詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

熱波の日

2012-08-13 16:15:59 | Weblog
熱波が通り過ぎてゆき
アスファルトの割れ目から
雑草は伸びて
風に揺れていた

胸を開けば
青空と白い雲
会話を交わして
大空を行く

家々の軒先に
風が降りてきて
音が風の音が切るように漏れる

熱波が街を通り過ぎて
太古の影が蘇る
あの時のあの日と同じ風が吹く

貴方は私を待って
防波堤の日陰で
昼食を広げている

強い風が汗を乾かし
一時の涼を与えて過ぎた

何もかも過ぎてゆく
午後に氷入りの冷水を飲む
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熱波の日

2012-08-13 16:15:59 | Weblog
熱波が通り過ぎてゆき
アスファルトの割れ目から
雑草は伸びて
風に揺れていた

胸を開けば
青空と白い雲
会話を交わして
大空を行く

家々の軒先に
風が降りてきて
音が風の音が切るように漏れる

熱波が街を通り過ぎて
太古の影が蘇る
あの時のあの日と同じ風が吹く

貴方は私を待って
防波堤の日陰で
昼食を広げている

強い風が汗を乾かし
一時の涼を与えて過ぎた

何もかも過ぎてゆく
午後に氷入りの冷水を飲む
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夏が行く

2012-08-13 10:40:07 | Weblog
雲が決まった方向に流れてゆく
何かを決心したように
明日の夢はきっと叶うさ

空き地の草むらで
虫のすだきを聴いて
静かに彼らと同化して
自由の空間を楽しんだなら

青空を流れる雲を追って
行き着ける最果てまで行く

すだく虫の心あり
遠くへ流れる思い

青空と草むした空間に
冒険の物語をそっと置いて

夢を幾つも織ってゆく
すだく虫 空き地の草を揺する風

青空は一言二言話をして
明日の行方を占う

夏が終わり始めて
一本の心の支えが消えた

夏深まる
コメント (2)
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