もう3月最後の土曜日になっちゃいました。今月は いつもの第三土曜日の句会を、コロナのため中止にしたのですが、それでも今週月曜日に 弥生の5句をいつものように書いて雑誌に送りました。
千体の雛終焉の古刹かな 啓蟄やジーンズの裾折り返す 忌事を消し去り賜え彼岸西風 丸九年復興の火の巡る春 膨らみて春満月はぬうと出づ
4番目の句、震災のあった3月11日に向けて用意していたもので、今年は、聖火イコール「復興の火」が全国を巡り 日本中がオリンピックで盛り上がるはずだからという思いだったのだけど・・・。
東京オリンピックの聖火がギリシャで採火され、20日に宮城に着きました。21日にはJR仙台駅に展示され、一目見ようと大勢の人たちが集まったと報道されていました。5時間半の展示に5万2千人も集まったんだって。私なんかは当然のように 見に行けなかったのですが、聖火はその後、22日に宮古、23日に大船渡、24日は福島、25日にはいわきでも展示されたようです。
で26日から福島をスタートして、全国をくまなく回るはずだったのに・・・。それがなんと中止に。そりゃそうだ、本家本元の東京オリンピックそのものが延期ということになったんだもの。なんということをしてくれたんだ、○○ウイルスめ。
それはそうと、聖火が全国を回るやり方、昭和39年の東京オリンピックの時にもやってたんですね。そんなこととはチットモ知らなかったものだから、2017年前期のNHK朝ドラ「ひよっこ」で、奥茨木村での聖火リレーって、なんのこっちゃと思って見ていたわけです。もし知っていたなら、あのドラマに対する気持ちが 少し違っていたかも ですね、でした。けどまあ「ひよっこ」に関していえば ほぼほぼ面白かったですな。「あまちゃん」で人気者になった有村架純が、ヒロインの年玲奈と同じく可愛かったですし。
ところで連続ドラマのこと、あれもこれも終わっちゃいました。今回のNHK朝ドラ「スカーレット」は、どうもあんまり、という感じ。ヒロインがいまいちっぽかったかも。それから「やすらぎの刻~道」も昨日 最終回でした。その前にやってた「やすらぎの郷」はまったくといっていいほど見てなかったのだけど、何故か今度のは見させてもらいました、一年間。さすが倉本聰の大作、渋い役者たちの芝居も、中島みゆきの音楽も良かったですな。放送中に八千草薫も梅宮辰夫も山谷初男も亡くなっちゃいましたけど。朝飯を食いながら、NHKの朝ドラと、テレ朝の昼ドラを欠かさずに見た一年間でした。NHKのは、来週から始まる「エール」も、間違いなく見ることでしょう。いままで全然 面白くなくても見てきましたし、今度のは福島が舞台だし、古関祐而がモデルだからね。
「テセウスの船」も終わっちゃいましたな。たった10話ほどでしたが、ケッコウ 楽しめました。けど、最終回での、真犯人は、ああやっぱ ってな感じだったかも。それより 前シリーズは見なかったので大後悔してるのに、フジやテレ朝と違ってなかなか再放送しないものだから、いつまでも悔いが残ってて もう大変という感じの、けど、やっと新シリーズが4月から始まる「半沢直樹」も、スゲー楽しみにしてますぞ。
さて今日の曲は、新しく始まる「半沢直樹」に期待するとともに、前のを見ないでしまったことを後悔して、ムリヤリこじつけ、北原ミレイの「ざんげの値打ちもない」にしましょう。