鉛色のお空からは、今にも白い天使達が舞い降りてきそうな寒い日
あとほんの僅かで新しい年になる心地よい緊張感が漂う
窓ガラスを吹いたり、片付けると空気が浄化される
お部屋の片隅のアロマボックスを開けると、茶色の瓶が寂しそうにしていた
去年調香したクリスマスのかおりだ
今年は忙しくて、あまり構ってあげられなくてごめんね
まだ結構入っている、優しく振ってあげると
今年一年のいろいろなことが、琥珀色の瓶の中に映し出された
涙が止まらない、ほろ苦いプチグレンの思い出もあったけど、
ほのかに甘いフランキンセンスのような出来事もたくさんあった
ピンク色のアトマイザーに香水を移し入れて、シュっと一吹きしてみると
諸諸な想いが、ハーモニーになって醸し出す極上のかおり
時が経って、熟成されて・・・・
また来年の12月にはどれだけ深みが増しているんだろう
このクリスマスのかおりも 雪だるま自身も
笑顔で瓶を開けられるようにしたい2011