青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

新年のご挨拶

2018-12-31 14:24:19 |  ドキュメント


       輝かしい新年を迎え
           
           皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます


 

写真はミヤンマ―・マンダレーの旧王宮の濠と城壁  
  
ミヤンマ―・第二の都市マンダレー。その東北部にあるミヤンマ―最後のコンバウン朝の旧王宮です。敷地は正方形で辺は約3㎞、城壁は8m、濠(ほり)は約70mで東西南北に4本の橋で市街に結ばれています。1857年に遷都にしたミンドン王が4年がかりで完成させました。 その後1885年に英国がこの地に進軍し植民地化し軍の施設に、1942年には日本軍に占領され1945年には英インド軍との戦いで戦火に巻き込まれ焼失したのです。 戦後はミヤンマ―国軍が施設とし て使用し、後に中央部に旧王宮建物群や宝物館が再建されその地域に限って当時の栄華を外国人も観光できるようになっています。
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新時代の後方で

2018-12-26 11:27:38 | コラム




  平成30年、2018年の歳末ですね。今年は世界中や日本でも異常気象など自然災害が先鋭化し多発した年でした。それに人類、実は個々人にも大きな影響のあるグローバル巨大企業のイノベーションによる世界支配の構図がより鮮明になった年でした。「宇宙・AIビックデータ・種子と水を支配する者は世界を支配する」事です。

  ゴールドマンサックスの予想では世界覇権が2050年にはアメリカと中国で覇権が入れ替わると予測しながらもコンペスターが覇権国に入れ替わった歴史はないとしています。16世紀のポルトガルとスペイン、17世紀のオランダとフランス、18世紀のイギリスとフランス、19世紀のイギリスとドイツ、20世紀のアメリカとソ連です。現在の世界秩序、グローバル資本主義は現況の覇権国アメリカが構築したからです。

  先だってトランプ大統領が宇宙軍の創設を発表されました。映画やアニメの話ではないのです。通信・情報収集・GPS・早期警戒衛星など防衛するためとしています。国家の問題だけでなく日々GPSや気象、地図情報など2020年にはG5通信技術に用いられ個々人の問題でもあるのです。中国やロシアはすでに人工衛星から発射したミサイルやGPS、偵察衛星を撃墜する兵器を開発し実験を実施しているのです。衛星の撃墜や宇宙ゴミとの衝突などあれば便利さの影に暗黒の生活を余儀なくされる懸念もあるのです。

  グローバル企業はAIビックデータを駆使し国家を脅かし個々人を識別、選別化し以前の記事掲載した「AIビックデータ帝国」を築き個々人は抑圧される時代も迫っているのです。戦争、紛争、警備などの概念もAiドローン兵器など大変革しつつあるのです。

  外圧か今年、日本では種子法が撤廃され水道法が改正されました。野球やサッカー、オリンピック開催、コンサート、各種イベントなど大騒ぎするTVメディアなどのの影で多くの人がよく理解しないうちに可決された。命の源泉、種子や水を極限の利益追求のグローバル企業に日本市場を委ねたのです。山河清水の日本で巨大水メジャーの配下に陥り水道料金、水も高いものになるでしょう。

  種子法の撤廃は国内固有種が駆逐され、ターミネーターテクノロジー(遺伝子操作で次世代の種子を植え付けても発芽できない、この花粉と交雑した植物も発芽時に自殺させる技術)を駆使し種子・化学肥料・農薬をセットで販売するのです。果樹や野菜、花など一時的に収量は多くなり均一性があるのですが一代限りで農家は毎年種子を購入しなければならないのです。多様性や少量多種は失われ食と水の命の源泉もグローバル企業の支配下に陥るのです。すでに国内種子の自給率は10%に満たない状況だそうです。

  覇権争いや巨大多国籍グローバル企業はビックデータを駆使し支配力や極限的利益を追求する新時代の大衆はその構造内での生活を余儀なくされます。便利さの影にAiロボット暴走やS社の通信障害のような予期せぬ人為事故も懸念される社会です。 
 
       新時代の後方を歩みながら・・・ 幸多い新年をお迎えください。 

 写真はBloomberug転載
    

  

  

  
  

  
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「災い」

2018-12-14 20:10:28 | コラム


  歳末恒例の今年1年の世相を表す漢字1文字に「災」が京都清水寺で発表されました。2018年は台風・ハリケーン・サイクロン、豪雨・洪水・熱波・干ばつ・山火事など世界の各地で災害が多発した年です。限界集落の当地でも杉、ヒノキなどの大木が豪雨、台風で根こそぎ倒れる被害が発生しました。主に経済優先の人為の活動による温室効果ガスの排出が起因しています。

  最近発表された「Science Advances」誌の 論文にこのまま地球温暖化が続けば気象災害は2100年までに1.5倍に増え最大で3倍になる恐れがあると指摘されています。台風やハリケーンなどの熱帯帯低気圧の移動速度が数十年前より遅くなり、大きな被害をもたらす事が明らかになった。熱帯低気圧が遅くなる事は風速が変わらず移動速度が遅くなり同一場所が豪雨などにより先鋭化した災害をもたらすのです。

 西から東に吹く寒帯ジェット気流は北極圏の寒気と熱帯の暖気の温度差によって生じます。北極圏の温暖化は他の場所より2~3倍も進行し気温差が小さくなりジェット気流の流れが遅くなるのです。ジェット気流の流れが遅くなり特に夏の間は蛇行し停滞するのです。北極圏の温暖化が進み気圧の勾配に変化が生じ熱帯高気圧を移動させる風も弱まっているのです。このまま化石燃料を燃やし続ければハリケーン・ハービーのような停滞型の熱帯低気圧が増え激しい大被害が予想されるのです。
  
  先進工業国の大気汚染物質の排出量を削減し中緯度と北極圏の温度差をある程度回復できればジェット気流は比較的弱まらず異常気象は抑えられるとも指摘されています。先進国が率先して温室効果ガスを削減し後進国も追随し戦争、紛争、貧困、犯罪、事故も回避し国家も個人も「災い」を最小化し幸多い地球人生活に最大限の努力をしたいものです。


 写真は広島豪雨災害 日経新聞転載
 記事参照 National Geographic
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