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セブンショック(ニューギン、デジパチ)

2013-05-30 19:17:17 | 現金機デジパチ

1995年(平成7年)にニューギンから登場した時短デジパチ「セブンショック」(7ショック)

 

 

 

同社の「フルーツマシーン2A」(厳密には、登場後すぐ発売自粛となった先行機「フルーツマシーン2」)で初採用されたベルト式リールには、赤、黄、青など、色とりどりの7絵柄が並ぶ。ブランク絵柄以外は全て「7」というのが、本機の大きな特徴だ。ただ、似たような色の7もあり、思わずリーチと勘違いする場合も…。

 

また、本機は「エキサイトレディ2」で初採用されて好評を得た「時間短縮機能」を引き継いでいる。連チャン規制の真っただ中にあって、「合法的な連チャン」を可能にした時短の持つ意味合いは、非常に大きかったといえる。

 

良心的な初当り確率ゆえ、ツボにハマれば時短連チャンが3回、4回…と繋がる事も多かった。低確率のCR機が勢力を伸ばしていた時代に、こうした「安心感」と「瞬発力」を併せ持つ現金機デジパチは、大いに重宝したものだ。

 

なお、先行機のEレディ2などで多く見られた大当り中の「パンク」は、アタッカー構造の改善により、ほぼ解消されることとなった。

 

ちなみに、この機種には大当り中のラウンド間で、揃った図柄が一旦崩れてまた揃う「演出」がある。いかにもニューギンらしくて面白いのだが、目を離していると思わずパンクと勘違いする事もあり、精神衛生上は大いに問題があった(笑)。

 

なお、各ラウンド間のアタッカー閉鎖時間が5秒と長い為、その間の止め打ちは必須となる。さらに、通常時にも、電チューの開放タイミングを狙う止め打ち攻略があった(後述)。


 

(スペック)

★賞球…7&9&15

★大当り確率…1/220

★最大16ラウンド継続

★平均出玉…2400個(アタッカーセンサーが奥にある為、出玉は多く2500オーバーもザラ)

★大当りの有効ライン…上・中・下・クロスの計5ライン

★デジタル停止順…左⇒右⇒中

 

★大当り図柄…色違いの7、全9種(赤・紺・水色・緑・ピンク・金・青・銀・黄)
※ピンク7、銀7、黄7は、いずれも模様付き(黄7の迷彩色チックなデザインも目を引いた)
※各リール(ベルト)とも、パチスロと同様に、ブランク絵柄を含めて21個の絵柄がある

・トリプルリーチ=1種類(赤・紺・水色)⇒左右に3連絵柄が停止
・ダブルリーチ=4種類(赤&紺)(紺&水色)(ピンク&金)(青&銀)

 

★時短機能搭載…全ての大当り後、メインデジタルが50回転(「49回転」との情報もあり)するまで、小デジタル変動時間が短縮される。時短中に大当りした場合、時短はループする。

★小デジ変動時間…通常時=29.8秒、時短時=0.6秒(但し、メモリー点灯状況により5.6秒に延長される)

★小デジタル確率…常に1/3

★時短連チャン率…約20.4%

 

★リーチアクション

・ノーマル…リーチが掛かり、中リールが速度をやや落として回転。大当り図柄の直前で、超スローに切り替わる(アメドリ風アクション)。期待を持たせるが、当然ハズレまくる。リーチ後2周を過ぎてからSPに発展する。

・スロー…リーチ2周後、中リールの速度はそのままで効果音が派手に変化。一旦ハズレ停止に中リールが再始動すると、ほぼ大当り確定だが、まれに外れる。

⇒地元近くの「Z」店にて、実際に外した経験あり(一回こっきりなので、良く覚えている)。同じ時期、SANKYOのナスカ枠・現金機「フィーバーネプチューン」でも、超・高信頼度の「深海竜巻リーチ」(全回転)を外した記憶もある(隣駅の「J」店にて)。ある意味、レアな経験をしたので、今となっては逆に有り難いと感じる。

・コマ送り…リーチが掛かって2周後、効果音が変わって中リールがコマ送りアクション(7図柄のみ停止)となる。スロー同様、再始動すれば「ほぼ」大当り確定となる。

 

★通常時の「止め打ち攻略」について

エキサイトレディ2で「千円で80回転まわせる技」として話題となった、通常時の電チュー周期(29.8秒)を狙い打つ「止め打ち」攻略。効果はやや劣るものの、本機においても基本的に通用した。

但し、本機の場合、E・レディと異なり、盤面ランプの点滅で打ち出しタイミングを取る事が難しい。その為、腕時計のデジタル表示や秒針を使う方法が用いられた。下皿に置いた時計を見ながら、止め打ちに励んだ人も多いだろう。

具体的な手順は、ヘソ両脇のスルー通過後、27秒経ったら玉を6発だけ打ち出すというもの。Eレディよりもヘソやスルーへの寄りが悪い構造上の不利を差し引いても、止め打ちの効果は高かった。