どうも毎年発売されるクリスマス・アルバムは「家族でハッピー!」みたいな雰囲気があっていただけない・・・・。そんな人いませんか?
考えたらキリストの誕生日を祝うことは仏教では仏陀を祝うことと同じですが、他にも宗派がいっぱいあってややこしいし、そんなアルバムを作っても売れるかどうか???
そういう意味では、クリスマス・アルバムというのは西洋の慣習に根ざした特異な業界イベントと云えますね。確かにクリスマス・アルバムといえば異例のヒットとなったマライア・キャリーが代表的ですが、そのようなアルバムを普段聴くかと問われると、これもいささか疑問・・・。(他にも死ぬほどクリスマス・アルバムは発売されている)
そこでフェイス・エヴァンスのクリスマス・アルバムです!
今回のアルバムは復帰作に引き続いてリリースされたことに意味があるような気がしてなりません。彼女のこれまでのキャリアを紐解けば、神に祈るべきことも多いでしょうし、(短い間にスターダムにのし上がったこと、ノートリアスbigとの離婚~死別。そしてドラッグ、古巣バッドボーイからの離脱。そして復帰。新作のリリースと云ったキャリア・・・)そもそも子供の頃からゴスペル歌手として鍛え上げてきた歌唱力と精神から考えると、出来るべくして出来たアルバムなのかも知れませんね。
音の方もスタンダードなクリスマス曲は歌っていますが、「クリスマス曲を今風のアレンジで歌うとこうなるよ!」というようなアルバムに仕上がっています。なので特にクリスマスは意識せずに聴けるアルバムと云えるでしょう!なんともかわいいジャケットに内容は凄い情感と迫力の歌唱力にドラマティックな仕上がり!「さすがー!」っとノックアウトされますよ!(GOODMAN)