ぽんちゃんの買ってし魔王な日々

ことあるごとに「買ってし魔王」が降臨する、ぽんちゃん(観音旭光の両刀使い)の物欲の日々を、周囲にばれない程度に語ります。

APO120-400mmのファーストインプレッション

2009-07-30 02:57:39 | 一眼レフデジカメ
実は昨日、何故か某地方自治体のヘリコプターを飛んでいるところを見る機会があり、その際に、PENTAX K-7+SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG HSM(とSIGMA APO 70-200mm F2.8EX DG)で撮影をしてみました。

情報では、キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMより上と言う、開放での解像感を持つようで、ひょっとしたら、上の組み合わせで飛行機写真に使えるかもと言う淡い期待を胸に秘め、この機会に合わせるためにSIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG HSMを手に入れたという事情もあったりして。
野鳥を撮るのに最適なレンズはどっち? キヤノン×シグマ 【前編】
野鳥を撮るのに最適なレンズはどっち? キヤノン×シグマ 【後編】

で、バカスカ写真を撮っていたわけですが、その感想は、いつもの箇条書きで示すと次のとおり。

○AFの精度は、この組み合わせでも非常に良い。等倍で十分観察できます。
○ただ、AFの速度はHSMでも速くなく、EOS 40D+EF100-400mmの倍かかるような感じのモッサリさん。K-7が悪いのか、レンズ側の問題かは何とも言えず。それでも、戦闘機の写真撮影には辛いかもしれないけど、それ以外の旅客機、ヘリには、まあ使えそう。
○開放画質は、やはり書かれるだけのことがあって、EF100-400mmより上と見ました。1400万画素以上でも十分に等倍で観察できます。
○同じSIGMAのAPO50-500mm F4.5-6.3EX DG HSMと違い、鏡筒が伸びるので、伸びた姿は少々間抜けかも。
○ペンタックスKマウント用はOS無しなので、OSの動作具合についてはコメントは当然出来ません。ボディ内手振れ補正機構は良く効いて、手振れは殆どありませんでしたが。それより、K10Dでは気付かなかったけど、ボディ内手振れ補正機構って動作音結構しますね。

こんな感じかと。
本当は写真を載せられれば良いけど、載せたら身元がばれてしまう可能性があるので、ちょっとペンディング。


(2009/09/22追記)
そろそろほとぼりが冷めたかなと思って画像を掲載してみたりして。

2009/7/28, PENTAX K-7+SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG HSM(270mm相当), Tv優先, 1/500sec.(F5.6), 露出補正無, ISO AUTO(160), AF-C, SR ON, DRE OFF, 鮮やか。
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不具合対策ファームアップがキター!

2009-07-29 22:13:08 | 一眼レフデジカメ
「桂奈たん」ことPENTAX K-7の左端AFラインセンサーの不具合について、情報を待っていたところ、昨夜の価格.comに明日7/29公開との噂が流れて、

+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +

しながら待っていたところ、早速午前中に

               /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.\          |
               /:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.|:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:/^^\         |
               |:.:.:..::.イ::.:.|:.:.::∧:.::/ |;:.:./    .|\       |
               |:.:.:./ |.:.:.:ヽ:.:.ト、;;|ノ .|:::/ \   /:.:.:.>:.、    /
  ┏┓   ┏━━┓   ヽ::| ヽ:.:.::.|V ュ=≡ V   __`ー/=,イ:.:.::/`T '´          ┏┓┏┓
┏┛┗┓ ┃┏┓┃      ∧:.:.|:.} ""゛゛     ミ三  /::.:/:.::::./         ┃┃┃┃
┗┓┏┛ ┃┗┛┃┏━  /:.:.__ヽ:{          <:イ:.::./.:/━━━━━┓ ┃┃┃┃
┏┛┗┓ ┃┏┓┃┃  / // >ヽ  マ'''‐―ァ  ./ニ`く.:./∨.        ┃ ┃┃┃┃
┗┓┏┛ ┗┛┃┃┗━/ |  /  〉ト 、 ヽ__ソ  /く⌒ヽ`く__━━━━━┛ ┗┛┗┛
  ┃┃      ┃┃  /:.:.:ハ   / ノ-く`ー-‐ ''{      ノ  \        ┏┓┏┓
  ┗┛      ┗┛  .|:.:/{ /\_ /   `TT´^|      /ヘ   ヽ         ┗┛┗┛
              レ  V、   ./| r- ノ‐ト、./へ _, , く ヾヘ   |
                //  ̄ Ti| `ァ‐'´ | |^V/ .ハ    〉 ヾヘ   |
               V    | ヽ /__  / |. ///|^^ヽr‐'´ \ヾト、/

http://www.pentax.jp/japan/support/download/digital/k7_s.html

不具合対策だけかと思ったら、以前から要望していた、AF測距点動作モードSEL時に十字キーをAF測距点選択モードをデフォルトにするか、各種機能選択モードをデフォルトにするかカスタムファンクションで選べるようになっているし。まあ、ひねくれて考えれば、不具合対策だけだとネガティブになるから、要望(苦情?)の多かったAF測距点を直接選択できるようにして、ポジティブなファームウェアのバージョンアップにカモフラージュしたと言うことかもしれません。(おいおい)

何はともあれ、帰宅早々にファームウェアをバージョンアップして、無事、左端のAF測距点が自動水平補正機能ONでシャッター速度1/200sec.にしても動作することを確認し、SEL時でもOKボタンを押さずに測距点を変更できることを確認して、それで弄り倒している状態です。

でも、あと2日速ければ、昨日の撮影に使えたのに・・・。
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やっちまった・・・

2009-07-28 21:36:45 | 日記
次はノートPCだと言っていたにもかかわらず、今から冬棒茄子をアテにして、

○SIGMA APO120-400mm F4.5-5.6 DG HSM(ペンタックスKマウント)

を手に入れてしまいますた。orz...

だって、ペンタKマウントの初期ロットが殆ど捌けて、地図亀や淀混むのWebにも掲示が無いなぁ、と思っていたのに、ヨドバシ博多店に逝ったら在庫があったんだもの。SIGMAの場合、次回ロットが1年後と言うことも有り得るので、機会を逃すとねぇ。しかも、7月末限定でeLioカードでも13%ポイント還元の所に、おサイフケータイを使うと15%にまで跳ね上がるし。

と言うことで、K-7を使って、ひこーき写真も撮れるかどうか試してみまつ。

そしてそして、そのポイントを利用して、USBモバイルデータ通信端末D31HWを手に入れてイー・モバイルに加入してしまいますた。

実は、今、東北方面へ展開中の大学の後輩の誰かさんから、Skypeチャットで「入りませんか?」と言われていたのと、職場のデータ通信端末がウィルコムの古い奴で、固定料金の代わりに128kbpsが手一杯と言うこともあって難渋していたので、DDIに入ったはずなのにpocketへいきなり飛ばされて、戻ってきたらいつの間にか「あうー」にいる大学同期の誰かさんには悪いと思いつつ、手に入れてしまったと。

例のパソコン値引きは使わなかったものの、端末値引きは使ったので、最低料金は1000円の、5980円まで伸びてく料金プランになりますた。現状九州最速の21Mbpsだから、2年は保つでしょう。でも、今のところ九州で21Mbpsが使えるのは天神・祇園・博多駅・福岡空港の辺りだけですが。

しかし、この分だと、次期ノートPCはAcer Timeline 3810Tだな。こりゃ。一番欲しいのはVAIO Type Zなんだけどなぁ・・・。
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次期主力機動パソコンの一考察

2009-07-20 08:24:24 | パソコン
今のモバイルパソコンが、2004年10月に入手したPentium M 733(1.10GHz)搭載のFMV-LOOX T70JN(BTOモデル)なんですが、ソフトの負荷が高いのか、経年劣化かで、ちょっとソフトを動かすと廃熱ファンがファンファン回って五月蠅いし、Windows7が登場する10月に丁度満5年を迎えて、リプレースの丁度良い時期かなと思ったりして、今から色々考えようと言う次第。

で、今回の発注仕様(苦笑)は次のとおり。
(1)ソフトのインストール・バージョンアップ以外は光学ドライブは滅多に使わないので、光学ドライブ内蔵は要らない。
(2)その代わり、カメラ機材と一緒に持ち歩くことが多いので、それなりに軽い方(1.6Kg以下)が良い。
(3)デジタル一眼レフ画像を取り扱うので、CPUパワーはそれなりに必要。
(4)同上の理由で、HDDの容量も出来るだけ大きい方が良い。
(5)また、充電できないシチュエーションも多いので、バッテリーはそれなりに(6~7時間程度)保つ必要がある。
(前回は「CFが直接アクセスできること」と言う条件があったけど、現行製品でそれを満たすのは皆無なので、今回は仕様に含めないことにしました。)

これらの条件を見ると、一見、今流行のネットブックが良さそうに見えて(3)(4)の条件から対象外になってしまうと。Intel Outsideの観点からAMDのYukonが考えられるけど、CPUパワーはAtom相当だし、軽いのが無いので対象外。となると、CPUはCore 2 DuoのULV辺りを前提に検討するとターゲット候補は次のとおり。

○SONY VAIO Type T
○SONY VAIO Type Z
○東芝 Dynabook NX
○Lenovo ThinkPad X200/X200s
○Acer Aspire Timeline 3810T

他にも沢山あるけど、キーが前後方向が狭くて打ちにくい、パナソニックのLet'snoteシリーズは対象外。職場でのプレゼン用にWを使っているけど打ちにくいったらありゃしない。東芝Dynabook SS/RXも打ちにくいのと、やったら高いので対象外。FMV-LOOXも重くてデザインが「う~ん」なので対象外。NECもLaVie Jの更新がしばらく無いので対象外。

で、小ささ・軽さから行くとVAIO Type Tになるし、SDD+HDDなんて言うウマー!な設定もSONY Styleで出来るけど、そこまでやると値段的に、軽いのにCPU性能が良くて液晶も大きいVAIO Type Zが出てくると。Dynabook NXは女性向けの中庸のモバイルPCだけど、実売20万円以下と値段がこなれているのが魅力。いやいや、決算期の台数限定キャンペーン価格だけど、CPU性能が良く液晶も高精細なのにDynabook NXより安いThinkPad X200sも魅力。いやいやいやいや、安さから行くと、大きく相対的に重いけどAcer Timelineにとどめを刺すし。

と、グルグルグルグル回っていると(爆)。

まあ、インストールが面倒なのでWindows7の登場後に考えたいけど、ThinkPad X200sのキャンペーン価格は魅力だなぁ。でも、BTOサイトはクレジットカード1回払いのみで冬棒茄子は使えないし・・・。(追記)再確認したらJACCSのショッピングクレジットという形で棒茄子一括払いがありました。

しかし、残業代がそれなりに出た5年前は、EOS 20DレンズキットとFMV-LOOX T70Jを同時に買うことが出来る収入があったんだなぁ・・・。残業代カットの嵐が降っている今では夢のまた夢だなぁ。orz...
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古なじみ

2009-07-12 17:43:07 | 鉄道写真
もう一つ、7/6に何故か熊本電気鉄道に乗る機会があったので、K-7を持参で撮ってみました。

前回は走行写真を撮る余裕があったのですが、今回はそこまでの余裕はないと言うことで、駅撮りのみです。レンズも、smc PENTAX FA 28mm F2.8AL(俗に言うJ☆)を持参したものの、時間が無くて使わず終いでした。


熊本電気鉄道 上熊本線 上熊本駅

2009/7/6, PENTAX K-7+smc PENTAX DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF] SDM(45mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F3.5), +2/3補正, ISO AUTO(100), AF-C, SR ON, DRE OFF, 鮮やか。

「青がえる」こと、熊本電気鉄道5000系(元東京急行電鉄旧5000系)の現役状態にある最後の2両の片割れの正面。この車両の詳細は、前回の記事をご確認ください。


熊本電気鉄道 北熊本駅

2009/7/6, PENTAX K-7+smc PENTAX DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF] SDM(22mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F3.5), +2/3補正, ISO AUTO(100), AF-C, SR ON, DRE OFF, 鮮やか。

北熊本駅で発車を待つ熊本電気鉄道5000系の「平面かえる」側と、留置されている6000系(元東京都交通局6000形)、200系(元南海22000系)。実は、今年で熊本電気鉄道発足100周年だそうですが、現在、経営再建中。銚子電気鉄道もそうですが、大手私鉄グループに入っていない独立系の地方私鉄は中々辛いところです。


熊本電気鉄道 上熊本線車内

2009/7/6, PENTAX K-7+smc PENTAX DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF] SDM(16mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F2.8), +2/3補正, ISO AUTO(250), AF-C, SR ON, DRE OFF, 鮮やか。

熊本電気鉄道5000系の車内を撮影したもの。実は、釣り革が東急時代のままの「渋谷109」となっていて、東急時代の利用者としては感慨深いものです。ただ、銚子電気鉄道と似たような感じで、路盤の整備にまで手に回っていないのか縦揺れが酷く、釣り革が飛んで自分が釣られているパイプに何度も当たって音が出る始末。ですので、手振れ補正機能を掛けてもブレているのはごめんなさい。
もともと冷房が無く、取り付けようにもモノコック構造の超軽量車体なので冷房装置の搭載が難しく、未だに冷房は無く、車内の窓は開きっぱなし。前回訪問時は、車内に「冷房装置搭載の改造も、冷房付きの新車を買うことも出来ず、申し訳ありません」と書いた張り紙がありましたが、今は「経営再建中なのでLRT化の議論は延期します」の張り紙しかありませんでした。
あと、運転室仕切り窓は東急時代の1枚の大窓から、左右に小窓・中央に下降式の開閉可能な窓を設けた形に変更されています。


熊本電気鉄道 上熊本線 上熊本駅

2009/7/6, PENTAX K-7+smc PENTAX DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF] SDM(24mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F3.5), +2/3補正, ISO AUTO(100), AF-C, SR ON, DRE OFF, 鮮やか。

また戻ってきた上熊本駅での今度は横位置の撮影。左の自動車が邪魔(苦笑)。
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SL人吉号

2009-07-12 16:04:38 | 鉄道写真
と言うことで、K-7の実戦投入テストを兼ねて1週間前の7/4に肥薩線に出向いて、SL人吉号を撮ってきました。
なお、色々なテストを兼ねていたので、敢えて三脚は持参せず、全部手持ち撮影です。

往路(JR九州 肥薩線 渡-西人吉間)

2009/7/4, PENTAX K-7+smc PENTAX DA★ 300mm F4ED[IF] SDM, Tv優先, 1/500sec.(F4), ISO AUTO(1000), AF-C, SR ON, DRE OFF, NR 中, 雅(MIYABI)。

例の桜並木の辺りで撮影。葉だけのこの時期には誰もいないだろうと予想していたら、案の定、殆どいませんでした。ISO200位で撮れると踏んでいたのですが、蒸気機関車の黒に釣られて、撮ってみたら感度がISO1000にまでアップしてしまい、期せずして高感度撮影の作例を撮ってしまいました。orz...まあ、ISO1000で、この程度のノイズの乗りであれば、私の評価としては十分かなと思っています。前回のDA★ 300mm F4ED[IF] SDMのテスト撮影の時と、ほぼ同じ位置での撮影なので、K10Dのときと見比べてみるのも一興かと。

復路(JR九州 肥薩線 鎌瀬-瀬戸石間・球磨川第一橋梁)

2009/7/4, PENTAX K-7+SIGMA APO 70-200mm F2.8EX DG(200mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F2.8), ISO AUTO(125), AF-C, SR ON, DRE OFF, 雅(MIYABI)。

やはり、鎌瀬駅直ぐ横からの有名なお立ち台での撮影。つい最近も、とあるムックの表紙を飾った球磨川第一橋梁を正面に見る位置からの撮影。撮る際までそんな事には気付かず、当日帰宅後に出かけたヨドバシ博多店内の本屋で発見してひっくり返ったのは内緒。
こちらも三脚は使用していないものの、横にあったコンクリート壁に思いっきり寄りかかっての撮影なので、かなり安定して撮っています。JPEG+RAW・秒5コマモードで撮影してましたが、この後2枚ピンを外した後、1枚ほぼピンが来ている(微妙に動体ブレの)写真があって、そこでバッファーオーバーフロー。その後に撮れたのが次の写真。


2009/7/4, PENTAX K-7+SIGMA APO 70-200mm F2.8EX DG(200mm相当), Tv優先, 1/250sec.(F2.8), ISO AUTO(200), AF-C, SR ON, DRE OFF, 雅(MIYABI)。

動体ブレは思いっきり有りますが、良く見ると、ちゃんとピンが来てます。これは中々凄い。

後、この3枚に共通するのは自動水平機構をONにしているので、皆水平が取れていること。これは中々便利です。正直、一番左のAF測距点の動作不良が無くなって、AF測距点選択の階層が一番上に来るファームウェアのバージョンアップが来れば完璧なんだけどなぁ。
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正直、熟成不足

2009-07-12 14:58:11 | 一眼レフデジカメ
PENTAX K-7(内部通称『桂奈たん』(爆))について別項を設けると書きましたが、放っておくと書けないままタイミングを逸してしまうので、早速書いてしまいました。
といっても、先に仲間内のメーリングリストに流した物の再編集版だったりするので、結構簡単だったりして。


2009/6/27, Panasonic DMC-FX500, プログラム, 1/13sec., F4.3, ISO AUTO(800), コントラストAF, 手振れ補正ON。

で、7/4にSL人吉号を撮影に行って実戦投入した感想を含めたインプレッションは次のとおり。

ボディ
○バッテリーグリップ付きでK10Dと比較すると、3インチ液晶が有るにもかかわらず幅がかなり狭い。バッテリーグリップを外すと高さも低い。
○Mgボディに真鍮やTiの金属ボディの質感を望むのは、そもそも無理。MgってAlと比べても相当軽いので、重さの観点で金属のイメージが得られないと思います。(そう言う私は、Mgボディのガッカリ感をEOS D60→EOS 20Dで経験済みですけど。)
○グリップ部分は、中指のかかる部分が抉られていて握りやすいけど、指の位置が固定されるので、バッテリーグリップ無しだと見事に小指が余る。(まあ、私はバッテリーグリップを付けっぱなしなので、特段の問題は無し(爆))

ファインダー
○ファインダーはピントの山が見やすいので、ピンが合っているかどうかが判りやすい。
○ファインダーが暗いという話があるけど、K10Dと比較すれば程度の話で、特段気にならないレベル。
○ファインダー内の液晶表示については、AF測距モードの表示が追加されていたけど、最初気付かなかった(爆)。でも、有ったからって、OKボタンが探し辛いので余り意味がないような。
○電子水準器表示をONにすると露出補正バーに表示が出るため、押し出された露出補正はISO表示の所に数字で出る。これはまあ許すけど、ISO表示がすっ飛んでしまったのは残念。±5EVまで変更可能になった機会に露出補正を数字表示にして、表示を増やしたらどうだろうか?

AF動作
○AF測距の速度は(K10Dと比較して)かなり速く、精度も正確。でも、何とかEOS 20Dと差を論じることが出来る程度のレベル。EOS 40Dには全然敵わない感じ。
○コントラストが低く判断しづらい被写体のAF測距精度は相変わらずかも。でも、その閾値は随分と良くなったかなと思います。
○AF-Cは想像以上には使える。鐵だと(K10Dと比較して)それなりに食いついてくれるので、今までみたいにAFが追従せず全滅の可能性はなくなった。でも、流石に戦闘機は無理かも。
○でも、AF-Cだと測距のためにドラがばらつくのは減点。(だから「K-7はマシンガンにはあらず」と海外のレビューに書かれるんだよ。)
○シャッター半押しでのAF測距を生きたままにしているからかもしれないけど、AFボタンでのAF測距をしても、やはりドラはばらつく。
○(前ピン騒動が出ていますが)入手時の私のK-7ピンは正確でした。
○でも、一番左のAFラインセンサーの不良に遭遇。orz... このラインセンサー、鐵の縦位置撮影だと一番使いたいAF測距点なので、正直困りました。なお、レンズによっては動く物もあるし、巷で言われている「自動水平機構ON」「高ISO使用」「シャッター速度1/250sec.から高速側」の条件を外すと確かに動きます。CMOSセンサーは当たりっぽいので、修理対応を考えていますが、対策ファームウェアが出るかもしれないので、ちょっと様子見。

シャッター・コマ速
○コマ速が上がっても、かなり静か。
○でも、前述のとおり、AF-CではAF測距動作でドラがばらつくのは、ニコキャノと比較すると減点ポイント。まあ、EOS 40Dの、あのコマ速を維持しつつAFがキチンと効いている方が化け物だと思いますけど。

AE・AWB
○AEは暴れなくなって、かなり正確になったなのですが、被写体の色によってかなり引っ張られる感じ。白い九州色のキハ40系を撮ったら、白に釣られて露出が全体的に暗くなり、SLを撮ったら黒に釣られて露出が全体的に明るくなってしまった(赤いキハ185系九州横断特急は適正露出(爆))。よって、被写体によってはマニュアル露出かAE-Lを使うのが安全かも。
○AWBは、光源判断機能の追加で相当正確になりました。正直、キヤノンEOSと同レベル・・・と言いたいけど、それは朝焼け・夕焼け状態でどう写るかを試してないので、判断はペンディング。

背面液晶
○背面液晶は表示が細かく、明るい所でもかなり良く見える。
○画像拡大でも、かなり細かく綺麗に写るので、ピント確認もかなり容易。(余り拡大しすぎると、等倍以上になってJPEG圧縮のアラが見えてくるので、そこの点は勘違いしないように。)

電子水準器
○アナログの気泡式じゃないとダメと言ってたヒトでしたが、電子水準器・自動水平維持はクセ矯正に凄い役立つ。ファインダー内の電子水準器の表示を見て、ついつい電子水準器で水平にしようとするようになりました。今までは水平だと思っていたとしても、どうも右肩下がりの写真を撮っていたようです。

バッテリー
○容量は良いんだけど、充電器の問題か、バッテリーの充電時間に凄まじく時間がかかる(最長6時間半)。撮影旅行では結構大変なことになりそう。
○どうも、端子が増えて残容量がかなり正確にわかるらしいけど、ボディ側にその機能が搭載されていないのは勿体ない。

ユーザーインターフェース
○頻繁に露出モードを変える人なので、露出モード選択ダイヤルのロックボタンが煩わしい。(まあ、これは趣味の問題かなぁ)
○AF測距モードの変更ダイヤルが渋くて、指に近い右側での変更は無理。左側の出っ張った選択モードの印を親指の腹で押して変更しているので、表示を左側ではなく右側にした方が良いかも。
○Fnキーが無くなり、OKボタンへ割り振られた上に、WB、カスタムイメージ、ドライブモード、フラッシュが十字キーの最上階層に割り振られたため、AF測距点選択の階層が一段下がってしまったのは大問題。AF測距点選択がOKボタンを押してからとなってしまって、AF測距点選択モードの表示がファインダーに出るとは言え、ファインダー見ながらの選択がしづらくなってしまった。測距点が変わらないなと思っていたら、画質モードが変わっていたことが多発(爆)。
○OKボタンを押してからファインダーを覗けば良いじゃないか、と言う話はあるものの、やっぱりOKボタンの押し忘れが頻発したので、AF測距点選択は十字キーの最上階層において欲しかった。
○正直、ファインダーを覗きながらWB、カスタムイメージ、モータードライブ、フラッシュのモードを変更する人は殆どいないし、AF測距点をファインダーを見ないで選択する人も殆どいません。で、背面液晶を見ながら上記4モードの選択をするならば、ボタン1回押すのは苦にならないはずです。
○もし、どうしてもこの階層構造にするなら、ファインダーに接眼センサーを付けて、ファインダーが覗いたら自動的にAF測距点選択モードに切り替えるべき。まあ、接眼センサーを付けるなら、階層を変えた方がコストダウンだと思いますけど。
○横位置撮影での配置に特化している面があるため、縦位置操作にすると、十字キーが遠くてAF測距点選択が殆ど出来ない。(まあ、これはグリップを薄くしないとどうしようもないので、単3電池使用とのバーターと考えれば致し方ないかと。)

画質
○ライブビュー、動画モードは使っていないのですが、(少なくとも自分のボディで)撮って出てくる絵はノイズ・解像度ともまともと思えます。
○ただ、ライブビューをしてからの撮影では、どうなるかは試していないので、評価については夏の炎天下など過酷な状況下での撮影を試してからにしようかと思っています。(SLやまぐち号の特別編成撮影に投入するなどで評価を確定したいところ。)
○撮像素子が宙に浮いている関係で、撮像素子の廃熱は厳しいので、ノイズが少ない写真を撮ろうとしたら、ライブビュー、動画モードをなるべく使わない方が無難。CPU冷却などに使われているグラファイトシートで金属ボディへ伝熱して、金属ボディから放熱は出来ないかなと思います。
○K20Dに比較して解像感が低下しているという話があり、比較画像を見るとそう思わなくはないものの、正直ここまでのレベルになると五十歩百歩かと。
○解像感の低下は、DR IIがローパスフィルターを超音波で振動させてゴミ落としをしているので、ローパスフィルターを超音波で振動させても大丈夫なように厚くしてしまった所為かなと、私個人は勝手に思っています。

おまけ
○SDカードの相性が厳しいのは相変わらず。K-7投入に合わせてドスパラで約8000円のシリコンパワー社の32GBのSDHCカードを手に入れたけど、カードエラーがたまに出る。適当に抜き差しして、だましだまし使用。SunDisk(=東芝)やLexer辺りは、どうしても高いしなぁ・・・。

以上、箇条書きで書いてみましたが、特にPENTAX一番の売りであるユーザーインターフェースのレベルが下がってしまったのは、大変残念です。あと、K10DやK20Dではそれなりだったけど、今回は不具合もちょっと多い感じ。夏棒茄子に間に合わせるために熟成不足で出してきたのか、自分で写真を趣味にして撮影している技術者が少なくなってきたのか、ちょっと判りませんが、PENTAXの顔「タタミィ」やLimitedレンズの生みの親でもあるPENTAXの名レンズ設計者「J☆」こと平川さんがHOYAを退職されたと聞くと、正直、終わりの始まりにならなければ良いなと思います。PENTAXの若手技術者の頑張りに期待します。
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またもや久しぶりに更新

2009-07-12 11:41:39 | 日記
昨年末から、やったらめったら忙しくて、気付いたら半年以上も過ぎてました。大体、休日出勤を今年度に入って4日やって、うち1日は代休未消化でチャラ。残り3日も、そろそろ消化しないとチャラになりそうで、辟易しているところです。

で、こんな調子なので、買ってし魔王が召還しまくりかと言うとそうでもなく(と思ったけど、十分召還しまくりかもしれない・・・)、召還したのは次のブツ。とは言え、液晶ディスプレーは、韓国製ノーブランドの18インチ液晶のインバーターが突然逝ってしまって、替え買えざる得なくなった物ですし。

○smc PENTAX DA★55mm F1.4 SDM
○SIGMA AF50mm F1.4EX DG HSM(EFマウント)
○BenQ G2411HD(24W型)
○PENTAX K-7 + D-BG4

しかし、BenQは、konozama・・・じゃななった、amazon価格23,940円だけあって、軽さと見る以外に何もありません。発色もこんな物かなと思いますが、所詮はTN液晶なので、明るい暗室には厳密にやろうとすると辛いかも。

三菱から24W型IPS液晶の安い奴(でも約7万円)が出てきたし、それの作業用2ndディスプレイに使うは良いかもしれません。とは言っても、転勤貧乏だし、Windows 7登場に合わせたノートPCのリプレースを検討中だし、今の家具の環境じゃ2ndディスプレイは夢のまた夢だな。

なお、PENTAX K-7については別項を上げる予定です。
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