。

昨日の朝日新聞の「声」欄だったか
年老いた読者の楽しみは
近所の居酒屋での晩酌だとあった。
おしゃべりが楽しいとあった。

ということは
私がでかけたのは、鹿児島は上荒田の「那津」ですが
全国に
たくさん「那津」のような店があり
私が体験したように
酒を介しながら
本音のおしゃべりが続けられている。

男は女の話を
女は男の話で盛り上がる。
「那津」は「那津子」さんというママ(私が「奥さん」と言ったら「誰?」と返された)の人柄の魅力と
あるときは高い声で
あるときはそっとほっておき
という40年の体験からくる
見事な客さばきによって
筋書きのないドラマを引き出している。
夫婦でみえるお客さんが多いのも嬉しいですね。

病気や経済的な事情で
悩み多い日々を送る家族
社会というか世間は頼りにはならない
「遥香の日記」は
神奈川で起きた悲しい事件を伝えていた。
「どりーむ」さんのコメントが続く。

毎日
2つのブログを書きますが
どちらも資料集であって私の考えは書かれていない。

キャンパスで出会う仕事のうえでの
付き合いの人たちと
本音のおしゃべりができるわけではない。

旧友は
金沢、東京、北海道と離れ
多くはこのブログを読まない生活。

このあいだ
那津のお客が
「土曜日もやってくれ」といっていた。
「普通の日だってやめたいのに」といいながらも
おかみさんは
真剣勝負の毎日を切り盛りしている。


*このブログの一番下のカテゴリ那津 をあわせてご覧ください。
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4 コメント

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温かいもの (yuko1989)
2009-10-17 09:37:08
が美味しい季節になりつつありますね(^ω^)

平凡の中に様々なことがあり、様々なことの中に人間味があるのでしょうか♪


今日は雨ですね。
平凡なことこそ (bonn1979)
2009-10-17 20:30:16
yuko1989さん

コメントありがとうございました。

68歳になると
ごく平凡なことが嬉しくなりますね。

人生は
建前や教科書だけではないものを
多くの失敗の中から選んでいくこと

そんな気持ちで
常連客のおしゃべりを聞いていました。

教室の方は
「これから」 のひとばかり
これまでどおり
楽しく展開していきたいですね。
那津さんに居るみたい (おっちゃん)
2010-11-30 20:25:06
『うさぎ』さんのカキコを拝見し那津さんの雰囲気を思い出し今すぐにも出掛けたい。

ママさんと逢いたい。そして元気を貰いたい。
先生ともお会いしたい。
一年前ですね (bonn1979)
2010-12-01 15:17:20
おっちゃん さん

懐かしい記事を
お読みいただきました。

近いうちに
実際に
お会いできることを
祈っています。

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