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スーパー麻雀(西陣)~前回記事の答え~

2013-10-30 18:58:48 | 懐かしのパチンコ・パチスロTV番組

某・90年代レトロ番組の中で、上のワンショットの背景に映っていた機種は、いったい何か。

「しばらく放置」と書いたが、あまり長く引っ張ってもアレなので※反感を買うので(既に買っているかなw)、さっそく回答をアップする事にした。

※軽い「冗談」のノリでしたが、こういう言い回しは誤解を招きかねない為、今後注意します…

おっと、回答コメントや催促コメント(笑)を下さった皆様、有難うございました。

かなり早い段階で正解をお寄せ頂いたGSEさん、お見事でした。当時、ガッツリ打ちこんだ機種だったのかな。ノーヒントでも正答だったかも。

 

…という訳で、気になる正解機種はコチラ。

 

西陣の新要件デジパチ「スーパー麻雀」(1992年・秋登場)である。

 

まず、メーカーを絞るにあたっては、上皿の形や配色、そして台枠ランプなどに注目すればよい。当ブログに興味を持つレトロファンなら、ピンクと黄色のカラフルな上皿や、盤面上部の赤い飾りランプ(リーチランプ)を見て、これが「西陣」の台だと推測できるのではないか(映像が粗いので、難しいかな?)。

そして、前回記事のヒントにあった「1990年代前半の新要件機」「盤面上部の白いデザイン」「盤面下が黄緑」「デジパチ、権利物などの類」「デジタル表示部が台形(家の形)」「デジタル左右にゴチャゴチャしたデザイン」「盤面右側の模様が青白の2色」という条件をすべて満たしているのは、この「スーパー麻雀」ただ一つなのだ。冒頭の画像と機種画像を、よーく見比べてほしい。

同タイプのドット表示と盤面構造の機種に、スーパー麻雀と同時発表された「プリプリショットP-2」(1992年登場、7で当るとプラス5回の確変デジパチ)があるが、盤面のデザインが全く違う。麻雀がモチーフではないので、図柄も違う。

また、当時の西陣デジパチでは、「花鳥風月」「ミラクルフォースSP(P-2)」「パーラーキング」「銀玉人生」「ビアホール(SP)」「花鳥風月」「花らんまん」「ルーキーVXP2」「宇宙伝説」「ルーキーVZ」「麻王」「春一番」「春夏秋冬」「サイタサイタ」「花百景」などが設置されていたが、いずれも盤面が異なるのでアウト。もちろん、人気CR機「CR花満開」でない事も一目で分かる。同時期、マニアックなデジタル権利物「夢人想(P2)」なんてのも存在したが、コチラも違う。

 

「スーパー麻雀」は、大当り確率1/224のドットデジパチ(電チュー搭載)で、平均出玉は2300発ほど。「一万」「東」「発」などの赤いドット表示は、ニューギンの旧要件機「エキサイト麻雀3」を彷彿とさせたが、右デジタルの表示枠だけ大きいのが特徴。

デジタルの動きも、エキサイト麻雀とはかなり違う。左・中テンパイでリーチになると、スクロールする右デジタルが一旦停止して、右側に流れるような動きを見せる。ちょうど、同社の「麻王」(1993年)のリーチアクションを、ドットで再現した感じだ。まぁ、麻王はスーパー麻雀より後に出た台なので、正確には、麻王の前身機「ルーキービジョン」を元にしたアクションと言うべきだろう。

リーチ時、右デジタルは必ず停止出目の4コマ手前で、スロー回転に切り替わる。スーパーリーチはないが、事前に停止位置が予測できるのが特徴(このテのアクションが何より好き、というコメントも、先日頂いたばかり)。

また、デジタル上部には西陣お得意の「チョビヒゲ・ハゲオヤジ」のヤクモノが陣取り、リーチになるとバタバタと騒がしく動く。

なお、連チャン性については全保留玉で連チャンの可能性があり、連チャン率は約12%とされた(15%とするものもあり)。

 

当時、本機の設置店はそれ程多くなかったと記憶。ハッキリ言えば、「マイナー台」である。因みに、冒頭画像の番組ロケが行われた場所は、新宿・余丁町にかつて存在した「蔵王会館」。さまざまな情報から、93年当時は「スーパー麻雀」のほか、「ビアホール」「フィーバーパワフルIII」「フィーバー大相撲II」などが設置されていた事が判明している。

 

実は数年前まで、某・レトロ台動画サイトにおいて、「スーパー麻雀」の実機映像(デジタル回転時の映像)を視聴する事ができた。非常に貴重なサイトだったのだが、残念ながら既に動画のリンクが切れており、現在は視聴出来ない。いつか再び、本機をお持ちの方が動画公開して下さる事を、切に希望する。