たーかーさーごーやー(高砂や)こーのーうーらーふーねーにーほーをーあーげーてー(この浦舟に帆を上げて)という謡曲は誰でも聞いたことがあるでしょう。結婚式に必ず出る謡曲ですが、今の式には出ないかもしれませんね?
この謡曲に歌われた地名「高砂」というのは加古川市の一級河川「加古川」の河口周辺にあります。加古川はそのあと瀬戸内海にそそぎ出ます。松の景勝地で古来多くの歌人もその美しさを歌っているところです。その謡曲に歌われた松に関わる人が阿蘇神社の宮司です。ずっと前に加古川の同級生から聞いていましたがなるほど確かにしっかりと謡曲にその名があり、謡曲に伝えられるその松もきちんと保護されていました。
「思い立ったが加古川」と急遽夜行で帰りましたが元々大事な用事はありましたが打ち合わせまで少し時間があったので足を伸ばし高砂の松にご挨拶をしてきました。そして新発見、ご祭神はオオクニヌシノミコト(大国主命)、スサノオ(素戔男尊)、クシイナダヒメ(櫛稲田姫)でした。元々結婚式に直結する縁結びの神社ではあるのですがそれはイザナミ、イザナギの神がしっかりと守られているようです。発見は色々とあったのですが長くなりそうなのでそれはまたあらためてにします。