青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

ミヤンマ―・モンユアの巨大仏

2024-05-13 21:07:34 | コラム



 ミヤンマ―の国内情勢は国軍、少数民族軍、民主派勢力との戦いで混沌としています。それに無慈悲なウクライナやパレスチナ戦禍も停戦、和平の見通しも混沌としています。その状況を達観視するかのようにユーラシア大陸のほぼ中央、ミヤンマ―のモンユアの丘にそびえる世界第2位の仏陀の立像です。

 写真上はミヤンマー王朝史の最後を飾ったかっての王都、ミヤンマ―第二の都市マンダレーから140㎞のモンユアにある最大の立像レーチョン・サチャームです。高さは130mで鎌倉の大仏の10倍あるそうです。下は4階建てのビルを枕に横たわる全長100mの巨大寝釈迦像です。インドとの国境と並行して流れるチンドウイン川の東岸にありミヤンマ―の乾燥地帯で近辺では綿花やゴマや豆類など栽培されています。

 敬虔な小乗仏教徒の国民の国での内戦を達観視されているようです。達観の意味は目先の細かいことに惑わされず真理や道理を悟ることです。俗事を超越し悟りの境地でのぞむことを意味します。権威主義国家、ロシア、中国は国軍を支持し民主派勢力、一部の少数民族軍を米英日本など支援しています。ASEAN諸国は是々非々で和解を模索しています。

  場違いですが姑息(こそく)な日本の岸田首相のことです。意味はその場のがれ、一時の間に合わせです。政治資金改正法の自民党の改正案です。まだザル法的思考しかできない。毎日新聞の調査で岸田首相は交代したほうがいい72%、自民党案は評価しない83%です。凜とした民主主義国家再建のため政治家が2度と不祥事を起こさない意志も気迫もない。姑息な首相に長いをされても国民が不幸になる。諸悪の根源「企業、団体献金の禁止」「政治活動費や文書交通費の透明化」など野党案が優れています。

 地球規模の気候変動や過度なグローバル化や物欲洗脳や拝金主義が対外勢力からミヤンマ―に潜入し敬虔な仏教徒で質実な国民を惑わし国家、国軍と国民の乖離(かいり)も見え隠れしています。中国米国の覇権争い、権威主義対民主主義国家争いの世界情勢の余波がミヤンマ―にも及んでいるのです。ミヤンマ―にはグローバルサウスの国々のように自国の権益を最大化し是々非々で対応する余裕がない。

 いずれにしても国軍と民主化勢力と一部の少数民族軍とが和解をし旧軍事政権時代のように世界でもまれで誇れる仏教社会主義の国家として再建し国民幸福のために尽力してほしい。モンユアの巨大仏陀もそれを望まれていると思います。
      

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国の「新質生産力」 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事