詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

痙攣する 沖縄・・・

2008-07-18 14:46:54 | Weblog
また 再び夏がやってくる
真っ青な空と愛の入道雲

長編小説にトライしょうと
炎天下に家を出て
図書館へ向かった

木々には蝉しぐれ
大地に染みて

冷えたスイカをほおばって
昼下がり
風鈴の音を聞きながら
淡い眠りに落ちた

何気ない
夏の一日に

幾十年前の夏休みを思い出している




また忘れえぬ8・15日がまじかに迫ってくる。
この日をもってあの狂気の第二次世界大戦は終結した・・・

嵐のような二十世紀前半、第一次第二次と大戦が続いた。
この大戦の原因は科学技術による「冥王星」の発見が大きく
関与していると私は確信している!

ここからは占星学、俗称星占いの話になる。
その発祥は古代バビロニアや古代のエジプトに端を発する
文明の黎明と同義の学問だ。イスラム、中世西洋と引き継がれ、
現代も星占いとして生き続けている学問、占星学。
古代、中世では目視できる範囲の惑星、太陽、月、水星
金星、火星、木星、土星まで「七惑星占星術」だ。
これはかなり優雅なものだ。
太陽は皇帝、月は婦人、水星は知識人、金星は女性、
火星は軍人、木星は法律家、土星は隠者とか・・・
占星学は惑星一つ一つに象徴的属性をあたえていて、
文学と近しい部分と、科学的な惑星位置の算定という
領域にまたがった学問だ。
ちなみにあらゆる学問があくまで人間のためにあるように
占星学も人間中心主義で「発見されてそれは始めて人にとって在る」
人間の意識に入って初めて作用する。

七惑星までは古来の伝承で済んだのだが、科学技術の発展により、
1781年にハーシェルにより天王星が発見され、新しい意識が生まれ。
市民革命、産業革命、新大陸の発見と81年の前後した大きな流れが
惑星の発見と結びつけられる。属性は科学技術など。
占星学が科学技術と文学的象徴と歴史社会学などが入り混じる、
現在の学問体系に収まらない事が少しはお分かりいただけたでしょうか?

1846年には海王星が発見されている。その時代にはオカルティズム、
神智学、フロイトの無意識の発見などがあてがわれ、目に見えない精神性とか
理想主義などがあてがわれた。

1930年、創価教育学会。今の創価学会の前身が日本のファシズムと
闘っていた時、トンボーによって冥王星が発見された。
この惑星には熾烈な属性が与えられる。プルトニウム、毒薬、ファシズム、
原子爆弾、地下室、タール溜め、大量虐殺の場所、死刑場などなど・・・
第一次第二次の大戦の誘因は、この冥王星に帰せられている。

そしてこの二つの大虐殺で、ヨーロッパ、中国、朝鮮、日本は焦土と化した
冥王星が人類に意識されたとき、その極北たるアウシュビッツと沖縄戦が、
その影を地球上に落とした・・・


戦闘員どうしの戦いならば、「おもい」はたとえ戦死してもこの地上に
残留するものではないし国家に手厚く供養される。

次に非戦闘員の虐殺 日本軍による、上海空爆。米軍による東京大空襲。
戦火に逃げ惑い、「生き地獄」という「思いで」死んでいっただろう・・・
焼夷弾で丸焦げの火ダルマになっても「川」「水」と思って亡くなられただろう。
一歩二歩とあるいて「生き地獄」に自ら生きる理由を見つけられたかも知れない。
この戦死者達の思いは残留しているだろう。8月15日の「戦没者追悼式典」と
聞くと何か呆然とした感慨に浸るのも民族にその記憶が受け継がれるからだろう。
長崎、広島は光ったと思った瞬間、蒸発してしまい「おもい」という点では、
消滅が先という全く悪魔の所業なので後に置く。

さて冥王星の影響の極北がアウシュビッツと沖縄戦の集団自決である。と
それはこの二つの大量虐殺が徹底して不条理の中行われたということに尽きる・・・
かたやユダヤ人という理由で、虐殺され。
沖縄の方々は日本軍人に「お国のため」と協力したのに穴倉に入り、
各々手りゅう弾を爆発させて自決せよ・・・それも強制だ。「ワタシハ、ウラギラレタ」


アウシュビッツと沖縄戦自決の「おもい」はいかがなものだろう。
考えただけでも吐き気がしそうだ。
人は極限状態でも希望は捨てないと思われる。
被爆者が水を求めるように、火ダルマの母が戦火から逃れようと一歩二歩と
歩むのも・・・

しかしアウシュビッツと沖縄の集団自決は「生」のどんずまり、
強制収容所と待避壕で起きている。ユダヤ人というだけで、
日本に協力したのに、その当の日本軍人が裏切り自決を強制する。
なぜ・・・なぜ・・・彼らは自身を呪ったかも知れない。

ここの土地には異様な「おもい」が残留する。
ナチファシストと日本軍ファシストの手で強制的に行われた蛮行の地。
冥王星の属性の極北としてのアウシュビッツ、沖縄集団自決の地。

沖縄は、今 痙攣している。
冥王星の毒で60年

私は解毒する。
私は祈る。
むせ返るような夏がまたやって来ました

私は祈る。
宇宙の大白光たる
南無妙法蓮華経で

冥王星の残留想念を消し去るため
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