昔、織田信長を描いた大河ドラマにおいて、戦国大名だった斎藤道三（さいとうどうさん）が義理の息子である信長が、死に急ぐような行動をしようと思い詰めている様子を見て言ったセリフが印象深かったです。
「たとえ犬に落ちてでも、生きよ」でした。
油売り商人から身を起こしたマムシ蛇の道三と呼ばれた人物です。生き恥の為に死ぬよりも、生き延びて笑えとは、武士で生まれ育った大名からは決して出ない、いかにも道三が言いそうな言葉でした。
その助言の甲斐があったのか生き延びた信長は、その後に天下取りへと運気がめぐるのでした。
これはドラマのセリフですが、とても大切な内容です。死後の世界での有り様から見ても、とても大切な真理が在ります。
この世のどんな苦しみが有っても、自ら死んでは後で絶対に後悔をします。
死後の４９日の間に、だんだんと自分の自我が薄れて行きます。そして、公平な良心からの視点で、自分の人生と行いを細部まで思い出す事に必ず成ります。
この時に、自殺が如何にもったいない大間違いだったのかを自分で知ります。この世に生まれ出るのが如何に大変で、ましてや自殺が出来るまでに成長する期間に、いかに多くの人々の御陰を受けていたのかを思い知ります。
そして、あまりの後悔の思いから自分で自分を縛り、魂を固定化させる世界へと自ら進んで行きます。第三者が裁くのでは決してありません。
この世で自分で肉体を殺した様に、死後も自分で自分を裁く事を継続する「迷いの世界」に居るのです。
（死後のバルドォ：記事検索「バルドォ」http://luce-tabi.jp/index.php?word=%E2%97%87%E2%97%86%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%99%BD%E5%B1%B1%E9%81%93+%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A9&type=and&sort_flg=0&encode=utf-8 ）
家系の霊線の中に留まり、死後も自分を裁く行為を繰り返しますので、この波動は嫌でも縁ある生きる子孫へと伝わっています。この結果で起こる現象は、親族の中での自殺の連鎖です。リピート現象と成る傾向が発生します。これは自殺者がわざとしているのでは決してありません。
例えば、隣に座る人物が嘔吐をしますと、その影響を受けて自分も気持ちが悪くなる現象と同じです。無意識下で家系の霊線内で繰り返される内容が反映するのです。
では、どうすれば良いのか？自殺者も必ず安心させる事が出来ます。
それは生きている縁ある人間が、感謝の思いを故人に送って上げる事です。
自責の念に縛られている故人に対して、「私たちが生きているのは、あなたが居た御陰」だと思って上げる事なのです。この「思いやり」が、故人を必ず救います。
最初は、故人が自分は迷惑しか掛けていないと頑なですが、あの世では必ず解けて行きます。故人の事を知る縁ある人が、この世で思う内容は必ず届きます。感謝の三本供養も、故人に感謝を贈るための手段の１つです。
逆に言えば、故人を知らない、縁が無い他人の有料先生は絶対に故人の供養は出来ないのが真相です。出来ると自称する組織や先生にダマされては生けません。お金だけが目的です。
また、仮にも精神世界を語る人間が絶対に言っては生けない事があります。
「自殺をしても、死後に楽に成れる」
これは大変な誤解を与え、大きな間違いであります。かならず死後に大後悔をする事に成ります。
何故ならば、心は絶対に死なないからです。この世の延長を旅するのです。この世で自殺をすれば、その延長に行くだけなのです。
この世の「短い」勉強中に、こんな間違いを聞かされれば、安易に死を選ぶ人が必ず出ます。
１万人に対して聞かせますと、少なくても１０人は自殺へとベクトルを合わせます。２万人では２０人以上です。
発言した先生自身も自分の死後に、自分の発言を信じて自殺した魂の存在を知る事に成ります。死後のバルドォを体験した時の、先生の自責の思いとは凄いものです。。。
生きている短い間ぐらいは、多くの縁ある人々、死んだ故人にも「思いやり」を向けて、明るく生き切りましょう。
大した事ではないです。必ず出来ますよ。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
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