晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【滋賀県歴史探訪】 苗村神社(なむらじんじゃ) その2

2012年07月02日 | 滋賀県歴史探訪ブロガー
苗村神社 その1の続き。

滋賀県にある苗村神社境内の様子です。


■木像不動明王立像 <重要文化財>


神仏習合時代のなごりで
境内に不動明王像が安置されています。

今回、不動明王像を間近から
お参りさせていただきました。


鎌倉時代初めに造られた像と考えられています。

上体をひねった姿で
腰の優美な曲線に惹かれます。

像の高さは96,9センチ。


顔の風貌は厳しい印象ながらも
対面するとおだやかな気持ちになりました。




こののち、県道を渡って苗村神社の東本殿へと向かいます。

 


東本殿への鳥居。


参道脇にはこんもりと盛り上がった土地が見られます。
この辺りは、いたるところに古墳があり
「東苗村古墳群」と呼ばれるのだそうです。




■東本殿 <重要文化財>


朱塗りが美しい「東本殿」。
室町時代に建造されたものです。
一間社流造。屋根は檜皮葺。



「東本殿」の蟇股(かえるまた)もまた
華やかな彫刻が施されています。


「東本殿」前の狛犬の足元にも注目!
それぞれ可愛らしいですね。




苗村神社を参拝後、同じく滋賀県竜王町にある鏡神社へ行きました。

鏡神社へ続く



 <滋賀県歴史探訪記 INDEXに戻る




blogram投票ボタン

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【滋賀県歴史探訪】 苗村神社(なむらじんじゃ) その1

2012年07月02日 | 滋賀県歴史探訪ブロガー
JR野洲駅前を出発!の続き。



なむらじんじゃ
苗村神社


所在地:滋賀県蒲生郡竜王町綾戸467



社殿の多くが国宝や重要文化財に指定されている苗村神社を参拝しました。

もとは“長寸(なむら)神社”という名でしたが
平安時代、後一条天皇のときに現在の“苗村神社”に改称されたそうです。

【主祭神】 那牟羅彦神・那牟羅姫神・國狭槌尊



【ご利益】
開運招福/厄除/工芸技術/産業
家内安全/子授け/安産/子守り


鳥居をくぐって参道を歩きます。
参道の先には存在感のある楼門が・・・



■楼門 <重要文化財>


「楼門」
室町時代に建造。
三間一戸の入母屋造。


「楼門」の屋根の様子。
屋根は茅葺です。
風格があるたたずまいです。



■神輿庫 <重要文化財>


「神輿庫」<重要文化財>
室町時代に建造。
屋根は切妻造の檜皮葺。



■子守乃像


「神輿庫」の横にある「子守乃像」。
子どもを抱いた姿です。


↑クリックで拡大




「御神馬像」
鞍にご神紋があります。

苗村神社のご神紋は「州浜(すはま)紋」です。
境内のいたるところでご神紋を見ることができます。



外側から見た西本殿。
屋根の勾配が美しいですね。


中に入らせていただき
西本殿・十善師社本殿・八幡社本殿を間近に拝観しました。





■西本殿 <国宝>


国宝の「西本殿」です。
鎌倉時代に建造。
三間社流造。屋根は檜皮葺。


「西本殿」の蟇股(かえるまた)。
透かし彫りが素敵ですね。


「西本殿」前室の菱格子が綺麗。




■境内社 十禅師社本殿 <重要文化財>


<重要文化財>の「十禅師社本殿」。
「西本殿」の東脇にあります。
室町時代に建造。
一間社流造。屋根は檜皮葺。
蟇股など装飾をほどこさない古式をとどめた社殿です。



■境内社 八幡社本殿 <重要文化財>


「西本殿」の西脇にある「八幡社本殿」。


「八幡社本殿」の蟇股。
左右対称に唐草と花が彫られています。





苗村神社 その2へ続く


 <滋賀県歴史探訪記 INDEXに戻る







blogram投票ボタン

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする