獅子入れの直会(なおらい)で「刃傷松の廊下」を歌った話は実は「なでしこジャパン」に共感することと同じことです。
サッカーの試合のど真中で走り回っている選手でありながら全選手の動きを感じとる状態は地域でいうと個人個人の生活のことと村全体のことが一致するように動いていくことです。しかも澤選手のあの淡々とした話し振りは全く狙っているわけでもなく意図的に何かをしたものでもなく自然と身体が動いて行った結果が勝利になったという感じです。
集落の老若男女が神々、人々と心ひとつになて集落を練り歩く様はわたしには「なでしこジャパン」のチームワークと個人技の見事な一致に重なって感じられました。実際に中継もテレビを見てなかったので昨夜NHKで初めて澤さんやチームメイトの話を聞いて栗松集落で飲んで語って村づくりの提案や議論が前向きにすすんで行った光景とダブりました。ヒントはあらゆる所にありメディアの使い道にも新たな閃きがありました。