彼女に久し振りに電話をして見た、チェンマイで彼女の娘が日本語の検定試験を受けたので、成績の出来が心配をしていたのだ。
今バンコクで日系の会社に勤めていると言うが、級が上がると今より条件の良い会社に変わる事も出来、
少しは気に懸けているのであるが、試験は良く出来たと言う話である。
その時家の方で飼っていた、犬のユリとタンが死んだと話して、落胆していた。
雑種犬のタンはユリよりは一歳上で、目が悪いと言っていたが、まさか死ぬるとは思っていなかった。
歳は10歳以上になると思うが、おとなしい犬であった。
ユリはバンケーオ犬で、ピサヌローク市のバンケーオ犬だけ扱っている店で、買ってきたのだ。
子犬の時から良く食べる犬で、足が短く太っていたが、毒蛇を追い出して来て、
私と度々退治したもであるが、その時は俊敏な動きをしていたのが忘れられない。
あと残るは養殖場にいる、さくらと、ヤマトであるが、さくらはユリと同じ年の生まれで有るが、
本当にバンケーオ犬そのもので、ネズミや蛇の狩りは素晴らしい能力を持っている。
今居る2匹の犬に会いに行ける日は来るのか分からないが、元気でいて欲しいと思っている。
犬の死と仕事に疲れた彼女は、バンコクに来たい様な話ぶりである。