すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

親父が肺ガンで死ぬらしい

2016-12-27 08:44:05 | 禁煙・タバコ
タバコをやめてもガンで死ぬ

 主治医の計算によると、私の親父は肺ガンで余命0ヵ月らしい。つまりいつ死んでもおかしくない状態だ。すでに吐血している。

 おふくろによると確か親父は30代でタバコを吸い始め、50~60才くらいで禁煙したが遅かった。私は高校1年で吸い始め、10年前にやめたばかりだからヤバイ感じもする。とはいえ今さらジタバタしてもしようがない。

 親父は「肺ガンで余命2ヵ月」の診断が下るや治療を拒否し、即座に覚悟を決めた。すでにそれから2ヵ月たったが、痛みを取る治療もまったくしていない。あとは死ぬのを待つばかりだ。

 体感的には、肺ガンにかかるかどうかはタバコを吸った期間はあまり関係ないような気がする。知人の父親は若い時から老いるまで吸っているが健康そのものだし、かと思えばウチの親父みたいに吸った期間はそう長くないのにもう助からない人間もいる。人生いろいろだ。

 この記事を読み、ひとりでも多くの人がタバコをやめてくれたら死んで行く親父も本望だろう、と思い記事を書いた。

 みなさんタバコはやめましょう。

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『タバコをやめて初めてわかったこと』

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ジャズ喫茶で嫌煙権は認められるべきか?

2007-12-29 10:00:07 | 禁煙・タバコ
 私は音楽が好きで、20年来行きつけのジャズ喫茶がある。

 その店は嫌煙権などどこ吹く風で、客が込み始めると煙でモウモウだ。私はタバコをやめて1年半ほどになるので、かなり煙い。すごく苦しい

 だけどほかの客に「タバコを吸うな」なんて言うつもりは、もちろんない。

 理由はジャズ喫茶だからだ。ジャズとタバコと酒の縁は歴史的に深い。実際、私自身もその店で、誰構うことなくタバコを20年近く吸ってきた。「ここでは吸わないでください」なんて言われることなど想像もしたことがない。

 別に店主が「ウチでは嫌煙権は認めません」などと宣言してるわけでもなんでもない。その店ではタバコを吸うのが常識だというだけだ。だから私は煙いのをガマンしながら、今日もせっせと店に通うのである。

 果たしてあの店で「オレを殺す気か! お前らタバコを吸うな」と言い出す人は今後、出てくるのだろうか?

『自分の首を絞める喫煙者』(NATROMの日記)というブログ記事を読み、ふとそんなことを思った。

 この記事は、禁煙ではない集合住宅のロビーで喫煙し咎められた人を指し、「非喫煙者と共存しようという態度がまった見られない」(原文のまま)という。

 だけど共存する意思がないのは、喫煙者も非喫煙者もまったく同じじゃないだろうか?

【関連エントリ】

『タバコをやめて初めてわかったこと』
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医者の処方箋がないとタバコを吸えないようにしろ

2007-11-19 17:42:17 | 禁煙・タバコ
医者に処方箋書いてもらわないと入手できないようなものならば、ほとんどの喫煙者はタバコをやめられるだろうと思うよ。


●れいめいにっき『喫煙者にとって非喫煙者はゴミなのだ』


「先生、処方箋書いて下さい!」

 ……って、ニコチン中毒患者が病院に押しかけるだけだったりして。

 で、桶屋が儲かると。

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タバコを吸う夢と深層意識

2007-09-12 10:20:15 | 禁煙・タバコ
 禁煙してもう1年ほどになるが、ゆうべ死ぬほどタバコを吸う夢を見た。

 耳の穴から煙を出しながら、「あーあ、やっちゃったよ……」って考えてた。

 リアルの世界ではもう吸いたいなんて思わないのに、なんでだろ?
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喫煙マナーが悪いのはオッサンだけじゃない

2007-05-10 08:49:31 | 禁煙・タバコ
 ゴールデンウイークに公園へ行ったら、私が座ってる隣のベンチに30才くらいの若い母親2人組が来た。彼女たちはそれぞれ子供を連れている。で、ベンチに座るやいなや、揃ってバッグからタバコを取り出し吸い始めた。

 このベンチには灰皿ないのになぁ。おまけに煙が隣の私にガンガン流れてくるし。けど3回前のエントリで書いたように、禁煙生活9か月の私はこういう場合も決して文句は言わないことにしている。

 で、まあそれはいいのだが、見ると彼女たちは片手に携帯灰皿をもっている。なのにタバコの灰を自分の灰皿へ入れず、全部そのまま地面へ落としてるのだ。どうやら彼女たちには、「灰を携帯灰皿に捨てる」って発想がないらしい。

 面白いなあと思ってしばらく観察していると、タバコを吸い終わった彼女たちはやおら吸殻を携帯灰皿に入れて立ち去った。

 なるほど。彼女たちにとって携帯灰皿は、吸殻を入れるためのものなわけだ。灰をいちいち自分の灰皿に入れてると、灰がたまって自分で捨てなきゃいけないと。アタシ、そんなの面倒臭いわと。なるほど。

 で、地面は自分で掃除しなくていいから、捨てていいわけですな? なるほどなるほど。

 これって自分の家の前をホウキで掃いて、出たゴミを隣の家の敷地に掃き捨てるのと同じだよなあ。

 喫煙マナーっていうと、世間ではとかくおっさんスモーカーばかりがバッシングされてるけど……男も女も変わりないのね、要は。面倒臭いんだよな、男も女も。ふむふむ。

【関連エントリ】

タバコをやめて初めてわかったこと

【続】タバコをやめて初めてわかったこと

ブログを炎上させる感情のメカニズム ~タバコが燃やすコメント欄
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【続】タバコをやめて初めてわかったこと

2007-03-15 06:03:11 | 禁煙・タバコ
 先日書いた禁煙ネタには万単位のアクセスがあり、コメント欄にもたくさんのご意見をいただいた。それらのうち「Aさん」からいただいたコメントに対するレスが長くなりそうなので、新しくエントリを立てることにした。テーマは、「タバコとストレスの関係」だ。これも私が、タバコをやめて初めてわかったことのひとつである。

 まずは「Aさん」からいただいたコメントを再掲しよう。

僕まったく逆でした・・

20代半ばまで
「金払って煙に巻かれるなんてあほか」
な位の煙嫌いでしたが、ストレスから吸ってみる様に・・・

もちろん、吸う様になってから解ったことも在るわけで

喫煙所少ね! 
食後に一服、吸いたくなるわコレ、なるほど

>自分の立場だけを主張
タバコネタのコメント欄は必ずと言っていいほど、喫煙者と嫌煙家の罵り合いになりますな。マナーの問題とタバコの害の問題は別だと思います。
 Aさんがおっしゃる通り、ストレスとタバコには密接な関係がある。精神的なストレスを解消するため、タバコを吸う喫煙者も多いはずだ。実際、私にも覚えがある。そんな喫煙者の心情を代弁すると以下の通りだろうか。

「おれにはストレスがたまっている。そのせいでおかしくなりそうだ。なのにストレス解消に役立つタバコをやめたら、精神的にやられてしまう。だからとうていタバコはやめられないぞ」【論理A】

 こういう論理は、そもそもストレスのない人には体感的に理解できないだろう。またタバコを吸ったことがない非喫煙者にも、こんな理屈はとうてい受け入れ難いはずだ。つまり私が前回の禁煙エントリで、「私は頭ではわかっていたがカラダでは理解していなかった」と書いたのとまったく同じ原理がここでも働いているわけだ。

 喫煙をめぐる議論が、往々にして実りなく終わる原因はここにある。それを実際に体験したことのない人同士=カラダでわかってない人同士が、たがいに相手の実体験をやっきになって否定する──。これじゃあ話はまとまらない。

 ただし上記の【論理A】には、実は2つの欠陥がある。私は喫煙、禁煙をどっちも体験してるからそれがよくわかる。

 1つ目は、喫煙者は【論理A】によって無意識のうちにタバコを吸う自分を正当化していること。2つ目は、タバコがなくても別にストレス解消ができないなんてことはないよ、ってことだ。

 実際、私もタバコを吸っていた頃は、禁煙でストレスまみれになることを恐れていた。だけどやってみるとあら不思議。逆にタバコを吸わないほうがストレス解消になるくらいなのだ。

「自分はいま健康的な生活をしているぞ」

 そんな禁煙の達成感が、人間の精神を高揚させる。この高揚感が、精神的なストレスをふっ飛ばしてくれるのである。このへんの原理も、喫煙、禁煙を両方体験した人じゃなければ、自分のカラダで体感的に理解できない点じゃないだろうか?

 禁煙には、メリットだけがある。あなたが恐れるデメリットは決してない──。

 これが私の結論である。

【関連エントリ】

タバコをやめて初めてわかったこと

喫煙マナーが悪いのはオッサンだけじゃない

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タバコをやめて初めてわかったこと

2007-03-12 10:48:56 | 禁煙・タバコ
 タバコをやめて、もう9か月になる。高校1年から悪事に手を染め、1日にせっせと3箱吸っていた私がタバコをやめるくらいだから、もう何が起こってもおかしくはない。民主党の河村たかし氏が首相になる日も近いだろう。

 私はいままで2回禁煙したことがある。1回目は大学受験のとき。2回目は30代の前半だった。

 理由はなぜか? 1回目については……大学受験の試験会場ではタバコが吸えないからだ。大事な試験の最中に、もしも禁断症状が出たら? まともに頭が回らなくなったら不利である。で、タバコをやめた。ゆえに当然ながら大学に入った瞬間に、タバコをやめるのをやめたのは言うまでもない。

 2回目はご多分にもれず、健康を気遣ったからだ。こっちは特別ネタにするほどおもしろい話じゃない。このときの禁煙は1年間続いたが、あるとき原稿がはかどらず、イライラした瞬間に吸ってしまった。で、ジ・エンドである。

 ちなみにアメリカの著名作家、マーク・トウェインは、禁煙についてこんな名言を残している。

「タバコをやめるなんて簡単だよ。私は100回以上も禁煙しているさ」(※1)

 さて今回の禁煙で、いままでわからなかったこと、見えなかったことがいろいろと見えてきた。人生は勉強の連続である。

 まず体調について言えば、非常に快調だ。こんなことなら初めから吸わなきゃよかったと思うほど、爽快である。何年もずっと悩まされていた喉の痛みなんてふっ飛んだし、なによりメシがうまい。おかげで10キロも太ってしまった。

 次に発見したのは、吸わない人の迷惑についてだ(今さら気づくな)。いや迷惑だってことは、もちろん今までだって頭ではわかっていた。だが今回の禁煙で思い知ったのは、私は頭じゃわかっていたけど決してカラダでわかってなかったってことだ。

 たとえばタバコをやめると、煙の臭いにものすごく敏感になる。かなり広いレストランのいちばん遠い席でタバコを吸い始めた客がいても、その瞬間にわかるほどだ。すぐにスッ飛んで行ってぶん殴りたくなる。嗅覚が犬化したようなもんである。

 翻ってタバコを吸っていた時代の私は、いかに無知だったか? 「顔をそむけて煙をそっぽに吐き出せば、相手は煙たくないだろう」などと、マジメに考えていた。繰り返しになるが、カラダでわかってなかったのである。

 かといって私は世の禁煙推進派みたいに、自分自身の嫌煙権を声高に主張する気など毛頭ない。なにしろ私は今までさんざん、人前でスパスパやってきたのだ。そんな私が嫌煙権なんぞを言い始めたら、ゴメンですんだら警察いらないぞ状態になってしまう。

 ゆえに今日も私は町の定食屋で食後の一服をやる客を見るたび、「ぬっ殺すぞこの野郎。人の迷惑も考えやがれ!」と心の中で小さくつぶやく毎日である。

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親父が肺ガンで死ぬらしい

【続】タバコをやめて初めてわかったこと

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ブログを炎上させる感情のメカニズム ~タバコが燃やすコメント欄

[追記] ※1 私のオリジナル原稿ではアーウィン・ショーとしていたが、禁煙について名言を残したのはマーク・トウェインだと判明した。したがって該当箇所を訂正し、周辺の文章を削った。書いたあとで調べるんなら、書く前に調べろ。やはり人生は勉強の連続である(2007 3/13)。
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地獄は、それを見た人間でなければ語れない

2005-09-29 00:54:50 | 禁煙・タバコ
 私は1日にずいぶんたくさんのブログを読むが、圧倒的なエントリーに出会ってしまった。いままで読んだなかで、まちがいなくいちばん刺さった。圧巻だ。

あざけり先生、台風きどり「禁煙ファシズム発動(大事な人に押し付ける)」

 The ノンフィクション。事実の重さ。「それ」を目の当たりにしたヤツじゃなければ、絶対に切り取れないもの。

 後半の「鬼太郎」君のくだりは、世の中に存在するあらゆる「フィクション」を駆逐してしまっている。

 私は1日にタバコを3箱吸うが、たったひとりで死んでいこうと思う。
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