新府城は、武田信玄の息子の勝頼によって七里岩大地に築城された武田氏の集大成の城です。
築城から入城まで1年足らずの未完の城ともいわれていますが、丸馬出、三日月堀や出構などの特徴的な遺構が随所に残っています。
八ヶ岳からのびる七里岩の高低差130mもの断崖を巧みに利用して築城されています。
新府城のある韮崎の地名は、この七里岩の形状がニラの葉の形に似ており、その先端にあることが由来になっているそうだ。
この話を聞いた時、名が付いた頃はドローンやヘリなどある訳ではないのにどうやってニラの形って認識したのだろうってめちゃ疑問に思ったので調べてみた。
朝日新聞デジタル版によると、近くの甘利山から見ると一目瞭然だそうだ。
駐車場からニラの葉の形を確認することができるとのこと。
早速Google Earthの旅に出たらわくわくがとまらない!
甘利山の麓には、よく行く韮崎旭温泉や武田八幡宮があるではありませんか!
駐車場からは七里岩はもちろん、富士山のビューポイント。
初日の出、拝みに行こうと調べたら冬季閉鎖で通行止めでした。
春になったら是非登ってみようと思います。
続日本100名城スタンプは韮崎市民俗資料館に設置されています。
韮崎市民俗資料館までは2.7km、車で4~5分です。
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✔ 「花子とアン」のロケセット【韮崎市民俗資料館】
織田や徳川軍の攻略を防ぐために、躑躅ヶ崎から断崖の丘陵に築城した新府城。
築城わずか68日で織田軍に攻め入られ勝頼自ら火を放って脱出。
小山田信茂を頼って岩殿山城へ向かうも裏切られ、その後、天目山栖雲寺を目指す途中、織田軍に発見されて一族諸共自害。
この事によって甲斐武田家滅亡(天目山の戦い)となったのです。
勝頼が向かおうとした天目山栖雲寺です。
以前訪れた時の写真です。
武田家ゆかりの寺で13代の当主信満の墓があります。
貞和4年(1348)業海本浄禅師が開山した禅寺で、業海は文保2年(1318)に元の国に渡り中峯普応国師に師事し、元の天目山で修行して帰国後、武田家の招へいによりこの寺を開きました。
庫裏右手の裏山には、禅僧の修行の場として使われた見事な石庭があります。
近くの天目山温泉は私の中では3本の指に入るほど良質の温泉なので是非セットで行かれるのオススメです(^O^)/
天目山栖雲寺へ行く途中の崖にある土屋惣蔵片手切。
家臣の土屋惣蔵昌恒が勝頼の危機を救うため、最も崖道の狭い所で岩角に身を隠し片手は藤蔓につかまり、片手には刃を持ち迫りくる敵兵を次々に切っては谷川に蹴落したと伝えられ谷川の水は三日間も血で赤く染まったといわれています。
この崖でよせくる敵兵を防ぎたくさんの人を片手で切ったことから「土屋惣蔵片手千人切」といわれています。
新府城
山梨県韮崎市中田町中條
TEL : 0551-22-1111(韮崎市商工観光課)
備考 : 駐車場有り(無料)、続日本100名城
アクセス : 韮崎ICより20分
別名 : 韮崎城
縄張 : 連郭式平山城
天守 : なし
築城主 : 武田勝頼
城主 : 武田勝頼、徳川氏
築城年 : 天正10年(1582)
遺構 : 土塁、堀
文化財 : 国の史跡
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