すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

ほめる“はてブ”、けなす“はてブ”

2006-11-23 00:28:13 | 仕事の日記
 アスキーのウェブ媒体「ASCII24」に、はてなブックマークの二極化について書きました。

 『ほめる“はてブ”、けなす“はてブ”』(ASCII24)
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個室文化圏はネット上で成立するか?

2006-11-09 10:07:05 | メディア論
 ちょっと前にこんなことを書いてるmixiユーザを見かけた。

「最近、マイミク以外の『足あと』がふえてきた。すごく気持ち悪い。もう日記は、友だちだけに公開する設定に変えようかな」

 なぜこの人はすごく気持ち悪いのかが私にはわからなくてすごく気持ち悪い。

 自分がインターネット上にいるってことは、渋谷の交差点に立ってるのと同じだ。「渋谷には私の知らない人がたくさんいる。すごく気持ち悪い」と言われてもなぁ。

 まあそれだけインターネットの「個室化」が進んでる、ってことなんだろう。彼らにとっては、アクセス制限をかけた状態のほうが正常なのだ。私の感覚ではネット上に「団体席」とか「個室」があることのほうが驚きなのだが、今後はそれが普通になって行くのである。

「素通りは禁止だ。私のサイトに来た人は、必ず何か書き残せ」とか主張する人がいるのも、個室化のあらわれなのだろう。そんなめんどくさいサイトには行きたくないが。あと無断リンク禁止問題なんかも、個室化の副産物といえるかもしれない。 

 はやりの言葉で言えば文化圏のちがいだ。

 で、今後、ネットユーザは個室文化圏の人と公道文化圏の人とに分化して行くわけだが、これってめんどくさいよねえ。

 個人的には、人それぞれ考え方がちがって当たり前だと私は思っている。むしろ画一的なのより、そういう世の中のほうがおもしろい。

 だけどネット上での発言や行動は、究極的にはひとりごとでは終わらない。必ずどこかで他者とのコミュニケーションが発生する。

 そのときは結局、「あなたは個室文化圏のしきたりに違反している。従いなさい」みたいな話になるのだ。

 で、いちいち「いや私は文化圏がちがいますから」と説明したり、説明しても理解されずに軋轢が生まれたりする。

 うわぁー、考えただけでめんどくさいぞこれ。

【関連エントリ】

『インターネットをホントに「個室」だと思い込んだ人騒がせな実例』
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