とうほうTVは11/1の開局2周年をもっていよいよ3年目に入り、第1段階の仕上げの時期になりました。「村民みんなで創るテレビ」は何よりも気持ちが通じ合うことが前提です。昔型のピラミッド方式や縦型の組織のような型では村民みんなが繋がっていけません。ちょうど昨日から村の新しい事業の準備に入ってますが、皆さん集落や地域の一人一人のことをよく考えてじっくりと取り組まれますので企画していても本当に楽しいですね。
発想の基本は「知恵の受発信で豊かな暮らしを創造する」住民ディレクターの理念です。わたしが平成8年春からはじめた住民ディレクター活動は新しいビジネスを起こすことを視野に入れた新しい生き方の提案です。一人一人が本来持っている資質を生かして助け合いながら暮らしていける地域の創造です。究極はまちづくりですのであらゆる分野、業界にも必要な人材として「住民ディレクター」を捉えています。
番組づくりはそれらを実現するために便利で効率よくしかも楽しい手法ということを発見したのであって、あくまで番組はオマケです。しかしオマケもとっても美味しい時代になったのです。ただ全国を歩いていると特に大都市では「オマケ」に血眼になり、肝心のまちづくりに欠かせない人と人の気持ちの通い合いや誰もがお互いを尊重する姿勢に欠けるケースが多々見られます。そうなると本末転倒です。
何事も志をもった一人からはじまりますが大きくなるにつれて原点の志を忘れがちです。「初心忘れるべからず」毎日がそこからスタートです。
@写真は一昨日の東峰村です。