青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

世界ランキングから見える日本(Ⅱ)

2021-08-26 05:15:18 | コラム


 国連や信頼できる国際研究機関から2020年の各種世界ランキングが2021年になって発表されています。コロナ禍の蔓延拡大、豪雨、酷暑の異常気象災害の最中に大騒ぎしているパラリンのメダルや高校野球やプロ野球の勝敗より大切で生活に直結している世界ランキングの簡略抜粋です。東京五輪のIOCや日本は地球温暖化(災害の最小化)や感染症コロナ禍に背く愚策として後世の世界史に記述されるでしょう。

 NHKなど朝から夜まで大声で騒ぐスポーツは先ず国民一人一人の健康、体力、免疫力の鍛錬です。プロスポーツ等は企業宣伝が主で日々の勝敗や選手動向は戯言(たわごと)です。政治や社会の不条理や不謹慎を覆(おお)い隠(かく)し国民視線を逸(そ)らす機能さえはたしている。 若い現役世代の人は知力・体力を鍛え世界ランキングに見える約30年の下降日本を背負いafter&withコロナの脱炭素社会、IT新時代の政治や社会の勉強をし日本再建をお願いしたい。

*世界国民総所得(GNI)(172ヶ国)
1.アメリカ 2.中国 3.日本 4.ドイツ 5.インド・・

*世界幸福度ランキング(149ヶ国)
国民一人当たりのGDP、社会的サポートの信頼度、健康寿命、人生選択の自由度、政府や企業の汚職や腐敗度の認知で調査。
1.フインランド 2.デンマーク 3.スイス 4.アイスランド 5.オランダ・・日本56位 

*世界報道の自由度ランキング(180ヶ国)
ジャーナリストに対する暴力定量調査、意見の多様性、政治企業宗教からの独立性、報道に関する法制度、メディア環境と自己検閲、ルールの透明性やインフラの質の計測など。
1.ノルウェー 2,スエーデン 3.フインランド 4.デンマーク 5.コスタリカ・・日本67位

*世界競争力ランキング(主要60ヶ国)
競争の評価は経済成果、政府・企業の効率性、経済インフラの4分野400項目で調査。
1.スイス 2.スエーデン 3.デンマーク 4.オランダ 5.シンガポール・・日本31位

*世界の経済成長率ランキング(192ヶ国)
1.ガイアナ 2.エチオピア 3.ギニア 4.タジキスタン 5.バングラデシュ・・日本105位

*世界の一人当りGDP(USドル)ランキング(192ヶ国)
1.ルクセンブルク 2.スイス 3.アイスランド 4.ノルウェー 5.アメリカ・・日本23位

*世界の政府総債務残高(対GDP比)(189ヶ国)
1.ベネズエラ 2.スーダン 3.日本 4.ギリシャ 5.エリトリア・・

*世界の外貨準備高ランキング(151ヶ国)
1.中国 2.日本 3.スイス 4.ロシア 5.アメリカ・・

*二酸化炭素CO2排出量の多い国ランキング(2018年調査国数?)
1.中国 2.アメリカ 3.インド 4.ロシア 5.日本・・

 抜粋した2020年の日本はGDPと外貨準備高は良としその他はG7どころかG20よりも劣る無残な状況です。日本の簡易通知表です。経済の国際競争力が退化し国民幸福度は劣化し報道の自由度、NHKなどメディアも劣化、国民のために機能していない。政治も政治屋や二世議員や老害、既得権益者、私利私欲議員が問題でしょう。清新で公正で真に日本国民幸福に献身される果敢な議員に投票しましょう。

 日本社会の退廃、問題が多い。振込詐欺や給付金詐欺、学校の校長や教頭、教師のセクハラ事件、祖父母や親、子殺し等家庭内殺人、遺棄事件、外国人傷害殺人事件等も多い。世界的に温暖化、異常気象で食糧輸出国の災害やバッタ被害で食糧自給率の低い日本には課題が多い。

 弱肉強食の新自由主義経済が不公正で格差拡大を招きダボス会議で「ステークホルダー資本主義」が議論された。日本の近江商人の知恵、株主、従業員、取引先、顧客地域社会に貢献する「三方よし」の企業経営などの資本主義です。地球環境破壊、パンデミック、戦争、テロなどテールリスクにも対応し新しい世界経済の潮流になる事を期待しています。

写真はミヤンマ―・ビルマ族の「幸せのエンジェル」が舞い寄る当ブログモデル




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五輪と異常気象・コロナ禍

2021-08-11 03:53:05 | コラム


 今夏は豪雨に酷暑。日々、自然と共生する生活者にとって厳しい夏です。五輪が成功だったとの首相の認識には違和感がある。五輪期間中に東京のコロナ感染者を直接、間接的に人心、人流を煽(あお)り約5万人も増大させた。五輪や高校野球やプロ野球等スポーツ関係者に問題が多い。メディアが人心の高揚感を煽りコロナ感染拡大に拍車をかけている。化石燃料電力を消費し、世界中の良識ある人々が自粛している飛行機移動も異常気象、温暖化に背いている。。フライトシェイム(飛び恥)を不急不要のIOC関係者や五輪スポーツ選手などが恥じない。平和理念の祭典、東京五輪やスポーツイベントがコロナ禍や異常気象の弊害になっているのです。

 子供に夢や希望の五輪、安心安全、友好の五輪どころかコロナ感染者は増大し凶暴化する異常気象は先鋭化しているのです。世界中の人々の命と生活が脅かされています。コロナ禍が蔓延拡大し豪雨災害の多発中にパラリンを開催する。国民に多くの移動や営業自粛など要請をしながら五輪やパラリンや高校、プロ野球を開催させNHKなどメディアが人心の高揚感を煽り都市部で外出や移動の抑止になっていない。IOCのバッハ氏の行動や丸川氏、都知事の発言など政府五輪、コロナ関係者の発言は断片思考、発言で支離滅裂です。

 世界的に蔓延するコロナ禍や凶暴化する異常気象の現況をみれば五輪の即時中止を世界に宣言すべきでした。世界の最優先課題の異常気象やコロナ禍と毅然と戦う日本政府の姿を表明し世界や国民から信頼される凜とした脱炭素社会、環境立国を目指す日本をアピールする絶好のチャンスだったのです。

 8月9日、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の作業部会が「人間の活動で温暖化を引き起こしている、疑う余地がない」との第六次報告書を公表しました。温暖化or寒冷化(筆者補足)は世界中で豪雨・熱波・寒波など異常気象に影響を及ぼしている。化石燃料を大量に消費する状況が続けば今世紀末には最大5,7C上昇する可能性がある。CO2など温室効果ガス濃度の上昇は人間の活動が原因で大気・海洋・陸域を温暖化or寒冷化させていると結論付けた。

 2025年頃までにCO2排出を減少に転じ2050年までに実質排出ゼロにする協定は遅い。日本はEU諸国などと比べると取り組みが遅れています。災害列島の日本で気候変動問題の本質に迫る社会全体の危機感、切迫感がない。経済基盤が化石燃料に依存しそれなりに豊かで便利、快適に見える生活ができているから・?。日本の公共放送NHKなどメディアも災害時には大騒ぎをしますがその本質に迫る啓蒙報道は見聞きできない。悲しいかな多くの放送は生活者にほぼ無用なスポーツの試合や芸能人やお笑い芸人番組が主流です。
 
 五輪が本来の理念から乖離(かいり)しているとの指摘が多い。東京五輪を興奮声で朝から夜まで放送しているのは日本のNHKぐらいでしょう。欧米や後進国のメディアはコロナ禍や気象災害、格差、貧困、紛争などで参加できない国や選手、トレーニングも無しで参加している選手もありメダルも不公正で不確定と疑念を持つ論調が多い。IOCが銭で数合わせに参加国を集めたとも?・。

 専門家や科学者が化石燃料を捨て脱炭素社会に転換すべきだと指摘されてもそれを変えようとする政治家やメディア関係者の意識が希薄にみえます。市民の日々の生活から脱炭素社会の転換努力をし災害を最小化し穏やかな日々の生活と地球環境をとりもどしましょう。

 写真はokulahama-Supercell転載

 

 
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