伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

自分の物では無いのです

2009-12-24 15:20:56 | Weblog

夫婦の関係で悩む人が多いですね。
夫婦間では、伴侶を自分の所有物だと思う限り、苦しみは生じます。
やはり、自分の思い通りに妻や旦那に動いて欲しいし、さらに難しい事は、自分が期待をする「反応」までを相手に望んでしまっている事です。 これは難しい事です。
例えば、妻が一生懸命に作った料理を食べる時、旦那は「頂きます」だけではダメなのです。
一口食べた後の「美味しい~」がなければ、妻にとっては面白くないかも知れませんね。また、違う言葉を期待している女性も居ることでしょう。
この様な、相手から返されるお互いの反応の仕方までが、夫婦関係の良し悪しに影響する事に成ります。

昔、大阪へ仕事で行った時、道路が渋滞していました。
運転席から何気なく歩道を見ましたら、年齢が70歳ぐらいの御夫婦が歩いておられました。
男性の頭髪は、見事な光沢のある白髪をされていました。見覚えがあるなとよく見ましたら、司馬遼太郎さんでした。
奥さんは、とてもサイケデリックな色柄の服装をされていました。田舎では見たこともない様な明るい服でした。とても静かな感じで控え目に旦那さんに付いて歩かれていました。
旦那さんはアゴの線が強く、とても意思の強さが外観に現れていて、奥さんは控え目で静かそうな方でしたが奇抜な色の服装です。
この御二人の姿を見て感じた事は、旦那さんは奥様をとても大切にされていると言う事でした。奥さんは旦那さんの庇護の元で、天真爛漫な色を自然に選択していると私は感じたのです。影の在る女性は、選ぶ色も暗く成りがちです。
また、子供に絵を描かせた場合、その色遣いを見れば家庭での虐待の有無が分かるものです。
家族に明るい色を自然と好ませる旦那さんは、偉いのかも知れません、笑。
そして司馬さんは、路肩に立っているアル教団の「世界」標語を見つけますと、怒るような仕草をされて奥様に説明をされていました。奥さんにとっては、まったく興味の無い感じが面白かったのを覚えております。
えらく話が脱線してしまいましたが、夫婦問題の悩みは千年の昔もまったく同じです。しかも世界共通です。 そういう物なのです。
あまり深く考えずに、現状への感謝をして生きましょう。
結婚相手は、相手の親と先祖からの「預かりもの」だと思えば、観る目も多少は変わるものです。


生かして頂いて ありがとう御座位ます

コメント
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