介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3829号 浜六郎『認知症にさせられる!』(幻冬舎新書)

2010-08-06 05:41:50 | 認知症
浜六郎『認知症にさせられる!』(幻冬舎新書)を買いました。

義母92歳(要介護度3)は認知症が進んでいますが、他の病気の薬も飲んでいるので、ハンドブック的な意味で買いました。

この本のいっていることは唯一つ、
患者も薬のことをよく調べる必要がある時代になっている
ということですね。

個別の医薬品については、科学的な評価を巡って結論が定まっておらず、著者の時として断定的な物言いに反発するむきもあるようですが、私はこの先生のスタンスを信用しています。

本書は、やさしい認知症の解説書ともなっています。

著者が行っている活動のサイト:

医薬ビジランスセンター

リンクが充実しています。
その一部:

ISDB
Arzneimittelbrief(ドイツ)
Health Action International(HAI)
Therapeutic Guideline Ltd (Australia)
Public Citizen Health Research Group
薬害オンブズパースン
全国薬害被害者団体連絡協議会
陣痛促進剤による被害を考える会
医療情報の公開・開示を求める市民の会
新薬学研究者技術者集団
薬害タミフル脳症被害者の会
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6 コメント

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またまた課題図書 (げんき)
2010-08-06 08:39:58
先生、おはようございます♪

遅読の私は、まだ『41歳からの哲学』をぼちぼち読んでおります。

また興味深い本を教えてくださり、ありがとうございます。

結婚前はよく本屋さんに行って、思いがけない「出会い」を
楽しんでいましたが、今は電車に乗らないと大きな本屋に
行けない環境でして、こうして紹介していただけると
求めやすくなりますね。

池田晶子さんの「死生観」と私は似ているところがあり、
興味深く読んでいます。
診断のあと (どりーむ)
2010-08-06 08:51:41
よくあるのが、
物忘れや、
家族や支援者側が「よくわからない」
症状にであうと、
すぐに「認知症だ」と思ってしまうことです。
そして、「しかたがない」と。

これでは、昔は「年だから」と
いっていたのと同じだと思います。

また、仮に「認知症かもしれない」と
医療機関に受診して、
「認知症ですね」と診断を受けることで、
安心してしまい、
それで終わってしまっていることも
多いのではないかと思います。

認知症について、
その症状や薬への反応が一番よくわかるのが
家族であり、
支援者だと思います。

診断はもちろん大事です。
しかし、診断をうけたあと、どう係わるのか。
それが、もっと大事な事と思います。
並行して読みます (bonn1979)
2010-08-06 14:47:02
げんきさん

コメントありがとうございます。

池田さんの本は
読み終えたのではなく
気になったところを
拾い読みです。

この認知症の本は
マニュアルのようなものなので
薬の本を置いてあるコーナー
におきました。

この記事を書くために
要点は読みました。

私の読書は
こうしていろんな本を
並行して読みます。

ブログに紹介するほどではないものもあり
何回かで連載で紹介したものもあります。
本人や家族も (bonn1979)
2010-08-06 14:51:32
どりーむさん

コメントありがとうございました。

昔と違い
情報量も増えましたが
本人や家族も自分の問題として
まなぶべき時代になりましたね。

話がそれますが
父は胃癌でなくなったのですが
当時は本人には告知はせず「潰瘍」といった説明でした。
ところが薬の名前を知り
自分ではガンの末期と悟っていたふしがありますね。
父は薬剤師でした。
話がそれついでに・・・ (どりーむ)
2010-08-06 15:29:29
私が看護師になったころに、
癌の告知をどうするか、で議論になっていました。
告知しないことが普通だったため、
告知することで、そのあと、どのように対応するかなど、
いろいろな議論がありました。

月日が流れて、今、
癌の告知は、あまり大きなためらいもなく
行われることが多くなりました。
そのため、心を痛めている患者さんが
多くいるように思います。

そして、告知については、
認知症についても、同じだと思います。
認知症の人は何もわからなくなるのではなく、
物事を忘れることを自覚しながら、
その不安と戦いながら、
周囲の人達と、
今までとかわらない日常生活を強いられています。

診断と病名を知ることは、
もちろん、人としての権利ですが、
知らないことを選択できることも、
また、権利だと思います。
知らない権利 (bonn1979)
2010-08-06 16:03:42
どりーむさん

ありがとうございます。

たしかに
「そっとしておく」ことには
心配りもルールもいりますね。

これから
ますます増える問題のわりには
一般の方の生活レベルでの智恵
には達していないようです。

PS 今日は
幾つか学内の雑用のために学校にきています。

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