野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

天下の糸平(2)

2021-08-31 | 石の構造物

2020年3月14日に

「天下の糸平」について書きました。

どちらかと言えばラグビー関係からでしたが、

今回は別の「田中平八」について書きます。

NHの大河ドラマで「青天を衝け」の渋沢栄一を主人公に

放送されています。

この時代の「日本の経済」に関係した人物が飯田下伊那から

二人出ています。「天下の糸平」こと田中平八と今村清之助です。

二人は渋沢栄一とともに「東京株式取引所」を設立しました。

持ち株は渋沢と今村が98株で1と2位、田中が88株で9位だったようです。

今村清之助は出原村(現在の高森町出原)の出身で、

露天商から大実業家になった人で、「鉄道王」とも呼ばれ鉄道事業に

影響を与えたひとです。

二人とも50歳半ばで亡くなっており、

渋沢栄一のように90歳台まで長生きすれば、

「日本の経済」に大きな影響をさらに残したのではないかと

残念でなりません。

そう、菱田春草も小説「破戒」の主人公のモデルともいわれる

大江磯吉もこの時代の飯田の人で、早く亡くなりましたよね。

「天下の糸平」の石碑の横にある桜と欅の古木は、

田中平八が居たころからの木でしょうか。

 

 

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河川沿いの石仏

2021-08-26 | いろいろな石仏

下條村の三狩川と牛ヶ爪川の合流点にある石仏です。

写真左に三狩川、右に牛ヶ爪川があり、

大きな樅ノ木をバックに並んでいます。

 

右の180cmほどある大きな石造物は

「秋葉山大権現、象頭山大権現」と堂々と彫られています。

文化乙丑仲秋とあり、1805年文化2年八月の造立です。

東都維明拝書とあります。

中央は「甲子」の石塔です。

嘉永二巳酉〇月吉旦(1849)とあります。

左は「御鍬神」の石塔で、明治三十年五月日造立です。

「鍬」とあるので農耕の神様でしょうか。初めてです。

ここは下條村の中段で集落をつなぐ道筋にありました。

文化四年の石灯籠もありました。

 

 

 

 

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紫花豆の花

2021-08-10 | 花豆

紫花豆の花が咲きました。

花豆は標高800m以上の高地で栽培されています。

今年、初めて種をまいて栽培しました。

蒔いた時期がかなり遅かったので、

まだ大きくは生育していませんが花が咲きました。

紫花豆ができることを期待していますが、

植え付けた農地の標高が750mくらいのところなので、

低いところでは花が咲くけど、

結実しにくいらしいので、ちょっと心配しています。

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