すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

古いiPodの圧縮音源を聴いてびっくり

2024-04-29 17:56:45 | 音楽
「音の良さ」は解像度やビットレートの問題じゃない

 もう何年かぶりぐらいで、戸棚の奥から古いiPodクラシックが出てきた。

 分厚い150GBくらい入るやつで、見るとまだ80GBも空きがある。

 昔はCDを買ったらシコシコとマメにリッピングし、圧縮ファイルにしてモバイル環境でも聴いていた。

 だがリッピングがもう面倒になり、このiPodは存在自体、すっかり忘れていた。

 で、久しぶりに首からiPodをぶら下げ、自転車で外へ出てみた(本当はいけません)。

 すると驚いたことに、圧縮音源のはずなのに凄く音がいい。
(ただしイヤホンはデフォルトから交換している)

 なんとまぁ、あふれるようなエネルギー感と躍動感に満ちているのだ。

「なんだこれ? 凄く音がいいなぁ」

 とても驚き、またiPodを聴いてみる気になった。もうずっと音楽ストリーミングで高ビットレートな音しか聴いてないので、圧縮音源なんて久しぶりだ。

 で、1日中、聴いてみると、「音の良さ」って実は解像度とかビットレートの問題じゃないんだな、とよく分かった。

 明日からも、この圧縮音源を聴きながら外出しよう。

 外へ出るのが楽しみになりそうだ。

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音質を除けば「Spotify」はなかなかイケる

2024-04-27 12:12:12 | 音楽
ロッシー圧縮の320Kbpsなのは見劣りするが……

 音楽ストリーミング・サービスの「Spotify」(スポティファイ)に、無料体験で入ってもう何日かになる。

 なかなかこのサービスはいい。

 こと音質に関しては、まあロッシー圧縮の320Kbpsなので「Apple Music」や「Amazon music Unlimited」には劣る。

 だがレコメンド機能(おすすめ機能)に関しては、まちがいなくこれらのうちでもトップだ。

 レコメンドとは、例えば自分が好きな曲を何曲か聴いたあと、再生の動作をせずに放置したとしよう。

 するとサービス側がそれらの私の再生履歴などをもとに「このユーザさんはこういう音楽が好きなんだな」と分析し、それらと似たジャンル・似たミュージシャン等を自動的に再生させて「おすすめ」してくれる機能のことだ。

 ストリーミングでは、これが実に便利なのだ。

もう何人も「未知のミュージシャン」を教えてもらった

 つまりサービス側が「あなたはアレを聴いてたんだから、きっとコレも好きですよね?」てな感じで、どんどん私の知らないミュージシャンを自動再生してくれる。

 この機能がすごい。

 もちろん同じ機能がAppleやAmazonにもあるが、明らかにSpotifyは飛び抜けて優れている。

 たとえば私は主に、現代ジャズを聴く。

 で、Spotifyに無料体験で加入してからというもの、もうすでに何人ものまるで知らない海外ジャズメンを教えてもらった。

 しかもそれらはAppleやAmazonでは、まだ一度も「おすすめ」されたことがないミュージシャンばかりなのだ。

「えっ? こんなに自分の知らないミュージシャンがいたの?」てな感じ。

 これに関しちゃ、自分でシコシコ検索して探すのとくらべ、圧倒的に効率がいい。

 で、初めて出会えたミュージシャンがどんどん増えて行く。

 おかげで聴く音楽の幅も広がり、自分で作っている好みのプレイリストの数もみるみる増えた。

 これでもし有料加入したとしても、月1000円ほどなのだから驚かされる。

 まあこれじゃあ、もうCDは売れないよね。

 CDなんて棚からあふれて管理が大変だし、いちいちリッピングするのも面倒だし。

 もう何か聴きたくなったら、ネットにアクセスしてストリーミングで聴く。

 そんな時代になったわけだ。

 まだストリーミングを体験したことがない人は、ぜひ無料で試してみるといい。

 世界が変わりますよ?

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音楽ストリーミングのSpotify Premiumに入ってみた

2024-04-22 01:39:49 | 音楽
「エド・チェリー」というギタリストを発掘できた

 音楽ストリーミング・サービスの「Spotify Premium」が、3か月無料キャンペーンをやっていたので試しに入ってみた。

 私が最近、よく聴くのは(昔のじゃなく)今どきのジャズだ。

 で、Spotifyの公式プレイリストを入れてみたが……居並ぶ楽曲とミュージシャンがかなりイマイチだった。なんだこりゃ。

 それでもしばらくガマンして聴いていたら、突然、超絶的にかっこいいいギター演奏が始まったのでびっくりした。

 誰だろう? と思ってクレジットを見た。すると「Ed Cherry」とある。黒人ギタリストだった。

「Peace」というアルバムだ。

 えっ? ぜんぜん聞いたことない名前だ。そう思い調べてみると、なんと1954年生まれだという。

 なんでも1980年代にディジー・ガレスピーと共演し名をあげたギタリストらしい。

 ええっ? もういい年じゃん。70歳くらいか?

 でもアルバムはいままで、たった7枚しか出してない。

 自分はけっこうジャズを聴いてるのに、なんでこの人を知らなかったんだろう?

 ……と思って彼の写真を探したのだが、これが検索してもなかなか出てこない。うわー、どマイナーな人だな、こりゃ。

 そういえば、すでに加入している「Amazon Music Unlimited」でも「Apple Music」でも、この人を今まで一度もすすめられたことがなかったし。

 でもメッチャかっこいいギターを弾くのだが。

 こういうふうに、売れずに人知れず消えていくミュージシャンって多いのだろう。

 今まで「Spotifyに入ろう」なんて一度も考えたことがなかったが……こういう人を発掘できたりするんだから、世の中、何が起きるかわからない。

 なんでもやってみるもんだなぁ。

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天才ピアニスト、ブラッド・メルドーがまたロッシと演り始めた

2024-04-19 20:02:41 | 音楽
かつて首を切ったが仲直りしたようだ

 最近、YouTubeを観ていると、現代ジャズの超天才ピアニスト、ブラッド・メルドーが、またかつてのように盟友ドラマーのホルヘ・ロッシとともにライブ演奏をし始めたようだ。

 知らない人のためにちょっと説明しておくと…………天才ブラッド・メルドーは、現代ジャズ界で知られた名ピアニストだ。

 彼は以前、このドラマーのホルヘ・ロッシといっしょに、10年以上も「ブラッド・メルドー・トリオ」という自身の人気グループで活動していた。

 ところがあるとき突然メルドーはこの竹馬の友・ロッシの首を切り、「ブラッド・メルドー・トリオ」にこれまた売れっ子ドラマーであるジェフ・バラードを入れたのだ。

 首を切られたロッシのショックは大きく、それはそれは見ていて痛々しいほどだった。

 彼はそのトラウマのあまり、突然、ドラムをやめてしまい、なんと急にピアニストとして活動し始めた。

 どう見ても、自分を切ったメルドーへの当てつけにしか思えなかった。

新ドラマーはうまくいかなかった

 ところが一方、トリオに新しく迎え入れられた新ドラマーのバラードはといえば、演奏がどうもうまく合わない。

 で、ずっとトリオはギクシャクしていた。

 彼のドラミングは悪い意味でうるさくて目立ち、主役であるメルドーのピアノをジャマしてしまうのだ。

 で、私はずっと「ああ、かつてのロッシのほうがずっとよかったのに……」と思っていた。

 案の定、メルドーもそう思っていたらしく、いつしかこの新「ブラッド・メルドー・トリオ」はきれいに雲散霧消してしまった。

 そしてメルドーはロッシにまた声をかけ、最近いっしょに演り始めたようだ。

 いまも私の目の前にあるテレビでは彼らのYouTubeの最新映像が流れ、その新々トリオの演奏が続いている。

 ロッシのドラミングは本当にぴったりメルドーのピアノに影のように寄り添い、完全に一心同体になっている。

「ああ、ロッシ、本当によかったね」

 心からそう思った。

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また「豆柴」に会ってきた

2024-04-13 10:32:54 | エッセイ
彼は嬉しくて左回りにくるくる回る

 近所へ散歩に行き、いつものコース上にある例の家の庭先でまた「豆柴」に会ってきた。

 やつは私の姿を見つけると、「もう嬉しくてたまらない」というようになぜかくるくる左回りに激しく回転する。

 毎回、くり返す謎の動きだ。

 私が檻に顔を近づけると、柵の間から鼻を突き出して私の匂いクンクン嗅ぐ。

 私の頭から顔、首筋へとくまなく鼻先を移動させ、香りを調査している。

 だが、そのうちに檻の中を落ち着きなくうろつき始め、突然、その場でおしっこをした。

 やっぱり散歩に連れて行ってもらえてないのだ。その証拠に糞の山も2つある。

先代犬と同じく散歩してもらってないようで心配だ

 ここの飼い主は無責任で、自分の飼い犬をまったく散歩させてないのだ。いわば飼い殺しである。

 そのせいで先代のデカい犬は、真夏のものすごい暑さの中、檻で死んでしまった。

 彼もまったく散歩に連れて行ってもらえてない様子だった、で、檻の中でたくさん糞をしていた。

 なのにここの飼い主は、また厚かましくも2代めの犬を飼い始めたのだ。

 もしまた酷暑の夏が来て、この豆柴にもあの先代犬と同じ惨劇が起こったらどうしよう?

 まだ春だというのに、そんな心配でいっぱいだ。

 動物愛護団体にでも通報し、この無責任な飼い主を指導してもらえないものだろうか?

 出過ぎたマネをするのはもちろん本意ではないが、そんなふうに私がためらっていたせいで、酷暑のなか先代のデカい犬は死んでしまった。

 もう二度とあんなことは繰り返したくないのだが……いったいどうすればいいのだろうか?

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Appleの「おすすめ機能」も侮れない

2024-04-06 18:34:35 | 音楽
「Apple Music」で私好みの曲がドンピシャで自動再生された

 実は私は音楽ストリーミング・サービスの「Apple Music」と「Amazon Music Unlimited」の両方に入っている。

 だが私などは「自分だけのこだわりプレイリスト」をガッチリ作り込み、もうそればっかり聴くみたいなパターンに陥りがちだ。

 しかしあるときApple Musicで自分のプレイリストを聴いたあと、たまたましばらく放置した状態になったのだ。

 するとすかさず自動的に「ピーター・ザック」という、聞いたこともない名前のピアニストの曲が自動的に再生された。

 これがまた、すごく良いのだ。

 で、それ以来すっかり気に入り、そのピアニストの楽曲も自分のプレイリストに入れるようになった。

自分を広げるために「わざと放置」してみるのもいい

 過去の記事で、Amazon Music Unlimitedについては似たような「おすすめ機能」をさんざん私の体験談で書いた。

 だがApple Musicでは、まったく初めての体験だった。

 いつもApple Musicではすっかり自分の作ったプレイリストばかり聴いているからだ。

 それで思い知ったのだが、やっぱり自分を広げるためには自分のリストを聴いたあと、ときには「わざと放流してみる」のもいいな、と感じた。

 で、私の好みをいつもの再生履歴から十二分に把握しているであろうApple Musicは、あのときテキメンに反応してくれた。

 だから二度あることは三度あるだろう。

 そうやって自分の知らない世界を体験できるのはとても貴重だ。

 何もAmazonだけじゃなく、Appleの「おすすめ機能」も強力なのだ。

 それを享受しないなんて、実にもったいない話である。

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MacBook Airのスピーカーは超絶的に音がいい

2024-04-03 10:08:28 | エッセイ
まちがえてスピーカーから音を出しビックリ

 私は過去、パソコン内蔵のスピーカーに音質を期待したことは一度もない。

 あれはもう「ただ音が出るだけのシロモノだ」とばかり思っていた。

 いや、いままで出会ったパソコンは実際みんなそういうレベルの音だった。

 だからいまでもその認識はまちがってないと思っている。

 ああ、正確に言えば思って「いた」だ。

 すでに過去形である。

何の気なしにイヤホンで音を聴こうすると……

 先日、MacBook Airの最新型を買った。

 で、届いたばかりのそいつで、何の気なしに高音質イヤホンをPCに挿して音楽を聴こうとした。

 いや、まさかパソコンのスピーカーで音を聴こうなんて考えてもみなかった。

 なのでMacBook Airにイヤホンを突っ込み再生ボタンを押すと……よく考えたらそやつはハイレートなDACを内蔵した通称「USBドングル」に挿したままのイヤホンだった。

 つまりパソコンに対し、USBドングル経由で再生できるよう必要な設定をしてなかったのだ。

 だから不意に意図せずパソコンのスピーカーの方から音が出た。

 瞬間、凍りついた。

 え? なにこの音は? これ、このパソコンから出ているの?

 思わず唸ってしまった。

 いやもう、その音がいいのったらない。

 もう超絶的なのだ。

すばらしい立体音響だった

 しかもただ音が出ているだけじゃなく、鳴り方にすごく立体感がある。

 見事に空間が鳴っている。

 思わず音が出ているディスプレイの下部を覗き込んでしまった。

 つまり本体のうしろから、まずユーザとは反対側に前方へと向かっていったん音が出る。

 で、その出た音が傾斜のついたディスプレイの下端に反射し、今度はぐるりと回ってユーザに向けて聴こえてくる仕掛けである。

 なんだかディスプレイの下から「音がたちのぼってくる」ような感じだ。

 しかもその音がもう、いいのなんのって。

 こんなに音がいいパソコンは初めて聴いた。

 もうびっくりだ。

「Apple Music」を知った時にも思ったが……

 実は「Apple Music」が揃える楽曲のラインナップ(これがツウ好みなのだ)を初めて知った時にも感じたが、Macの設計者って本当に音楽をよくわかっている。

 このレベルなら別に高音質イヤホンを使わなくても、軽く流し聴きするくらいなら十分だ。

 そんな聴き方なら肩も凝らないし願ったり叶ったりである。

 いやはや、MacBook Airが届いてからまだ数日しか経ってないが、もう驚かされることばかりだ。

 それら驚愕の事実はおいおい書くつもりだから、今日はこの辺にしておこう。

 いやぁ、もうびっくりですよ?

 本当にこいつは。

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