ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

離婚の話し合いに長く立ち会ってきて、父母それぞれの良さを認めること-「おとな」の親になるために

2018年08月15日 | 「おとな」の親を考える

 たぶん2011年ころのブログです

     *

 長い間,家庭裁判所の離婚調停に立ち会ってきました。

 いろいろなケースがあり,いろいろなことを考えさせられました。

 その中で一番印象に残っていること。それは,人はどうして争いたがるのか,ということです。

 もう少しで仲直りができそうだというのに,そこでまた,どっちが親として立派なのかと,再び争ってしまう,そんな親ごさんたちをいっぱい見てきました。

 子どもさんたちにとっては,どちらも,いいお父さん,お母さん,なんだけどなあ,と思います。

 そもそも,お父さんとお母さん,どっちがいい親かなんて,誰が決められるのでしょうか?

 お父さんにはお父さんなりのよさがあり,お母さんにはお母さんなりのよさがあって,子どもさんたちにとってはどちらも大切な親ごさんで,上も下も,一位も二位もなくて,両方が必要だと思うのです。

 そして,だからこそ,子どもさんたちには離婚後もお父さんとお母さんの協力が必要になりますし,別れて暮らすことになる親ごさんとの面会交流が大切になります。

 ですから,今からでも,できるだけ早くに競争や争いはやめて,すぐにでもご両親が可能なご協力をして,子どもさんたちの面倒をできるだけ協力をして見ていくことが大切になると思います。

 子どもさんたちは,きっと,ご両親のご協力と仲直りを心から望んでいると思いますし,少なくとも子どもさんたちの前では笑顔の楽しそうなご両親の姿を楽しみにしていると思います。

 子どもさんたちのためにも,もっと「おとな」の親ごさん,そして,本当の「おとな」になりたいものだ,と思います。 (2011?記)

 

コメント (2)