石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

当尾の里 西小地蔵石龕仏

2011年01月21日 | 石仏

 

西小墓地近くの道端にある地蔵石龕仏です。

以前、蝋燭の灯りで紹介したものです。

 

 加茂町西小長尾

 

少しつり上がった眼が子狐の様に愛らしいです。

 

つつじの花と

 

現在

道路拡張工事で移動されたようです。

三体並んでいましたが、真ん中の一体が無くなって間延びした感じ・・・

 

この地蔵石龕仏のお顔は昔のまんま・・・

 

よく見ると、このお地蔵さん錫杖を肩の辺りで持っていますねぇ。

ちょっと珍しいかも・・・

 

 


当尾の里 長尾阿弥陀磨崖仏

2011年01月20日 | 石仏

 

西小墓地から浄瑠璃寺へ向かう道がカーブ した所を過ぎ、振り返ると上方の樹木の間にあります。

 

加茂町西小長尾

 

 大きな笠石が乗っているため、磨滅が少ないです。

衣の柔らかな線が美しいです。

 

現在

樹木が育ち薄暗くなっているため、昔よりはっきりしません・・・

 

 


当尾の里 浄瑠璃寺道三体磨崖仏

2011年01月19日 | 今昔

 

浄瑠璃寺から西小へ向かうと、道沿いの木立の中に三体彫られた石仏があります。

 

本来は磨崖仏であったが、道路拡張工事のさいに切り取られて移動させられました。

その際、右側が破損してしまい三体のみになってしまった様です。

 

現在

今も木立の中に在り、花が手向けられています。

 

磨崖仏で在った頃を見てみたかったです。

 

 


当尾の里 藪の中三尊磨崖仏

2011年01月17日 | 今昔

 

カラスの壷から浄瑠璃寺へ向かうと、愛宕燈籠をへて

少し行った所の藪の中に、三体の磨崖仏があります。

 

以前蝋燭の灯りで紹介した愛宕燈籠

 

加茂町東小東山

藪の中の岩に阿弥陀座像、別の岩に地蔵菩薩と十一面観音が彫られています。

 

阿弥陀座像

心なしか笑っている様な・・・

 

地蔵立像

額の穴、昔は珠が嵌められて居たのでしょうか。

 

十一面観音

 

現在

現在の愛宕燈籠

 

地蔵の前の樹が無くなってすっきりしていますが、石仏は昔のままです。

 


当尾の里 内ノ倉不動明王磨崖仏

2011年01月16日 | 石仏

 

道標など一切無く、道も荒れ放題なため訪れる人はほとんどいない磨崖うち

内ノ倉に在ると云われていましたが、その所在がわからず

かつては幻の石仏と云われていました。 

 

加茂町東小内ノ倉

真ん中に彫ってありますが判りますか?

 

お顔と剣、火焔が見えますが下半身は殆んど判りません。

 

石質が粗い為風化が激しいです。

近い将来消失してしまいそうなのが、残念でなりません

 


当尾の里 カラスの壷 阿弥陀・地蔵磨崖仏

2011年01月15日 | 今昔

 

カラスの壷と呼ばれる山中の辻に、巨岩に彫られた磨崖仏があります。

 

京都府相楽郡加茂町東小内山

 

まず最初に目にするのは、この阿弥陀座像です。 衣の曲線が良いですねぇ。

脇に灯篭が線彫りされており、火袋が彫りこまれ献灯できる様になっています。 

 

 この阿弥陀さんも微笑んでいます。

 

もう一面に彫られている地蔵菩薩です。

 時々、見ずに行ってしまう人がいます。ちょっとかわいそう・・・

 

 昔は石仏の前が水田でした。 

 

現在

阿弥陀さんは昔のまんま

 

 地蔵さんも昔のまんま

 

 

水田は無くなってしまいました・・・

 

カラスの壷と言う呼び名は、この石からの由来です。

 


当尾の里 岩船阿弥陀三尊磨崖仏(笑い仏)

2011年01月14日 | 今昔

 

当尾の里の石仏のなかで、最も有名な磨崖仏です。

撮影枚数も一番多いです。

 

加茂町岩船三大

微笑んでいる様に見えるため、笑い仏と呼ばれています。

 

大きな岩が笠石の様になっている為 か磨滅が少なく、今でも美しい姿を見せてくれます。

 

微笑んでいますねぇ。 いいお顔です。

 

 すぐ横にある眠り仏です。 胸まで埋まっていました。

 

 現在

 昔と変わらず、今も微笑んでいます・・・

 

 後ろの樹が大きくなって空が写り難くなりました。

 

近年一度掘り出されましたが、また元のように眠りに就いています。

掘り出されたお姿は地蔵座像でした。

 

 


当尾の里 岩船不動明王磨崖仏(一願不動)

2011年01月13日 | 今昔

 

たった一つだけ、一生懸命お願いすれば、願いを叶えて貰えると言う一願不動さんです。

 

加茂町岩船八町

 

薄暗い竹藪の中の巨岩に彫られています。

 

現在

相変わらず薄暗いです。

 

如何にも不動明王と言う厳しいお顔。

 

お不動さんへの道は綺麗になりましたが、一願不動さんは昔のままでした・・・

 


当尾の里 岩船寺裏山三体地蔵磨崖仏

2011年01月12日 | 石仏

 

弥勒辻から岩船寺への旧道沿いに巨岩が露出しており

               そこに、三体のお地蔵さんが彫られています。

 

加茂町岩船上ノ門

 

野趣あふれる磨崖仏です。

 

六地蔵信仰が広まる以前の地蔵信仰の一形態だそうです。

               丸顔で温和なお顔をなさっています。

 

少し仰ぎ見るようなところに彫られています。

 

三体地蔵への落葉道