平成30年、2018年の歳末ですね。今年は世界中や日本でも異常気象など自然災害が先鋭化し多発した年でした。それに人類、実は個々人にも大きな影響のあるグローバル巨大企業のイノベーションによる世界支配の構図がより鮮明になった年でした。「宇宙・AIビックデータ・種子と水を支配する者は世界を支配する」事です。
ゴールドマンサックスの予想では世界覇権が2050年にはアメリカと中国で覇権が入れ替わると予測しながらもコンペスターが覇権国に入れ替わった歴史はないとしています。16世紀のポルトガルとスペイン、17世紀のオランダとフランス、18世紀のイギリスとフランス、19世紀のイギリスとドイツ、20世紀のアメリカとソ連です。現在の世界秩序、グローバル資本主義は現況の覇権国アメリカが構築したからです。
先だってトランプ大統領が宇宙軍の創設を発表されました。映画やアニメの話ではないのです。通信・情報収集・GPS・早期警戒衛星など防衛するためとしています。国家の問題だけでなく日々GPSや気象、地図情報など2020年にはG5通信技術に用いられ個々人の問題でもあるのです。中国やロシアはすでに人工衛星から発射したミサイルやGPS、偵察衛星を撃墜する兵器を開発し実験を実施しているのです。衛星の撃墜や宇宙ゴミとの衝突などあれば便利さの影に暗黒の生活を余儀なくされる懸念もあるのです。
グローバル企業はAIビックデータを駆使し国家を脅かし個々人を識別、選別化し以前の記事掲載した「AIビックデータ帝国」を築き個々人は抑圧される時代も迫っているのです。戦争、紛争、警備などの概念もAiドローン兵器など大変革しつつあるのです。
外圧か今年、日本では種子法が撤廃され水道法が改正されました。野球やサッカー、オリンピック開催、コンサート、各種イベントなど大騒ぎするTVメディアなどのの影で多くの人がよく理解しないうちに可決された。命の源泉、種子や水を極限の利益追求のグローバル企業に日本市場を委ねたのです。山河清水の日本で巨大水メジャーの配下に陥り水道料金、水も高いものになるでしょう。
種子法の撤廃は国内固有種が駆逐され、ターミネーターテクノロジー(遺伝子操作で次世代の種子を植え付けても発芽できない、この花粉と交雑した植物も発芽時に自殺させる技術)を駆使し種子・化学肥料・農薬をセットで販売するのです。果樹や野菜、花など一時的に収量は多くなり均一性があるのですが一代限りで農家は毎年種子を購入しなければならないのです。多様性や少量多種は失われ食と水の命の源泉もグローバル企業の支配下に陥るのです。すでに国内種子の自給率は10%に満たない状況だそうです。
覇権争いや巨大多国籍グローバル企業はビックデータを駆使し支配力や極限的利益を追求する新時代の大衆はその構造内での生活を余儀なくされます。便利さの影にAiロボット暴走やS社の通信障害のような予期せぬ人為事故も懸念される社会です。
新時代の後方を歩みながら・・・ 幸多い新年をお迎えください。
写真はBloomberug転載