2020年3月14日に
「天下の糸平」について書きました。
どちらかと言えばラグビー関係からでしたが、
今回は別の「田中平八」について書きます。
NHの大河ドラマで「青天を衝け」の渋沢栄一を主人公に
放送されています。
この時代の「日本の経済」に関係した人物が飯田下伊那から
二人出ています。「天下の糸平」こと田中平八と今村清之助です。
二人は渋沢栄一とともに「東京株式取引所」を設立しました。
持ち株は渋沢と今村が98株で1と2位、田中が88株で9位だったようです。
今村清之助は出原村(現在の高森町出原)の出身で、
露天商から大実業家になった人で、「鉄道王」とも呼ばれ鉄道事業に
影響を与えたひとです。
二人とも50歳半ばで亡くなっており、
渋沢栄一のように90歳台まで長生きすれば、
「日本の経済」に大きな影響をさらに残したのではないかと
残念でなりません。
そう、菱田春草も小説「破戒」の主人公のモデルともいわれる
大江磯吉もこの時代の飯田の人で、早く亡くなりましたよね。
「天下の糸平」の石碑の横にある桜と欅の古木は、
田中平八が居たころからの木でしょうか。