青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

感染症と涅槃仏(ねはんぶつ)(Ⅱ)

2020-04-01 04:34:01 | エッセイ


 世界は新型コロナウイルスの感染拡大で制御不能の状態が続いています。3月31日の時点で約24億人が隔離封鎖を命じられている異常さです。世界全体の感染者数は78万3476人、死者数は3万7753人、致死率は4.8%です。被害者には心から哀悼の意を表します。(earth catastophe review転載)

 同時にアフリカ豚コレラの発症が報道されています。昨年は世界の豚の4分の一が死亡、殺処分されています。中国では1億頭以上です。この3月にはポーランドで2万4000頭が死亡、殺処分されています。当ブログでは過度なグローバル化を懸念していましたが人類の英知で早期に感染症の撲滅を期待しています。

 暗い話題の多い中、新年度の初日ですから再投稿写真ですが心穏やかに見て頂ければ幸いです。仏教国ミヤンマ―を象徴する旧都ヤンゴンの黄金に輝きそびえ立つ仏塔、シェダゴンパゴダの中の一つの涅槃仏(ねはんぶつ)です。悟りの境地で涅槃仏の前で寛容な仏陀のことお許し頂けるから同じポーズで写真を撮りましょうとビルマ族の当ブログモデルのS嬢の提案写真です。

 涅槃仏とは釈迦が入滅される、されたお姿でこの世を去って仏の世界である「涅槃」に行かれるその最後を表されています。目を開かれているのは入滅前の最後の説法、もしくは弟子に仏法を説かれておられるお姿と言われています。敬虔(けいけん)な小乗仏教徒のS嬢、仏徒の理想とする「悟りの境地」一切の煩悩(ぼんのう)、束縛(そくばく)を解き円満、安楽の境地だったのでしょう。

 

 
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幻想の初夢

2019-01-08 01:20:38 | エッセイ


 さあ~今年もがんばりましょう…
 
 天地前後左右とサイバー空間(人工頭脳空間)にも五感をとぎすまし注意確認しながらです。解放された地球人としての権利(有限資源の配分)を受けられる社会をめざしましょう。先進国も後進国も白人も黒人も老若男女すべての人の権利です。努力した人も頭脳明晰な人も劣等な人も同じ権利です。ロスチャイルド家もポツンと一軒家の山田家や習家もゴーン家も同じで格差は2倍以内のグローバル化社会です。

 年末年始にTVメディアのどの局も同じような芸能人がバカ騒ぎをしなくても個人が「心の底から笑える」社会です。スポーツ選手が重い道具を持って世界を右往左往し競争や勝敗を争わない。スポーツも学生スポーツまで職業スポーツは無意味。体力がある人は弱者支援や災害支援に尽力する。そうした人に金メダルや報奨金を差し上げる社会です。

 車も削減し多数がシュアすれば各国の渋滞も交通事故も最小化します。各国の軍隊は削除し莫大な軍事費は民生に回して最小の警察で充分でしょう。犯罪や自殺など最小化するでしょう。娯楽も供給者による「与えられる娯楽」は廃止し自らが創造する娯楽に限定すればいい。穀物・野菜・肉・魚介類も世界の個々人に当分に分配する。ポイントカードは消費する人では無く有限な地球資源を節約した人に与える社会です。政治家や世界、地域のリーダーも銭(ぜに)のタガを外せば真に多数の「幸せ」に貢献して頂けるでしょう。

 ざ~とこのような社会になればいいなーと。ああ幻想の初夢でした。

 現実は温室効果ガスの削減努力をしないと地震や風水害の災害も多いし命の源泉、食の農薬や化学肥料や消毒・除草剤の残留農薬、添加物も心配です。皆さんも健康には留意して下さい。月1~2で多数の「幸せ」を軸に発信させて頂きま~す。
    
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泳ぐ牛

2018-09-21 08:19:23 | エッセイ


 静寂の葦のしげり、所々にある浮島の間をフゥフゥと荒い息つかいで泳ぐ牛、ミヤンマー・インレー湖の情景です。周辺には筆者と足漕ぎ(あしこぎ)小船のインダ―族の友人のほか誰もいない。食肉処理場も牧舎も牧場もない。ただ必死に湖を泳いでいます。確認はしていませんが野性の牛でしょう。
 
 日本では島根県隠岐に離島の牧草を目指して牧畜家が海を泳がせている「海を泳ぐ牛」がいると検索しましたが他は承知していません。BBC NEWS Japanの今年2月の記事でポーランド南部のニスキエ湖で食肉処理場に移送予定の牛が、 牧童の腕を骨折し鋤骨(じょこつ)を痛めて柵を突き破り泳いで島に脱走した事件があった。多くの市民がその牛のト殺に反対し「この牛の強力な意志を讃え牛の英雄」として救ったそうです。

 今年1月オランダでも雌牛が食肉処理場から脱走し6週間川を渡り森に隠れていた。市民がその牛のト殺に反対し、クラウドファンディングで資金を集め安全に暮らせる場所に救いました。脱走した牛は幸せに多数の牛はト殺された。

 大自然の中で自由活発にト殺の心配もなく餌を求めて泳ぐ後進国、以前の仏教社会主義のミヤンマーの牛、利他(りた・自己の善行によって他者を救済する)功徳(現世に幸福をもたらす善行)の国の牛。先進国の柵で飼いながらト殺しうま~と食べられる牛。他方で牛を心配し市民に救済され幸せな牛もいる善悪混在の社会。地球自然と人間、動物にとって何が善行?・。

 
   まあ世相川柳でも(作者不詳)

       スマホ病  何の話も うわの空

       アイライン 今朝も角度に 命かけ

       夫みて 今の不運に 天あおぐ


 
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汚染と清浄・浄化

2018-05-26 07:29:40 | エッセイ


 ミヤンマ―のベンガル湾沿いの半鎖国時のチャンタ・ビーチChaungtha Beach。ハワイなど数か国のビーチも訪れましたがきれいさが違う。喧騒もなく空・海は澄んで砂浜も自然の洗浄で白く綺麗です。                                             それにしても経済優先の社会の進歩、グローバル化、人間の活動結果の気になるのが汚染です。                          大気汚染(中国など)・海洋汚染(マイクロプラスチック・水銀、PCB化学物質など)・人間汚染(詭弁政治家・偽装企業家・データ偽装社員)・スポーツ汚染(ドーピング・暴力・日大監督コーチ・レスリングパワハラ・)それに水質汚染etc です。
 特にスポーツ汚染の状況は深刻です。国、企業、学校、メディアなどの宣伝・売名媒体、競争扇動のスポーツに成り下がっています.明けても暮れても青春期・成人期にスポーツ付け、何か異常さを感じます。ましてプロスポーツの必然性は感じません。

 汚染(おせん)とは汚れること、雑菌が繁殖すること、感染することです。洗浄・浄化しないといけませんネ。
 
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祭祀(さいし)・祭り

2018-05-09 08:23:14 | エッセイ


 多民族連邦国ミヤンマ―(135民族)には民族・地域によって多様な祭祀・祭礼があります。主な祭祀・祭礼は4月のミヤンマ―暦の正月にあたるテインジャン水かけ祭りです。前年の悪と罪を洗い流し新年を新しい気持ちで迎える祭礼です。老若男女が着飾り僧院に金銭や料理を寄付し年配の人に掃除や手伝い、食べ物を贈ります。来客には多くの料理もします。この時期出家する人や精神統一の瞑想に泊まり込みで修行する人も多くいます。
 5月のガソンニャウン・イエトウン菩提樹に水をかける祭祀。仏陀が菩提樹の木の下で悟りを開かれた事にちなんだもの。干上がった池や川から魚を捕らえ水のある場所に移す行事などです。
 ミヤンマ―では7月の満月から10月の満月までは雨安居(うあんご)と呼ばれる雨季です。10月のダディジュ満月祭(雨安居があがる火祭り)11月のダザウンモン満月祭(僧院にささげる服を作る)などです。
 この時期、仏陀が悟りを開かれ弟子に説教されたことに由来し僧侶はより宗教的生活に努めます。雨安居の始まりに僧衣を進呈しこの期間中はより修行に励み、一般の人は婚礼などの行事は控えます。雨安居が終わる満月の夜にはパゴダの参道や家にロウソクやランプの明かりが灯され川にはトウロウを浮かべます.ミヤンマ―の祭礼・祭祀は仏、神、水、満月など超自然的存在に感謝・謝罪・尊敬・帰依・服従の意志や意義の確認で純粋で神聖なものでしたが・・。
 ヨーロッパや日本など先進国の祭礼・祭祀は神聖なものもありますが政治的・経済的色彩が濃くなり大衆統合や娯楽性、観光のイベント化が重視されています。伝統や宗教的意味が形骸化し世俗的な催事としての「祭り」に傾斜しているようにも感じます。
 ミヤンマ―も民主化・開放によって仏陀など超自然を敬う純粋の祭祀・祭礼もまもなく経済優先の催事・観光、イベント化するするでしょう・。

写真はバガン近郊の村のダザウンモン・ボエの隊列
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何をどうする今後の10年

2018-03-16 14:46:16 | エッセイ


 ヨーロッパや東南アジアの国々を旅や仕事で訪れましたが何故か軍事政権時代の仏教社会主義の国ミヤンマ―の自然や自然体の生活に共感し、純朴なミヤンマ―人と波長が合い7年も往来しました。先進国の経済至上主義の成長進歩思考に同調できなかった敗者ですが・。   グローバル化や鈴木傾城氏の「人工知能AIに殺されないために」の論調などをを読んで社会の変化・進化の方向、動向に疑念を感じています。特に今後、爆発的・煽情的に進化するであろうAIの事です。人工知能AIは雇用を消滅させ高賃金を要求する人間は淘汰されていくと・・この脅威に打ち勝てるのは一握りの投資家だけだとも・・
 PCの進化で写真は男女・怒り・笑いを判断し絵も文章も書き歌い言葉を理解し答えを出す・。翻訳も車の運転も病気の診断もする。人間とは比較ならない正確さ速さで判断するのです。人工知能AIの進化は今までの10年とは比較にならないほど社会と生活に激変をもたらすと・。フォーブス誌では2030年までに雇用を失う人は日米で1億人・中国で2億3600万人・インドで1億2000万人など・・。人間を効率的に殺す「キラーロボット」の開発も米英露イスラエル、中国などが開発しているとも・・


 テスラモーターズ会長のイーロン・マスク氏は「人類文明の最大リスク、人工知能AIは悪魔だから今すぐ規制すべきだ」と、ホーキング博士も「AIが知識の力を持ちコントロールできない事態になりかねないと」・。AIが良識を持つか人工殺戮兵器化するかはまだ誰にわからないそうです。現況では人手不足や有効求人倍率などの報道がありますが途中経過、かなりの職業の人がダメージを受ける気がします。競争、効率、便利を煽り強いものがより強い索漠とした社会が人間にとって多数の幸せになりますか・。新時代の有効な人材になるには勉強もしないといけませんかね~・まあ小生は遅すぎます。皆さんはAIをコントロールできる人材になってください。
 上の写真は朝日が昇れば働き暑ければ昼寝し日没には眠る人、働き方改革も必要ない人。下の写真は先進国のコンビニ・ドライブインの原形。地政や気象がよく衣食住には恵まれ物欲・便利さを煽らなければ幸せに生活している人たちですが・・

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海と豚

2018-01-30 14:21:11 | エッセイ
寒いですね~日本は・・

 暖かい国ミヤンマ―有数のリゾートChanthaチャンタ。ヤンゴンからパセインまでバスで4~5時間。パセインから3時間ぐらいだったカナ。ミヤンマ―有数の穀倉地帯エーヤワディーデルタを通りベンガル湾沿いのビーチリゾートです。                                                 

 馬車や自転車も埋まらない真白な砂浜、青い海と空。どこかの村から小船で数頭の豚が陸揚げされていた。海を必死に泳ぎ浅瀬でも戸惑い逃げ回る豚・・
仏教社会主義軍事政権にグローバル化・民主化の波がおし迫ってきたように見えた。                                       
 
 日本の報道メディアは軍事政権が悪で民衆は貧困に苦しんでいると報じていたが価値観や気候の違いや英植民地時代の施策、多民族連邦国家を理解しない報道であった。

 南部のモン州や北部のシャン州などの村も訪れたが違う。小乗仏教の価値観で心豊かな人々の住む村だった。例えば南部のモン州のMawlamyineから外人入島禁止のビル島。3~4世代同居で介護施設も不必要、、気候が良いから2~3毛作で自給率100%、護岸工事をしていないから魚介類は近場で豊富、果物は年中30~40種類,学校もあるが寺に寺小屋待機児童もいない。住居は簡素で高床式で風が通って涼しく快適。衣類はロンジーと半袖シャッとサンダルで革靴もハイヒールも不必要。トイレが問題かな・・。

 英植民地時代の施策は70%の多民族ビルマ族を支配するために少数民族カレン・カチン・シャン族などに独自軍を持たせ植民地支配をした事です。その少数民族軍が武装ゲリラ化し統一の弊害になり軍事政権の必然性があったのです。確か17の少数民族軍のうち軍事政権は13~14軍ぐらいと和平協定を結び武装解除をしたと記憶しています。

  国家解放後、グローバル化の波が押し寄せ最後のフロンティアと先進世界の国々が投資をし物欲を煽り経済至上の違う国に変貌することは豚に例えては失礼ですが寂しい気がします。



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