グラの気ままに徒然日記

日々の菜園アクティビティ、旅先での思い出コレクッションetc.

三ツ瀬明神山 第4弾 フリークライミングの現場に遭遇!!

2019年04月11日 10時53分04秒 | 登山

 奥三河の山に登ってはそのユニークな山容が気になっていた三ツ瀬明神山であったが、その山頂は拍子抜けするほど平凡で山里の素朴さにむしろ心和むものがあった。多分、山麓から山頂まで随所で自然の驚異に弄ばれてきていたせいだろう。

 

下山は、往路の尾根をトラバースする「中道コース」を採った。(13時58分) 登り始めて7時間ばかり経過している。

トラバース道は、ほとんどが樹林帯で閉塞気味だったので、思いっきり展望を楽しむ。眼下の谷を下れば登山口は近い。

 おっ!見覚えのある標識だ。さあ鬼岩に向かって下ろう。

二組の同年齢のハイカーにあったがかなり消耗している様子だった。

私はお陰で、日帰り登山ではここ数年バテた経験はない。

以前は、熱中症気味になりフラフラになって下山したりしていたのにだ。

それは、まず無理をしない。登りは意識的に歩幅を狭くして足腰の負担を軽減する。休憩は最小限とする。バテたから休憩では遅い。バテそうだと自覚する前に、歩幅をさらに狭めてみる工夫がバテ防止につながる。

なんてエラソーですよね。でも私ももう大台までカウントダウンが始まっちゃった― ハイ!自省します

 鬼岩手前の例のオーバーハングに到着!

基部では男女3人が休んでいました。大事を成し遂げた後の余韻に浸っているような様子でした。

私は近くまで行って、午前中にこの場で別れた2人の男性についてお尋ねすると、この先だよ、って案内される。

 少し右側に移動すると、 おおおーっ! 

 スゴッ   まだ間に合った・・・   やってる、こりゃほんかくてきだわ!

 そお~と、接近! 朝、挨拶した四日市の男性がビレーヤーだ。

 フリークライミングと言うのはこのビレーヤーとクライマーが一対となってロープを使って登るスポーツだと

 彼らから午前中に彼らから教わっていた。

 ビレーヤーは、ロープを押したり引いたりしてクライマーがロープ操作をし易くなるよう援助する役目だ。

 

私が見学を始めると同時に、クライマーは最上部に到達したようで、‶一休み”の姿勢に見えた!?

予め壁に固定されたボルトに2個のカラビナをつないだヌンチャクのようなものが、見えますか?

あれはクイックドローって言って、たくさん持って登って行き一方のカラビナを固定ボルトに通し

もう一方をロープに通すのですね。

もし転落してもここで止まる仕組みですが、カラビナの装着を逆にすると、簡単に外れ大変なことになるかも!

 

おっ、下りてきた! エッ、両手、放してないかい

 ウヘー いかに経験済とはいえあんな細いロープに全体重をかけて

 落ちてきたらどうしようと心配になって移動したら、足元の凹凸がひどいので真下に来ちゃった

ビレーヤーの彼を見ているとまるで重さを感じてないんでないかい(今思えば不思議な話だ!聞けばよかった。)

滑車の論理かな?この前、椎茸の原木を運ぶとき農園仲間のNさんが滑車を利用していとも簡単に100キロ以上ある丸太を引っ張り上げたからなあ( ^ω^)・・・ 「グラさん、てこの原理だよ」って何食わぬ顔でのたもうたものだ(笑)

朝、ビレーヤー役の彼と話してたら、年長のクライマーが、一番大変なのはフィジカル面だと言っていた。

つまり体重が増えてもだめだし筋肉がつき過ぎてもだめだという。フリークライミングってかなりストイックかも

ここで練習してから、滝谷とか谷川岳とかへ行くの?って聞いたら、

あれらはアルパインスタイルといって、自分たちはこうしたステージでテクニックを磨くことに喜びをみいだすスポーツと捉

えているんだよ、ですって。成程、なんとなくだけどわかる気がする。

この日、このルートは4本目だとも言っていた。道理で岩壁の至る所に埋め込みボルトが見つかるはずだ。

俄然フリークライミングに興味がわき、帰宅してから調べてみた。機会があればまた後程。

 

彼らと別れ、少し下ると鬼岩に着いた。(14時19分)この岩の間に入ることもできるけどもう十分だ。スルーした。

 

 

 

相変わらず睥睨されている気分で落ち着かないけど、午前中よりまなざしが柔らかくなっているかも

 

 乳岩山の一部でしょうか?

 乳岩峡登山口はこの一枚岩の棚の先です。(15:02)

編集忘れ、初心者はつらい。

林道から集落へ入って最初の民家の桜です。

帰路は往路と違って、田峯~稲武~R153~豊田市山の手 少しは時間短縮に成功!しました。