経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【日本庭園を知って楽しむ】 ご挨拶 庭園の歴史を改訂中

2024-06-09 07:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 ご挨拶 庭園の歴史を改訂中  

【ご挨拶】

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 当ブログでは、コンサルタント・士業など専門職の先生方と経営者・管理職・ビジネスパーソンの方々の両者向けに「二兎を追うブログ」としてお届けしています。

 コンサルティングや経営管理などの堅い話だけではなく、【話材】として、経営以外のテーマでもお届けしています。

 2024年1月1日にお届けし始めました【日本庭園を知って楽しむ】というテーマですが、私自身が庭園を知るために執筆しています。

 せっかくですので、ご興味のある方にも日本庭園を更に知り、さらに興味を持って頂くためにブログとしてお届けしています。

 情報というのは生ものです。

 鮮度を保つために、私どもでは一度発信したブログを改訂して、再度お届けするようにしています。

 現在、このテーマにおいて、発信済の「日本庭園の歴史」を改訂中です。

 7月より、改定できたものから順次お届けし直す計画でいます。

 しばらくの間、「日本庭園の歴史」のバックナンバーを、ご覧いただけません。

 ただ、その他の情報につきましては、下記URLよりお楽しみいただけます。

 ご不便をおかけしますが、しばらくご容赦くださるようお願いします。

日本庭園を知って楽しむ

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【日本庭園を知って楽しむ】 3-1 日本庭園の分類~何を表現しているかという視点

2024-06-03 08:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る


  【日本庭園を知って楽しむ】 3-1 日本庭園の分類~何を表現しているかという視点 

  若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 *

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 *

■■3 日本庭園の分類
 日本庭園は、一律ではなくいくつかに分類することができます。しかし、その分類法は、どのような視点で見るかによって分類方法が異なります。
 ここではいくつかの視点に分けて分類をします。

■ 3-1 日本庭園の分類~何を表現しているかという視点
 「何を表現しているか」という視点で見てみましょう。
 「日本庭園は芸術作品である」というのが、重森完途氏のことばです。日本庭園をいる時には、まずは「何を表現しているのか」が重要です。庭園が全体として何を表しているかの分類として、重森完途氏は、以下の3つの用語で分類しています。
 □ 浄土式庭園
 □ 蓬莱式庭園
 □ 縮景式庭園

◆ 浄土式庭園
 浄土式庭園は、極楽浄土を表現した庭園で、阿弥陀仏信仰によって極楽浄土への往生を願う浄土思想に基づいています。
 池と阿弥陀堂をセットにして、大海を越えて浄土に至るという情景を表現した庭園です。平安後期から鎌倉時代にかけてよく造られています。有名な平泉の毛越寺庭園が、その代表的な庭園としてしばしば採り上げられます。
 毛越寺庭園の他には「白水阿弥陀堂境域庭園」(福島県いわき市)、「称名寺庭園」(神奈川県横浜市)、「浄瑠璃寺庭園」(京都府木津川市)、「平等院庭園」(京都府宇治市)などがあります。

◆蓬莱式庭園
 蓬莱式庭園は、蓬莱神仙思想に基づいた庭園で、中国の影響を非常に強く受けています。
 蓬莱神仙思想というのは、不老不死を願う道教的な思想です。不老不死の仙人が住む蓬莱山(蓬莱島)や、長寿の象徴である鶴や亀をモチーフにした島(鶴島、亀島)で構成されるのが蓬莱式庭園の特徴です。
 蓬莱山、鶴島、亀島を表す石組はいろいろな庭園に採り入れられますが、それらが主役となった庭園を「蓬莱式庭園」や「蓬莱形式の庭園」などといいます。
 代表的な庭園として、「頼久寺庭園」(岡山県高梁市)、「金地院庭園」(京都府京都市)、「安養院庭園」(兵庫県神戸市)などが挙げられます。

◆縮景式庭園
 浄土式庭園や蓬莱式庭園は想像上の景色を再現した庭園ですが、実在する景色を再現した庭園が縮景式庭園です。すなわち、前二者が宗教色を強く持ち、抽象性が高いのに対し、縮景式庭園は、写実性を持った具象性が高い庭園といえます。
 もともと縮景というのは、荒磯や州浜の景観などの自然景観の一般的なイメージを庭園内に縮小して再現する手法でしたが、桃山時代以降は実在する景勝地を模する手法として、いろいろな庭園で使われてきました。
 縮景で表現される対象としては、松島、天橋立、富士山、西湖(中国浙江省杭州市)などがあります。縮景の手法自体はいろんな庭園で使われていますが、主として縮景で構成される庭園を縮景式庭園といいます。
 縮景式庭園はあまり多くないですが、代表的なものとして「縮景園」(広島県広島市)、「松濤園」(福岡県柳川市)などがあります。

 3つの代表的な分類用語で紹介しましたが、全ての庭園がこのどれかに分類されるわけではありません。総合的な庭園もありますし、禅の思想に基づいた庭園のように、特に決まった言葉のない形式もあったりします。
(【Wikipedia】、重森完途氏・コトバンクを参照して作成)
        
■ 日本を代表する庭園        
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静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【日本庭園を知って楽しむ】 1-3 日本庭園の特徴

2024-01-15 00:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 1-3 日本庭園の特徴

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 1-3 日本庭園の特徴


 『庭園』という言葉は、既述の通り、明治の中頃から盛んに用いられるようになりました。比較的新しい言葉なのですね。
 その『庭園』の中でも、かつて“ニワ(庭)”や“ソノ(苑)”と呼ばれていたもの、長い歴史の中で日本が独自に形成してきた様式のものを、一般的に「日本庭園」「和風庭園」あるいは「日本式庭園」と呼んでいます。
 また、日本庭園はその歴史において、浄土教や禅といった大陸から輸入された宗教思想の影響を強く受けています。時代によって庭園の担い手とその用途も社会の変化とともに移り替わってきました。
 このように、非常に長い年月の中で日本庭園は多彩に発展してきたため、その概念をきちんと定義することは非常に難しいことのようです。
 まずは、日本庭園の特徴から攻めてみたいと思います。

水を中心とした造り(【Wikipedia】を参照)
 日本庭園は、池を中心とした構成になっていることが多いです。それに加えて、土地の起伏を生かす、築山を築い、自然石としての庭石や草木を配し、四季折々に観賞できる景色を造型するのが一般的です。
 水が深山から流れ出し、大きな流れになってゆく様子を表現する手法もよくとられます。
 日本庭園に不可欠なものとして石組みがあります。石を立て、また石を組合せることによって表現します。宗教的な意味を持たせた蓬萊山や鶴島・亀島などに見立てる方法が多いです。池や流れを渡る通路には太鼓橋、飛び石、まれに八ツ橋などが使われます。また、庭園内には灯籠、東屋(あずまや)、茶室なども配置されます。

 枯山水と称される水無しの庭園もあります。そこでは、白砂で水の流れを表現しています。これらのことを鑑みますと、日本庭園には、やはり水が不可欠といえます。
 石・砂・植栽などで山水の雄大さを象徴し、室町時代以降は禅宗の思想とも結びつき、山の奥の禅寺に多く造られました。江戸期以降になると庭園内のみならず庭園外の景色を利用する借景という手法も広く用いられます。

建築様式の多様性(【Wikipedia】を参照)
 日本の庭園様式の変遷をひもときますと、建築様式の変化や大陸からの宗教や思想の影響が庭を変化させていることがわかります。そのために、庭園につきものの建築物は、その庭園毎に個性を持っています。
 磯崎新は、「日本の庭園が特に海などをメタファーにすることにつきるように思われるのは『見立て』というメタファー発生装置を作り上げたためだ」と述べています。
  【 注 】 メタファー
   隠喩(いんゆ)、暗喩(あんゆ)
   伝統的には修辞技法のひとつとされ、比喩の一種でありながら、比喩であることを明示する形式ではないものを指す。

自然との調和(【Wikipedia】を参照)
 堀口捨己(ほりぐち すてみ)は、明治大学工学部建築学科での造園論の講義の中で、日本庭園の起源としての自らの庭園観を披露しています。
 そこでは建築も、庭園も自然もそれらが寄り集まって、ひとつの何か空間構成、スペースデザインというような言葉に適合するような非常に大きな空間を構成していると述べています。
 和洋を並存させ、また建築と庭とを一体化させることで場面や奥行きを生じさせることができます。それが、日本の美意識に通じる空間構成となっているのです。
        
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【日本庭園を知って楽しむ】1-2 日本庭園の定義 日本庭園を定義づけしてみました

2024-01-03 10:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

 

  【日本庭園を知って楽しむ】1-2 日本庭園の定義 日本庭園を定義づけしてみました

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 日本庭園の定義

 庭園とは、「計画的に築山・泉水を設け、樹木や芝生などをととのえた庭」と考えます。

 ニッポニカによりますと、庭園とは、「大自然に擬して人間がつくった小自然の景観」ということです。
 原初は、神を祀る儀式を執り行う場であったり、農作業などの実用の場であったりしました。文化が進むにつれて、人間と自然とのかかわりを求めて、住居を取り巻く環境の一つの要素として発達してきました。

 庭園は、英語では「garden」ですが、これはゲルマン語系の表現に共通する単語の語根としての「gher-」に端を発しているようです。これは、土地に関する支配ないし囲い込みを意味しています。
 これは、村落や部族の共同体の生活のなかで家畜を飼育する場所でしたが、のちに王や貴族のための蔬菜(そさい)、果樹、森林園をさすようになりました。
 それが文化の発達に伴って、実用目的から離れて花や緑樹を植え、憩いの場として装飾的な地割や植栽を施して、観賞を目的とした庭園へと発達してきたようです。

 日本で「庭園」ということばが使われるようになるのは、西洋文明が入ってきた明治40年(1907)ごろからです。
 一説には、近代の造園研究者である小澤圭次郎(おざわけいじろう)が英語の“garden:ガーデン”の訳語として用いたのがはじまりとされています。
 庭園の「庭」という字は、元来中国においては堂前の場所、つまり屋前の平坦な場所をさしました。日本に伝わったとき、一木一草一石もない広場(祭政を行う場所)を『日本書紀』では「庭(てい)」、『古事記』では「邇波(には)」「二八(には)」といいましたが、これは後世のいわゆる庭園とは、異なる者と考えるべきでしょう。

 ここでは、日本庭園とは、池や築山、石などの要素を元に形成される日本独自の造形空間を持つ庭園という考えでスタートします。今後、いろいろと学び、体験する中で、この表現に追加したり、修正・削除したりしながら、私なりの「日本庭園の定義」をまとめてみたいと考えています。
 その中には、庭園の分類、様式、時代なども加味していく必要があるかもしれません。例えば、室町時代の禅寺平庭、池庭林泉式、江戸時代の大名庭園に代表される書院林泉、寺院平庭、池泉回遊式、茶庭露地などが重要な要素となると考えます。
        
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【日本庭園を知って楽しむ】1-0 当ブログのコンセプト ブログ発信に当たって

2024-01-01 11:18:37 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る


  【日本庭園を知って楽しむ】1-0  当ブログのコンセプト ブログ発信に当たって


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 当ブログのコンセプト
 【カシャリ! ひとり旅】で、暇と小遣いがあると日本全国、処々を廻っています。行く先は、気分次第で、主に寺社仏閣が中心です。その中で感じたのが、「仏像など、撮影禁止が多く、とりたいものを撮れない」という不満です。
 寺社仏閣には、庭園がつきものといえるほど、何らかの庭園とも触れていました。自分が撮った写真を見ますと、中途半端ながらも、庭園の比率が高いことに気がつきました。それ以後、行き先を、その地の庭園を基準に決めるようになりました。
 庭園をテーマにするようになってまだ日が浅いですが、自分が求める何かがあるような気がして、昨今では、庭園と聞くと、スケジュールに入れたくなります。

 おのずと、庭園について深く学んでみたいというきにもなってきました。庭園と一口に言っても、日本では、自然を模して川・池・築山などが作られ、木や草が植えられるなど、風景になぞられて作られた庭も多くあります。
 見方を変えますと、池泉のあるところ、枯山水と言われる水を造形定期に表したりしているところ、イングリッシュガーデンなど、日本庭園とは異なりますが、美しい花や花壇の形状など、いろいろと興味が膨らんできました。
 庭園を漠然と、見たり、歩いたりして楽しむだけでは、お上りさんの観光にしか過ぎません。日本庭園を中心に廻るという視点を持ち、鑑賞のポイントとして、庭園がどう分類されるのか、庭園を構成するものがどのようなものなのか、等々から学んでみたいと考えています。

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【日本庭園を知って楽しむ】1-1 日本庭園の定義 庭園とは何かを明確にしておきましょう

2023-11-23 12:03:00 | 【カシャリ!一人旅】 日本庭園を知る

 

  【日本庭園を知って楽しむ】 日本庭園の定義 1-1 庭園とは何かを明確にしておきましょう 

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 日本庭園の定義

 庭園とは、「計画的に築山・泉水を設け、樹木や芝生などをととのえた庭」と考えます。

 ニッポニカによりますと、庭園とは、「大自然に擬して人間がつくった小自然の景観」ということです。
 原初は、神を祀る儀式を執り行う場であったり、農作業などの実用の場であったりしました。文化が進むにつれて、人間と自然とのかかわりを求めて、住居を取り巻く環境の一つの要素として発達してきました。

 庭園は、英語では「garden」ですが、これはゲルマン語系の表現に共通する単語の語根としての「gher-」に端を発しているようです。これは、土地に関する支配ないし囲い込みを意味しています。
 これは、村落や部族の共同体の生活のなかで家畜を飼育する場所でしたが、のちに王や貴族のための蔬菜(そさい)、果樹、森林園をさすようになりました。
 それが文化の発達に伴って、実用目的から離れて花や緑樹を植え、憩いの場として装飾的な地割や植栽を施して、観賞を目的とした庭園へと発達してきたようです。

 日本で「庭園」ということばが使われるようになるのは、西洋文明が入ってきた明治40年(1907)ごろからです。
 一説には、近代の造園研究者である小澤圭次郎(おざわけいじろう)が英語の“garden:ガーデン”の訳語として用いたのがはじまりとされています。
 庭園の「庭」という字は、元来中国においては堂前の場所、つまり屋前の平坦な場所をさしました。日本に伝わったとき、一木一草一石もない広場(祭政を行う場所)を『日本書紀』では「庭(てい)」、『古事記』では「邇波(には)」「二八(には)」といいましたが、これは後世のいわゆる庭園とは、異なる者と考えるべきでしょう。

 ここでは、日本庭園とは、池や築山、石などの要素を元に形成される日本独自の造形空間を持つ庭園という考えでスタートします。今後、いろいろと学び、体験する中で、この表現に追加したり、修正・削除したりしながら、私なりの「日本庭園の定義」をまとめてみたいと考えています。
 その中には、庭園の分類、様式、時代なども加味していく必要があるかもしれません。例えば、室町時代の禅寺平庭、池庭林泉式、江戸時代の大名庭園に代表される書院林泉、寺院平庭、池泉回遊式、茶庭露地などが重要な要素となると考えます。
        
■ 日本を代表する庭園        
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