青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

海と豚

2018-01-30 14:21:11 | エッセイ
寒いですね~日本は・・

 暖かい国ミヤンマ―有数のリゾートChanthaチャンタ。ヤンゴンからパセインまでバスで4~5時間。パセインから3時間ぐらいだったカナ。ミヤンマ―有数の穀倉地帯エーヤワディーデルタを通りベンガル湾沿いのビーチリゾートです。                                                 

 馬車や自転車も埋まらない真白な砂浜、青い海と空。どこかの村から小船で数頭の豚が陸揚げされていた。海を必死に泳ぎ浅瀬でも戸惑い逃げ回る豚・・
仏教社会主義軍事政権にグローバル化・民主化の波がおし迫ってきたように見えた。                                       
 
 日本の報道メディアは軍事政権が悪で民衆は貧困に苦しんでいると報じていたが価値観や気候の違いや英植民地時代の施策、多民族連邦国家を理解しない報道であった。

 南部のモン州や北部のシャン州などの村も訪れたが違う。小乗仏教の価値観で心豊かな人々の住む村だった。例えば南部のモン州のMawlamyineから外人入島禁止のビル島。3~4世代同居で介護施設も不必要、、気候が良いから2~3毛作で自給率100%、護岸工事をしていないから魚介類は近場で豊富、果物は年中30~40種類,学校もあるが寺に寺小屋待機児童もいない。住居は簡素で高床式で風が通って涼しく快適。衣類はロンジーと半袖シャッとサンダルで革靴もハイヒールも不必要。トイレが問題かな・・。

 英植民地時代の施策は70%の多民族ビルマ族を支配するために少数民族カレン・カチン・シャン族などに独自軍を持たせ植民地支配をした事です。その少数民族軍が武装ゲリラ化し統一の弊害になり軍事政権の必然性があったのです。確か17の少数民族軍のうち軍事政権は13~14軍ぐらいと和平協定を結び武装解除をしたと記憶しています。

  国家解放後、グローバル化の波が押し寄せ最後のフロンティアと先進世界の国々が投資をし物欲を煽り経済至上の違う国に変貌することは豚に例えては失礼ですが寂しい気がします。



コメント
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