経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

2024-03-31 20:03:00 | ◇経営特訓教室

  【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

「筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念しています。

 


■■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書です。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している
 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
 ⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

 

 ここでは、②の違い「講演・執筆実績から内容が進化し続けている」について、お話します。

 筆者自身、論理思考が苦手であることからどのようにしたら脱出できるかを考え、スキル改善の努力を繰り返してきました。論理思考ができる人から見ますと、なんと稚拙な経験だろうと思われても仕方のないようなことの連続でした。

 逆に、論理思考に弱い人が、いかにしたら論理思考を身に付けられるかの技、”ノウハウ”を体得できたといえます。論理思考のできる人には、体験できない「体験」をできたのです。

 その体験を基に、ビジネスパーソン向けに、一千時間近くも講師経験と書籍や雑誌の執筆時間投入をしてきました。

 本書の改訂は、その体験を基に続けてきましたので、初版と比較しますと、内容的にも大きく異なってきました。研修等の内容も毎回と言っても過言でないほど、改良・改訂をしてきました。けっして自慢のできる体験ではありませんが、そこから見出したノウハウが潜んでいます。

 これが、他書とは異なる二つ目のポイントです。



■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

 

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 まとめ買いで割引購入もできます。(2023年4月4日まで)

  https://www.amazon.co.jp/b/ref=p_mtm_mde3_dp_d?ie=UTF8&node=10538264051&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=product-alert&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_t=201&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_i=4798068896

 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 経営コンサルタントは雄弁であっても多弁であってはならぬ 331

2024-03-31 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言03月

 

  【経営コンサルタントの独り言】 経営コンサルタントは雄弁であっても多弁であってはならぬ 331

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 経営コンサルタントは雄弁であっても多弁であってはならぬ 331

 経営コンサルタントとして名を馳せている人の多くは、大変話が上手です。
 説得力ある経営コンサルタントは、成功しやすいという面があります。

 ところが経営コンサルタントにとって、最も大切なことの一つが「守秘義務」です。
 話が上手な人でも口を滑らせてしまうことがあるかもしれません。
 私は、顧問先の固有名詞は口にしないようにしてきました。
 意図しないで、機密に触れたことをいってしまうことがあるからです。

 一方で、説得力ある人の話は、具体的で、わかりやすく、聞いていてわくわくしてきます。
「具体的」という点では「固有名詞とデータ」を明確に示すとよいのです。
「固有名詞を出さない」v.s.「固有名詞とデータで語る」
 この矛盾を、使い分けられてこそ“真”のプロと言えるのかもしれません。 

 

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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◆【お節介焼き情報】 カシャリ!一人旅 京都・高山寺

2024-03-31 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報 カシャリ!一人旅

【お節介焼き情報】 カシャリ!一人旅 京都・高山寺

 私どもでは、経営やコンサルティングに関する情報以外に、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

 京都は、何度行っても新しい発見があります。

 京都  栂尾山 高山寺  

 

 

  

■ 高山寺 (こうさんじ)

 1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された高山寺は、京都の北西、京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹です。高山寺の名を知らない人でも「鳥獣戯画」をご存知と思います。西明寺、神護寺とともに、「三尾」のひとつを構成しています。

 創建は古く、774年(宝亀5)の開創と、奈良時代に遡りますが、もともとは神護寺の別院でした。建永元年(1206)に、明恵上人(みょうえしょうにん)が、後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興したと伝えられています。

 明恵上人は、栄西(ようさい)禅師が持ち帰った茶の種をもとに、ここ高山寺に日本最初の茶畑をつくりました。鳥獣人物戯画とともに、日本最古の茶園としても知られています。デュークエイセスの唄「女ひとり」にも歌詞の中に登場するそうです。

 川端康成、白洲正子や河合隼雄の著書でも、高山寺は紹介されていて、知る人ぞ知る紅葉の名所でもあります。

【正式名称】  栂尾山 高山寺(とがのをさん こうさんじ)

【通称名称】  高山寺<右京区栂尾>(こうさんじ)

【住所】    右京区梅ケ畑栂尾町8 
【電話番号】  075-861-4204 【FAX】075-865-1848

     資料出典: 高山寺公式サイト 

 

 高山寺は、紅葉の名所として知られていますが、私が訪れたのは3月初旬という、観光シーズンとはかけ離れた季節でした。

 朝、ホテルからJR二条駅にまで地下鉄東西線に乗り、そこからJR西日本の路線バスに乗って、約45分ほどで、高山寺のバス停に着きました。バス停からは、高山寺裏参道を通って高山寺に向かいます。

 

 

 高山寺の、いろいろな写真は、下記よりも観ることができます。

 

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月30日 ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント

2024-03-31 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月30日 ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント   

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

3月30日(土)

 東京でようやく開花宣言がありましたが、早朝ウォーキングの桜はチラホラです。

 長寿番組「世界ふしぎ発見」のレギュラー放送終了という、大輪の桜が散ってしまいました。

 1986年4月から放送されていたクイズ番組ですが、終了を惜しむ声が殺到しているそうです。
 私は、旅好きですし、仕事の関係で世界各国を回ってきましたので、この番組で自分が行ったところを思い出したり、知識を深めたりしてきました。草野仁さんの素晴らしい表現、レギュラー出演の黒柳徹子さんや野々村真さん、お疲れさまでした。
 この番組そのものを惜しむ方も多いですが、「日立の樹」のCMソング「この木なんの木」を惜しむ声が強いそうです。なかには、これまで放送されてきた土曜のこの時間に、この木なんの木のCM流して欲しいという声が目立つほどです。
 この木は「モンキーポッド」で、中南米原産の豆科の植物です。樹齢約130年、幅約40メートルで、ハワイ州オアフ島にあります。ハワイ旅行をしたときに、わざわざこの木を見に行きました。老妻は、この曲を聴きますと、「あの木の下に、ごみ籠があったのだよね」とよくつぶやきましたが、それも聞かれなくなりそうです。<笑い>

  早朝ウォーキングの効果を持続または改善するために、今朝のウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

 5章 ウォーキングと健康体操のまとめ

 これまで、ウォーキングや体操について連載してきましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。
 ここでは、まとめとして、どのようにしたら単調な運動を継続し、効果を上げるのか、ここでも体験を中心にお話します。そのまま鵜呑みにせず、皆様ご自身で体験しながら、修正し、効果を上げてくださるようお願いします。

【 注 】

 ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。

 それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。


5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント

 早朝ウォーキングを始めたのは、妻となんとなく始めたのが契機で、「健康を目指して」というような高尚な目的があったわけではありません。特別にスポーツをやっているわけではなく、すくなくても何らかの運動をしないとボケてしまうかもしれないと「アラ還」を前に始めたに過ぎません。

 継続できるかどうか、自信もなく始めましたが、強風であったり、本降りの雨であったり、雪で滑りそうであったりする以外は、基本的には毎日続けています。

 続ける基本は、「ジョギングなど、運動や体操は、毎日続けなくても、週三日でもよいのです」というような、その道の専門家の言うことに耳を貸さないことです。

 週三日などといっていると、「今日はちょっと体調が思わしくないから休もう」「気分が乗らないので・・・」などと、自分に対して、言い訳をするようになって、怠け癖に繋がってしまうことが怖いのです。

 朝、目が覚めたら、なにも考えずに、身体を起こしてしまうことです。身体を起こしてしまうと、せっかく起きたのだから、今朝も早朝ウォーキングに出かけようかという前向きな気持ちになります。

 それでもくじけそうになってしまいます。私は、若い頃から、自分がくじけそうになったときに、自分自身に呪文を投げかけることをやってきました。呪文はどの様な呪文でもよいでしょう。

 自分を勇気づけてくれるような言葉、たとえば孫や子供の名前でもよいのではないでしょうか。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  ゴッホの「ひまわり」がある美術館のビルも芸術!? 330

 東京にお住まいの人は、新宿西口の高層ビル群に一度は行かれているかもしれません。
 その中に、ひときわ目立つ形状をしているのが、明治安田火災海上ビルです。
 地上から直角に立ち上がっているのではなく、下層階はスロープ状になって立ち上がっています。
 実は、このビルの原型はニューヨークにあります。
 五番街と七番街の間の道は「六番街」ですが、通常は「アメリカス・アベニュー」と呼んでいます。
 一方通行が一般的なマンハッタン中心部を南北に走る道では数少ない双方向の道です。
 この通りに面し、42丁目の通りの北側にモンサント・ビルというのがあります。
 このビルが同じ形状をしています。
 1970年冬に始めてニューヨークに行ったときのことですので、このビルは1960年代後半に建てられたと思います。
 ビルというのは四角いものと思っていましたので、このビルを見たときには驚きました。
 さすがアメリカ、世の中、画一的ではないのだということを思い知らされた一コマでもあります。

【経営コンサルタントの独り言】

 ロシアのエミルタージュ美術館といえば世界的になの遠った美術館です。
 その美術館が、日本でただひとつの「ひまわり」を”返還”せよといってきていると報道されました。
 もともと、ロシアはドイツから持ちだした絵画のひとつです。
 それが市場に出て、美術品のオークションで落札したのですから、言いがかりとしかいえません。
 このようなことをしていては名のある美術館に傷がつくのではないでしょうか。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

>> もっと見る

 

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入  一年365日、毎日が何かの日

2024-03-31 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

 

  【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今日の写真   3月31日

龍安寺の桜

 

 【今日の写真】早春の京都 竜安寺  
「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭は京都を訪れた人の多くが訪問しているでしょう。室町幕府の守護大名であり、応仁の乱の東軍総帥でもあったりした細川勝元が創建した禅寺です。

 この庭には近世以来「虎の子渡しの庭」の別称がある。この庭を「虎の子渡し」という中国の説話と結び付けるのは伝承にすぎないが、参考までに説話の概略を以下に示す。
 虎は、3匹の子供がいると、そのうち1匹は必ずどう猛で、子虎だけで放っておくと、そのどう猛な子虎が他の子虎を食ってしまうという。そこで、母虎が3匹の虎を連れて大河を渡る時は次のようにする。母虎はまず、どう猛な子虎を先に向こう岸に渡してから、いったん引き返す。
 次に、残った2匹のうち1匹を連れて向こう岸に行くと、今度は、どう猛な子虎だけを連れて、ふたたび元の岸に戻る。その次に、3匹目の子虎を連れて向こう岸へ渡る。この時点で元の岸にはどう猛な子虎1匹だけが残っているので、母虎は最後にこれを連れて向こう岸へ渡る。つまり、3匹の子虎を渡すのに3往復半する訳である。龍安寺の石庭はこの様子を表したものだという訳である。(【Wikipedia】より)
今日は何の日    3月31日
■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日
 

 3月31日は、1947年(昭和22年)に教育基本法(旧法)および学校教育法が発布されたことを記念する日です。教育の機会均等が謳われ、6334制が確立しました「教育拳法」とも言える存在です。

 2006年に全面改定されました。前文は「たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願う」と記され、理想的な教育推進を目指しています。

「ゆとり教育」などで物議を醸し出している日本の教育です。私も東京都教育委員会がらみの仕事をした折りに、教育現場を見る機会が多く、荒廃している都立高校があるかと思うと、生徒の自主性を重視して立派な教育をしている学校もあることを知りました。

 ただ、先生方の中に、社会的な常識に欠如している方がいらっしゃったのを見たときには、彼らから教育を受け、社会人になった人達の「社会人教育」の必要性を痛感しました。これがまたわれわれ経営士・コンサルタントの仕事として重要なテーマの一つであることを再認識する必要があると考えています。

■ オーケストラの日

 今日は日本オーケストラ連盟が制定した「オーケストラの日」です。OCNのアンケートで「最も好きな(または一度は生で鑑賞したい)オーケストラは?」という質問の回答です。

 小澤征爾さんが永年活躍したベルリンがトップかと思いきや、ウィーンがトップですね。サイトウ・キネンが第3位なのは、小澤さんにまだまだがんばって欲しいという現れでしょうか。

■ 所得税法導入

 所得税法(しょとくぜいほう)は、現在は、昭和40年3月31日法律第33号により、広義の所得に対する税のうち、個人の所得に対する税金について定めた日本の法律です。

 日本は租税法律主義を採っており、所得税については、主に所得税法で定められています。しかし、租税特別措置法による修正が採られていることも多いです。

 日本の所得税は、1887年に、所得税法(明治20年3月23日勅令第5号)により導入されました。

 導入の当初は、所得金額300円以上の高額所得者のみを納税義務者としていたことから、名誉税とも呼ばれていました。

 日中戦争(1937年-1945年)・太平洋戦争(1939年-1945年)などの第二次世界大戦に突入することで多額の税収が必要になり、税制も戦時体制に組み込まれることになりました。

 1945年、日本は第二次世界大戦で敗戦し、GHQの統治下になりますと、日本国憲法の制定に伴い、所得税法 (昭和22年3月31日法律第27号)として、全面的に改正されました。

 申告納税制度の導入や総合課税への一本化が行われ、今日の所得税の原型ができあがり、1965年に、所得税法は全面的に改正されました。

 1988年には、「所得課税を軽減し、消費に広く薄く負担を求め、資産に対する負担を適正化する」と、所得税の考え方が抜本的に改正されたことは記憶に新しいです。
 

■ その他
◇ 年度末

(ドアノブ)

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【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】 はじめに 四字熟語を経営の視点で診る

2024-03-30 12:03:00 | 【心 de 経営】 経営四字熟語・名言

  【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】 はじめに 四字熟語を経営の視点で診る

 

 

  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。

 経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。

 四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。このシリーズでは、四字熟語を経営の視点で診て、つぶやいてみます。

■ はじめに

  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 『新明解四字熟語辞典』(三省堂 1998年)では、凡例で以下のように漢字四字熟語を6つに分類しています。
   1.現代社会 - 官官接待、総量規制など
   2.日本の成句 - 手前味噌、手練手管など(「てまえみそ」「てれんてくだ」のように音読みしないものが多い)
   3.中国典籍 - 臥薪嘗胆、櫛風沐雨など
   4.仏教語 - 色即是空、四苦八苦など
   5.之入り - 背水之陣、一炊之夢など(通常は「背水の陣」「一炊の夢」と表記する)
   6.訓読語 - 灯火可親、先従隗始など(通常は「灯火親しむべし」「先づ隗より始めよ」と訓読される)
 四字熟語には、類似した表現もあれば、正反対の意味を持っていて相互に矛盾をする四字熟語もあります。一つの四字熟語で異なった意味を持つものもあれば、時代により意味が変化して来たり、熟語そのものの表記が変形してきたりすることもあります。企業経営も時代や環境に応じて、臨機応変に対応しないと勝ち残りはおろか、生き残りすら困難です。この点では、四字熟語も流行り廃りや変化があり、時代と共に変化する経営に共通するものがあるように考えます。

 数千とも言われますが、四字熟語といっても種々ありますし、使用されます頻度も異なります。ここでは、二つの漢字からできている熟語を二つ重ねたような、一見して四字熟語に見えるものは対象にしないことにしました。一方、例えそのような四字熟語でも、伝統的に四字熟語と認められているような場合には四字熟語として取り入れるようにしました。
 内容や形式にとらわれず独断と偏見に満ちてはいますが、経営や管理を行う立場の人や、それを支援する経営コンサルタントのような専門職の先生方やそれを目指している人の参考になればと考えて、本書に取り組みました。
  数多くあります四字熟語の中から、経営コンサルタントの視点で、【心 de 経営】の精神に沿い、経営に活かせそうな示唆に富むものを厳選してして、ここにご紹介します。
 私の経歴上のこともありまして、ここでご紹介する内容の中には経営コンサルタントに比重の高い項もあります。逆転の発想という言葉もありますように、経営者・管理職の皆さんには、「経営コンサルタント選び」という視点で裏を返してみて下さいますと、そのような項目にも目を通す価値を発見することができるかもしれません。また、同じ四字熟語や類似事例を、複数の箇所で重複して利用もしています。同じ熟語でも、ケース毎に使い方やニュアンスが多少異なることに繋がってくだされば幸いです。

【経営四字熟語】バックナンバー ←クリック

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月29日 「仁義」とは 本来の意味は?

2024-03-30 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月29日 「仁義」とは 本来の意味は?  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

3月29日(金)

 小林製薬製の「  紅麹 べにこうじ  」成分入りのサプリメントで死者が5名と、被害者が増えてきています。想定していない、天然化合物の一種「プベルル酸」が含まれていることがわかったそうですが、それが原因かどうかは不明のようのです。

  プロ野球が開幕しました。今年から新たに監督になったチームもあり、サッカーに押され気味を盛り返すことができるのでしょうか。

  知人からビデオ通話のコンタクトがありました。

 わたくしのブログの話になり、「仁義」とは、暴力団や寅さんをイメージしていたけど、本来の意味を知ることができて良かったと、リップサービスを残してくれました。

■  仁義とは 

  毎年4月25日に開かれる孔子祭では、孔子や儒教の先哲を祀る儀式が行われます。中国で儒教が国教となったときに、釈奠(せきてん/しゃくてん)と呼ぶようになりました。

  孔子は紀元前5~6世紀の春秋時代における中国の思想家、哲学者で、儒家の始祖でもあります。幼くして両親を失い、孤児となってからも苦学をつづけたそうです。しかし、生きている間は無冠で、一人の学者であったようです。しかし、後の漢代(前漢)に司馬遷は『史記』の中ででは、孔子の功績を「王に値する」と記述しています。

 孔子は、それまでにあった原始宗教を今日の儒教に体系化しました。孔子の考えの基本は「仁(じん)」です。「仁が貫かれるところに道徳が保たれる」と説いています。

 「仁」は徳の一つで、人間関係の基本、人間愛をさす倫理規定でもあります。主に「他人に対する親愛の情、優しさ」をさし、仁と、人間の行動に関する概念である義を合わせて、「仁義」という表現もよく知られています。

 仁義というと、ある種の世界の言葉のように思われがちですが、人間のあり方の基本のことです。むしろその世界だけに限定すると、映画などでの情報でしかありませんが、一般の人よりもむしろ仲間意識、結束感は強いのではないでしょうか。

 今の日本は、残念ながら他人に対する思いやり、気配りがあまりにも希薄になっていると平素思っています。ところが、東日本大震災のような時には、眠っている「仁」が呼び起こされるのか、義援金やボランティア活動などへの参加という形で現れてきます。

 「まだまだ日本は捨てたものではない」とテレビでどなたかが言っていましたが、「仁」ということを考え直す時間を各自がとっても良いと思います。もちろん、私自身も実行します。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


■ 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329

  史跡・特別名勝として知られます竜安寺の方丈庭園を知らない人はいないというほど日本でも代表的な石庭です。

 その幅は、わずか22メートル、奥行きに至っては10mに過ぎませんが、そこに大宇宙を感じます。

 お恥ずかしながら、そのように説明されますので、そういうものなのだろうと思っています。

 15個の石が無造作とも思える配置にあるだけです。


 その大宇宙を囲む壁の向こう側はどうなっているのか・・・

 宇宙の果ては、どうなっているのでしょうか・・・

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/611f7991762eae7a53b9bbddf7b037ed

 【管理職】転職流動化時代の管理職の心得

 「グローバル」というのは境界をなくすことでもあります。企業間の境目が薄くなり、人の流動化時代は、経験やスキルを重視する「ジョブ型雇用」の普及もあり、ますます一般化してくるでしょう。管理職として、せっかく育てた部下ですが、それも有能な部下ほど流出してしまう時代です。
 部下に転職されないためには、転職の理由をまず理解していなければならないでしょう。
 転職の理由はいろいろありますが、かつては人間関係に起因する退職が多かったようです。近年は、キャリアアップ思考で、更なる成長の機会を求めて転職する人が多いようです。また、期待していることと現実との乖離や、自分に対する評価が不充分である等も理由となっています。若手の場合には、仕事が多すぎる、仕事の範囲が広すぎる等々、レベルが比較的低いものもあります。

 管理職として、転職気運を事前に察知しておきたいですが、部下の気持ちを読むことは難しく、適切な対応をとれないことからやめられてしまうことは避けたいです。そのためには、あまりにも月並みですが、平素の対応、コミュニケーションに腐心すべきです。
 転職を考えるようになった部下は、何らかのシグナルを発信しているものです。それを見落とさないことが肝要です。
 社員から転職しそうな雰囲気を感じ取ったときに、私は、「最近、君の○○のようなことが気になっているのだけれど・・・」とぶつけるようにしてきました。この時に肝要なのは、「○○」というように具体的なことで声をかけることです。「最近、どう?」などという抽象的な声かけでは、相手は、何と答えたら良いのかわかりませんし、こちらが期待することとは異なる局面の回答がかえってきて、会話の歯車が合いません。
 声をかけたら、懸念課題について、一緒に問題対処に取り組みたいことも伝えることが必要です。この方法が成功するのは、平素の信頼関係づくりが必要です。平素から、話しやすい雰囲気を醸し出して、実践し、真摯に話し合うことの積み重ねです。
 平素から、部下のキャリアプランについて話し合っていますと、事前予知も可能になりますし、部下にとっても、社内での今後の展望にも繋がります。しかし、人事というのは自分ひとりで決められる問題ではないだけに、「コミットしてもらえた」と部下が感ずるような表現は厳に慎まなければなりません。
 平素から、部下の夢や目標、身に着けたいスキルなどを聞き出し、それをアップデートして行くことをします。この会社で働くことのメリットを、感じ取ってもらえるような話し方も必要です。部下の存在感を知ってもらう話も必要ですし、会社として、その人を必要としていることを、部下の成功事例などを挙げながら伝えることも良いでしょう。
 また、転職理由が、会社側や管理上の課題であれば、それを改善する機会でもありますので、その改善・変革の担当を当人にしてもらうことを提案しても良いでしょう。

 一方で、時代が時代ですから、転職をすべて防ぐことはできません。転職者があることを常に前提にしていることも欠かせません。そのためには、誰かが抜けても立ちゆくようにたら立ちゆかないようなことがないように、平素からの備えも必要です。
 「特定の人しかできない業務」を作らず、誰もが代替できるようにしておくことです。ダブルシフトにより、ひとりが休んだり、やめたりしても、誰かが対応できるように市、並行してマニュアルの整備をしておきます。
 人手不足の時代に「ダブルシフト方式はムダ」という考えもあります。ダブルシフトの重複によるムダ感はありますが、後進の育成などを並行して進めますと、長いスパンではメリットが大きいと考えます。
 転職しようとしている人は、こちらが気がつく前に、それなりに考えていますので、引き留めを実現できる確率は低いです。「引き留めは困難」と悟ったら、気持ちよく送り出すようにします。
 業務に支障がでないよう、後任を誰にするか決め、引き継ぎをさせることです。引き継ぎを沿革にするために、転職までのスケジュールを聴き出します。

会社としての対応
 私自身、商社マンから経営コンサルタントとしてスピンアウトした人間ですので、その時に私の体験も参考にしていただけると幸いです。私は、上述した「正当な評価をされていない」ということとともに、上のポストが詰まってしまっていますので、今以上のポストに就けるまでには時間がかかりそうだという気持ちがありました。上昇意識が強かったというよりは、「上司が上司としての仕事をしていない」という不満が強かったのです。
 高い評価の部下に対して与えられるポストがないなら、ないなりのことをしなければ転職されてしまうことは必定と考えるべきです。給与体系をフレキシブルな運用ができるようにしたり、休暇や留学等々、福利厚生面でのメリット感を持たせたりするなど、まだまだ工夫の予知はあるのではないでしょうか。
 「転職」という面では逆行するかも知れませんが、すでに一部の大手企業が実施している「副業可能」などを思い切って導入することも考えるべきです。その制度により、対外的な評価が高まり、より良い人材が入ってくる可能性もあります。マイナス面ばかりを見ないで、別の面もみる必要があります。

 転職があたりまえのように行われる時代です。会社も管理職も、平素から部下をよく観察し、管理のあり方に工夫を加える姿勢が必要ですね。

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。

  私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまでのあらすじ】

 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりです。
 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。
 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。
 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。
 
【過去のタイトル】
 1.人選
  1ドル3 6 0円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理
  下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑
  人事推薦本命を確実にする資料作り
  有益資料へのお褒めの言葉 福田社長の突つ込み
  竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない
  福田社長の腹は決まっていた
 2. 思いは叶うか
  初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず
  竹根に白羽の矢
  竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる
 3.アメリカ初体験
  いよいよ渡米、初のカルチャーショック
  キュンとしたりトロトロしたり
  心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ
  ニューヨーク事務所で準備が始まる
  ニューヨークで稼働開始
  ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!?
  ニューヨーク生活もカネ次第
 4.迷いの始まり
  初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生 これって”恋”?
  新しいミッションはCIA?
 
4 迷いの始まり 4-5 新しいミッションの中味

  <最新版> 毎週金曜日正午頃発信

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭  一年365日、毎日が何かの日

2024-03-30 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

  【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今日の写真  3月30日

見どころは石庭だけではない、龍安寺の桜と池

 

 【今日の写真】早春の京都 竜安寺  
「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭は京都を訪れた人の多くが訪問しているでしょう。室町幕府の守護大名であり、応仁の乱の東軍総帥でもあったりした細川勝元が創建した禅寺です。 15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているという。しかし、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石全てが見える位置がある。ハルト・バン・トンダとマイケル・ライオンズによれば、それは方丈の間の中心であり、15の石の配置は、ここを根元とする「二分岐構造」になっているという。ただし、この程度の面積の庭に15個の石を並べれば、そのうちの1つは隠れて見えなくなるのはむしろ当然のことだとする意見もあり、これを表現意図とする考え方には賛否両論がある。(【Wikipedia】より) 
今日は何の日    3月30日
■ ひまわり落札

 1987年の今日、3月30日、安田火災海上がフィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり(15本の向日葵)」を53億円で落札し、世界の話題をさらいました。バブルの最中のことで、当時の日本は異常な熱にうなされていました。当時の後藤康男社長が、強引とも言えるような形で落札したニュースを覚えている人も多いのではないでしょうか。  所蔵している東郷青児美術館のサイトによると「15本のひまわりが、黄色い壺に入っています。 眼のような赤い点を持つ一輪が核となって、豊かな花が広がり、1つ1つが表情を持つ花達は、全体で生命の輝きをうたいあげています」と記されています。  ゴッホのひまわりは精神破綻を来す前に、何枚も描かれています。私がその現物をはじめたのは、ニューヨークメトロポリタン美術館でのことです。その強烈な筆のタッチは、実物を見ないと感じ取れないですね。二十代半ばの私にはショックと言えるような感動を持ったことを記憶しています。  その後、ボストン美術館、フィラデルフィア美術館、アムステルダムのゴッホ美術館、イギリスのナショナルギャラリー、パリのルーブルなど、数え切れないほど各国の美術館でゴッホの絵を見る機会に恵まれました。  印象派を中心に見てきましたが、モネが好きな私はパリのオランジェリーの睡蓮はもちろんのこと、スイス・チューリッヒ美術館の地下にある睡蓮は大好きな絵画の一つです。美術専門家でない人の中では、美術館巡りの多い人間の一人ではないかと自負しています。といっても私の美術知識は、小学生より劣るかもしれません。

■ 白隠祭  白隠祭(はくいんさい)は、3月30日から31日にかけて、静岡県沼津市で開催される、白隠禅師を顕彰する祭典です。  白隠禅師の遺徳の顕彰が行われ、自然と歴史を学び、環境保護を推進します。桜並木に提灯を飾り、露店が多数出店します。

■ その他 ◇ 奈良薬師寺花会式

(ドアノブ)

 

趣味・旅行のブログ


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◆【経営コンサルタントの独り言】 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329

2024-03-29 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言03月

  【経営コンサルタントの独り言】 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329

 

 史跡・特別名勝として知られます竜安寺の方丈庭園を知らない人はいないというほど日本でも代表的な石庭です。

 その幅は、わずか22メートル、奥行きに至っては10mに過ぎませんが、そこに大宇宙を感じます。

 お恥ずかしながら、そのように説明されますので、そういうものなのだろうと思っています。

 15個の石が無造作とも思える配置にあるだけです。


 その大宇宙を囲む壁の向こう側はどうなっているのか・・・

 宇宙の果ては、どうなっているのでしょうか・・・

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/611f7991762eae7a53b9bbddf7b037ed

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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◆ ツイッターでのつぶやき 

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【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 5 新しいミッションの準備と竹根の気づき

2024-03-29 12:03:00 | 【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 5 新しいミッションの準備と竹根の気づき  

 

■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】

 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。

 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。
 竹根に何の説明もなく、ニューヨーク駐在の人事発表が発表されました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりで、どの様な準備をしたらよいのか途方に暮れていました。そのような時に、直接の上司である池永が再びアドバイスをしてくれ、準備を始めました。しかし、あっという間に出発の日が来たのです。

 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。

 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。着陸したときの安堵感は束の間、自信があった英語のリスニング力も吹き飛ぶほどで、空港内のアナウンスが聞き取れないのです。

 ようやくニューヨークに着き、竹根にとって初めてのアメリカ生活が始まりました。まずは、アパートさがしとニューヨーク事務所さがしです。幸い、日本人の不動産屋さんに出遭うことができ、順調に決めることができました。しかし、家具や内装などでは、カネ次第で、アメリカ時間で動くことに竹根は打ちのめされそうになりました。

 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。

【最新号・バックナンバー】
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【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない 福田社長の腹は決まっていた

 2.思いは叶うか 初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢 竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる 

 3 アメリカ初体験  いよいよ渡米、最初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり 心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ ニューヨーク事務所開設準備が始まる ニューヨークで稼働開始 ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!? ニューヨーク生活もカネ次第

 4 迷いの始まり 初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生 これって“恋”? 新しいミッションはCIA??? 新しいミッションはCIAのスパイではなかった

 

■■ 4 迷いの始まり

 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話を、友人の文筆家の文章を通して、ご紹介します。

◆4-5 新しいミッションの準備と竹根の気づき

 新しいCAIのミッションの事前準備をしている間も、本社からいろいろと指示が来る。合間を縫って、CAIミッションの訪問先を物色するためにあちらこちらを訪問した。東も西もわからなかったことを思うと、多少の方向感覚が身についてきた。
 細切れ時刊を見つけると、事務所の向かいに立つ公立図書館に行った。歴史の浅いアメリカではあるが、重厚感ある造りは、竹根のお気に入りである。CAIというのは、コンピュータを使って問題が出され、問題に正解すると詳細解説が出てくる。そして、次の問題に進むという仕組みであることが解った。
 一方で、問題を解けないと、一歩手前の基礎問題に戻って受講者に取り組ませ、同様にして理解を深めさせていくのである。正解できないと、いつまで経っても次に進めないのである。

 気持ちにもゆとりが出てきたこともあり、事務所近くのマンハッタンカレッジを訪問し、ミッションの受け入れ交渉をしてみた。
 ここは、社会人を中心にした大学と大学院で、話を聞いているうちに、自分が学んできたマーケティングの知識は、すでに陳腐化していることもわかった。大学院に入学を希望する旨を伝えると、社会人経験が三年以上でないと受け入れられないという。自分は、日本の大学院で修士課程を経ていること、自分がなぜ入学したいかの理由を説明すると、快く受け入れてくれた。すぐその日から受講が許された。社会人を対象としているので、昼間だけではなく、夜間の授業も充実していて、竹根は自分が受けたい科目はできるだけ出席するように努力をした。
 授業は、教授の講義を一方的に聴くのではなく、教授とのやりとりで行われることが多い。そのために予習をしていないと授業で置いて行かれてしまう。毎日のようにレポート、レポートと追われているうちに、学生時代以上のペンだこがいつしかできていたのだ。石川啄木ならず、その手をしげしげと見た。

  <続く>

■ バックナンバー

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328

2024-03-29 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328

 コロナ禍に伴い、強みを発揮してきた分野の市場が縮小し、まったく新しい分野や従来は弱かった分野に活路を見出そうと取り組む企業が増えている。化粧品や健康補助食品(サプリメント)のOEM(相手先ブランドによる生産)事業を主力に、世界18カ国でビジネスを展開してきたS社(奈良県)も、そのうちの1社だ。

 現社長であるYさんの父が創業したのは1969年。国内の協力工場に生産を委託し、「日本の素材と技術を世界に提供する」を旗印に、BtoB(企業向けビジネス)事業に強みを発揮してきた。輸出先は台湾、韓国、シンガポール、タイ、香港、米国、英国、フランスなどが主力で、現在も売り上げの7割を海外向けが占める。海外での展示会にも積極的に出展し、7年前までは中東諸国の企業にもOEM供給していた。

 ところがここ数年、海外の同業他社が低価格攻勢をかけるなどして、一部商品の取引先を奪われた。一時は4億円を超えていた年間売上高も3億円台まで落ちこんだ。さらに、国際物流分野で世界的なコンテナ不足による海上輸送費の高騰に陥った。競争環境は激変しており、今後も海外向けOEMビジネスはますます苦しくなることが予想されている。

 こうした事態に対しYさんは、2004年に設立した別会社のネットショッピングサイトに目を向けた。「サイトを抜本的に改良すれば、国内のBtoC(消費者向けビジネス)市場を掘り起こせるのではないか」と考えたのである。ただBtoC分野はノウハウがないため、手始めに大阪市の中小企業支援施設を訪問。そこで中小機構が提供する「EC活用支援アドバイス」という支援メニューを紹介された。

 2021年夏にこの支援メニューを活用して、EC(電子商取引)の専門家に自社サイトを見てもらった。すると「正直言ってショッピングサイトには見えにくい」などと親身にアドバイスを受けた。その上で、ランディング(集客)ページの作り方から、ブランディングの仕方、価格戦略、商品の定期購入機能の設定、キャンペーンの組み方、リピート客の追い方、さらにはメールマガジンの書き方まで、事細かな助言を受けた。

 「ここまで親身になって教えてくれるとは考えていなかった」とYさんは振り返る。専門家に何度も相談し、全面的に刷新したショッピングサイトをオープンする計画だ。サイト刷新後は国内BtoC事業で、初年度3000万円の売上高を目指しており、さらに無添加食品シリーズの販売も含めて3年後は1億円の売上高を目論んでいる。

 一方、主力事業であるS社のOEM事業も強化する方針だ。コロナ禍によって過去2年間、海外展示会などに出展できなかった影響もあり、現状の取引先は20社弱。新規取引先は微増にとどまっている。今後は国内外で毎年4つ以上の展示会に積極的に出展し、3年間でOEM供給先を約40社増やす考えだ。これにより年間1億円以上の売上高上乗せを目指している。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
    https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 龍安寺のつくばいに学ぶ 328

 龍安寺(りょうあんじ)といいますと「石庭」に結びつく人が大半ではないでしょうか。
 ところが、意外と竜安寺の庭園や池についてはご存じない方が多いようです。
 その一つが、徳川光圀の寄進といわれるつくばいがあります。
 つくばいとは、ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園といいますか、茶庭(露地ともいいます)には不可欠です。
 茶室に入る前に、手を清めますが、そのための背の低い手水鉢のことです。
 龍安寺のつくばいの上面に「吾唯足知(われただたるをしる)」と刻まれています。
 中央に四角い水穴があり、そこから水が吹き出てきます。
 この四角形を「□」と見立てて、周囲の四文字とくっつけて読みます。
 たとえば上位には、漢字の「五」と読める文字があります。これと中央の「□」と合わせますと「吾」という文字になります。
 同様に、他の文字もそれに合わせますと、「吾唯足知」という四つの漢字になるのです。
 吾唯足知というのは、釈迦が説いた言葉です。

  知足の者は
  貧しといえども富めり
  不知足の者は
   富めりといえども貧し

 



「知足」とは、「みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと(kotobank)」という意味です。
 分相応のところで満足するという教えです。

 吾唯足知は、知足の心を図案化したもので、仏教の真髄といわれていますし、これが茶道の精神に繋がっているのだそうです。
 吾唯足知は、豊かな人というのは、多くを求めすぎない人で、富や名声のある人には貧しい人もいるということを教えてくれているのかもしれません。
 一般的には、仏教の本来の意味からは少々外れて「贅沢を求めず、現状あるもので充分たりていることを知りなさい」というような意味で使われているようです。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

  明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  


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■【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場  一年365日、毎日が何かの日

2024-03-29 00:03:00 | 【今日は何の日03月】

 

  【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場

 


 一年365日、毎日が何かの日です。
 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

今日の写真   3月29日

龍安寺石庭を囲む塀の裏側はどうなっている

 

 【今日の写真】 早春の京都 竜安寺 石庭
「龍安寺の石庭」として知られる枯山水の方丈石庭は京都を訪れた人の多くが訪問しているでしょう。室町幕府の守護大名であり、応仁の乱の東軍総帥でもあったりした細川勝元が創建した禅寺です。

 この壁の裏は、皆さんがご存知の石庭です。

 方丈庭園(史跡・特別名勝) - いわゆる「龍安寺の石庭」である。幅 22 メートル、奥行 10 メートルほどの敷地に白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を一見無造作に5か所、点在させただけのシンプルな庭である。巨大な中国の山水の世界を日本人独特の感性を研ぎ澄まして写した「枯山水」の庭である。最大の特徴は、「水を感じさせるために水を抜く」ということで、水を見立てられるようなものを作る。白砂も大海をイメージし、岩は島というより山である。近世の地誌類には、室町幕府に仕えた相阿弥の作庭と伝えるが、作者、作庭年代、表現意図ともに諸説あって定かでない。室町時代末期の作で特芳禅傑らの優れた禅僧によって作られたものとも伝えられる。(【Wikipedia】より)
今日は何の日    3月29日
■ ロイヤル・アルバート・ホール開場
 

 1871年3月29日にイギリス、ロイヤル・アルバート・ホール(Royal Albert Hall of Arts and Sciences)が開場されました。アルバート公(ヴィクトリア女王の夫) に献上された演劇場です。ドーム型をした劇場は、ハイドパークからも見えます。

 ここでは、たくさんのイベントが行われ、「ザ・ネイションズ・ヴィレッジ・ホール」(国民のための村)と呼ばれほどで、イギリス文化の象徴的な存在でもあります。

 クラシック音楽や演劇だけではなくミス・ワールドの会場であったり、プロレスやボクシングのゲーム会場になったりもします。記憶は定かではありませんが、日本の大相撲もここで行われたはずです。

 日本では、2010年から「クールジャパン」を政府が標榜し、日本文化を全世界に発信していこうという動きが始まりました。まだその途上であり、今回の東北地方太平洋沖地震で予算も大幅に削られるでしょう。しかし、このような地道な活動が、今回の地震にも関わらず、被災者や関係者の冷静な態度が諸外国で評価されるのに繋がったと思います。


■ まりも記念日

 1952(昭和27)年、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されました。

 マリモ(毬藻、学名:Aegagropila linnaei)は、緑色をした藻の塊としてしか知識はありませんが「球状集合体を作る淡水性の緑藻の一種」なのだそうです。

 多くのマリモは岩などに付着した糸状をしてしていますが、阿寒湖のマリモは、美しい球状体をしているために、全てのマリモが球状だと思い込んでいました。

 日本では1897年に、札幌農学校(現北海道大学)の川上瀧彌氏、が阿寒湖の尻駒別湾で発見したことに始まり、その形から「マリモ(毬藻)」という和名をつけたそうです。
 

■ その他
◇ 豊川稲荷開山忌
 ◇ 良彗忌

(ドアノブ)

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 日本経営士協会は、特定非営利活動法人として内閣府による認証を受けた経営コンサルタント団体です。1951年に誕生し、経営コンサルタント育成と経営士・士補資格付与活動を1953年から積極的に行ってきている、日本で最初に設立され、約65年もの永きにわたりまして社会貢献をしてきています。
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◆【経営コンサルタントの独り言】 龍安寺のつくばいに学ぶ 328

2024-03-28 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言03月

  【経営コンサルタントの独り言】 龍安寺のつくばいに学ぶ 328

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 龍安寺のつくばいに学ぶ 328

 龍安寺(りょうあんじ)といいますと「石庭」に結びつく人が大半ではないでしょうか。

 ところが、意外と竜安寺の庭園や池についてはご存じない方が多いようです。

 その一つが、徳川光圀の寄進といわれるつくばいがあります。

 つくばいとは、ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園といいますか、茶庭(露地ともいいます)には不可欠です。

 茶室に入る前に、手を清めますが、そのための背の低い手水鉢のことです。

 龍安寺のつくばいの上面に「吾唯足知(われただたるをしる)」と刻まれています。

 中央に四角い水穴があり、そこから水が吹き出てきます。

 この四角形を「□」と見立てて、周囲の四文字とくっつけて読みます。

 たとえば上位には、漢字の「五」と読める文字があります。これと中央の「□」と合わせますと「吾」という文字になります。

 同様に、他の文字もそれに合わせますと、「吾唯足知」という四つの漢字になるのです。

 吾唯足知というのは、釈迦が説いた言葉です。

  知足の者は
  貧しといえども富めり
  不知足の者は
  富めりといえども貧し

 



「知足」とは、「みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと(kotobank)」という意味です。

 分相応のところで満足するという教えです。


 吾唯足知は、知足の心を図案化したもので、仏教の真髄といわれていますし、これが茶道の精神に繋がっているのだそうです。

 吾唯足知は、豊かな人というのは、多くを求めすぎない人で、富や名声のある人には貧しい人もいるということを教えてくれているのかもしれません。

 一般的には、仏教の本来の意味からは少々外れて「贅沢を求めず、現状あるもので充分たりていることを知りなさい」というような意味で使われているようです。

 

(ドアノブ)

 

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■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 02 御門の御位はいともかしこし

2024-03-28 12:03:00 | 【心 de 経営】 徒然なるままに

■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 02 御門の御位はいともかしこし

 

 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。

 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。

 

 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。

 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。

 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。

 

 

◆02 御門の御位(おほんくらゐ)はいともかしこし。竹の園生の末葉まで、人間の種ならぬぞやんごとなき。

 

【語彙】

 かしこし: 「畏し(かしこし)」、恐れ多いこと
 竹の園生(そのふ): 皇族等
 末葉(すゑば): 子孫、「竹」を受けて「末葉」としています
 人間の種: 人間(庶民)の血筋、血統
 やんごとなし:尊い、高貴な

 

【現代語訳】

 (いろいろな願望がある中でも第一番目に挙げられることは)天皇という位で、これは、(庶民とはかけ離れすぎていて、口にすることもはばかられるような)大変恐れ多い願望です。


 皇族である子孫まで、(神様のようであられ)人間(庶民)の血統でないことが尊いことです。

 

【ひと言】

 庶民には、実現不可能な、天皇という位を望む人はいないと思いますし、皇族になることも手に届かないことです。

 しかし、総理大臣というポストになりますと、「なってみたい」という願望を持つ人はいるでしょう。

 

■ バックナンバー

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方

2024-03-28 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方   

 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

  この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
  日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
 

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
 【 注 】
  日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
 

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

  コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 主催者が、勉強会終了後に日帰り温泉に連れて行ってくれました。
 都内で温泉に浸かれるとはありがたいですね。
 おかげで芯から体が温まりました。
 聞くところによりますと、都内には100箇所以上も温泉を楽しめるところがあるそうです。
 日本が火山国であることを改めて思い知らされた気がします。
 
 会場では、下記のようなテーマでお話しました。

 ■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 2 信頼できる経営コンサルタントの見分け方
 

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 ここ第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話します。
 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。
 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。
 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。
 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。
 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。
 
■ 第4部2章 22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方

 「信頼できる経営コンサルタントの特徴」につきまして、前項でご紹介しました。ここでは、「有能な経営コンサルタントがもつ資質」につきまして、簡単にご紹介します。
 まず、信頼に足るだろうコンサルタントは、「自分の専門分野が明確で、経営全般に関する広い知識と人間性重視という姿勢を持ち、コンサルティング経験が豊富である」といっても良いでしょう。
 広い裾野の知識を有し、その中で、自分自身の専門分野が明確であり、そこでの実績がありますと、その分野におきましては、それまでの経験が他社に対しても活かせるからです。
 コンサルタントの中には、傾聴のあり方をはき違えて、相手の気持ちを忖度しすぎる先生がいらっしゃいます。その様な先生は、人間味溢れる方なのでしょうが、コンサルタントは、「事実」をベースに判断すべき立場にあります。プロは、情報を入手しても鵜呑みにせず、「ウラを取る」ということを実施します。
 傾聴力を活かし、情報収集力に優れ、知識や情報、経験の蓄積・活用を重視し、それらをヒントに、独創的なアイディアを創造できる発想力を持っています。
 また、現状の潜在的な問題を看過せず、クリティカル・シンキング的視点を持ち、顕在的問題のみに固執せず、潜在的問題を見出す力を持っています。問題点の本質を掴める力を持っていませんと、プロとしての仕事ができないからです。
 先入観や思い込みもないように努力をします。フレキシビリティがあり、論理思考を駆使した思考ができ、目的意識が高く、全体最適を心がけ、局部に固執しすぎず俯瞰的に診て、問題の本質の追究に腐心しています。バランス感覚に優れているといえます。
 コンプライアンス意識が高く、人格高潔で、相手に対する思いやりの心を持ち、クライアントが、自分の会社であるかのごとく愛着心と強い信念を持ち、その成長を強く願っています。
 自分の懐を肥やすことよりも、クライアントがいかに収益を上げ、企業成長するかということに寄与できるように邁進します。

 人気の高い「笑点」という番組に「こんな○○はいやだ」というお題があります。その観点で、「こんなコンサルタントは嫌だ」というテーマで経営コンサルタントを見てみましょう。
 企業の経営者・管理職は、自社の面前の課題取り組みに発想が集中しますので、「岡目八目」、なかなか俯瞰的に自社を見ることができません。経営コンサルタントは、企業を俯瞰的に見て、それを補うべきです。部分最適の改善で満足しているコンサルタントは「いやだ」。
 それができる経営コンサルタントかどうかは、「経営の理想の姿を描ける」かどうかで、そのコンサルタントを選ぶべきかどうかを推測できます。
 いうまでもなく、専門分野に深い知識を持ち、経験豊かであることが望まれます。それに加えて、クライアントがおかれている業界やその業界におけます特異性を知ろうと努力をしているかどうかは、そのコンサルタントで良いのかどうかを見分けるのに重要な視点といえます。
 はじめから、その業界や商品・サービスに精通していれば良いのですが、コンサルタントというのは、いろいろな業界について通じていたり、経験があったりしますが、クライアントの会社やその業界については、初めから詳しいわけではありません。そのために、有能なコンサルタントは、業界の特質やその中での対象企業のポジションに強い興味を持ちます。知ったかぶりで、その場しのぎをするコンサルタントは「いやだ」。
 それら業界や商品・サービスの知識だけではなく、コンサルタントとしての問題発見・課題解決能力を有しているかどうかは、非常に重要な点であり、基本的なことといえます。簡単な改善はできても、問題を根本から解決できる能力が不充分なコンサルタントは「いやだ」。
 学歴や資格、出版したり講演したり、関係先に大企業名があったりするだけで、判断するのも危険です。自分の目で見て、確かめることができる、真贋力を持っている必要が経営者側に必要です。外見だけは立派なコンサルタントは「いやだ」。
 また、コンサルタントといえども人間ですので、いろいろな性格の先生がいます。大胆な性格の人もいれば臆病な人もいます。
 大胆すぎて、無謀に、リスクを軽視するコンサルタントは「いやだ」。
 逆に臆病であったり、慎重でありすぎたりしますと、思い切ったアドバイスをしてくれません。また、意志の弱いコンサルタントですと、方針を決めても、それを達成しきれないままで、中途半端な状態で挫折してしまいかねません。弱気や意志薄弱なコンサルタントは「いやだ」。
 中には、自分の利益が優先してしまい、クライアントに対する貢献に全力を尽くそうとせず、その場しのぎのことしかやってくれないということもあり得ます。自分の懐優先のコンサルタントは「いやだ。

 同じコンサルティングという業界にいながら、その様なコンサルタントがいることは恥ずかしいですが、それが現実です。上述しましたように、最終的には、経営者の人を見る力がモノをいいます。
 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 3月28日 ■ スマトラ沖地震 ■ シルクロードの日 ■ 龍安寺・吾唯足知 自慢の写真  一年365日、毎日が何かの日
 
 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
 

■ 電卓を始めて作ったメーカーは? 320

 永年使っていた電卓の液晶が見えづらくなってきましたので、量販店で安い電卓を買ってきました。
 店頭ではブリスターパックされていますので、試すことができなかったのですが、自宅に戻って使い始めたら、「安物買いの銭失い」。
 キーをキチンと押さないと入力できないのです。
 これではブラインドタッチをすることができません。
 慌てて丸善に行って、日本メーカーブランドの電卓を購入しました。
 さすが、日本ブランド、今度はスムーズに使えました。
 よく見たらフィリピン製、でもやはり日本のメーカーの品質です。

 最近は、電卓を使う人が少なくなってきたのではないでしょうか。
 スマホ、タブレット、PCと電卓機能を使うことができます。
 電卓という古めかしい表現もいずれは死語になるのでしょうね。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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