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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

新しい「活動・番組」が生まれそうな綾部、雪です。(京都)

 綾部の衛星番組の企画会議、編集を今日も朝から夜まで8時間連続で行った。今回は実際に番組を作るのは4,5人だが関わる人はどんどん増えてきている。ひとつのコーナーは市の西部にある地区で高齢者の皆さんが昔あった道、古道を復活しょうとしている姿を伝えるコーナーだ。一部昨日書いたが、その姿を伝えるのは同じ地区でテレビ局の映像ボランティアをしている村上さんだ。村上さんの企画はいつの間に多くの住民ディレクターの手伝いを得たり、取材だけではなく古道復活の現場的なお手伝いをしながら取材が進むという感じになっているので、テレビ局の取材とはまったく違うものになってきている。

 しかも、今回の取材は地区の中で古道を作る人と取材する人の間に少し溝があり、よそ者の住民ディレクターが入りいろんな意味でつなぎ役を担っている。住民ディレクターが本来目指している「行動し、当事者でありつつ映像記録し同じ住民の視点で伝える」ということが実現しつつある。しかも今回関わっている4,5人の住民ディレクターさんが全員この古道の完成後のことまで取材以外にも手伝おうとしていたり、多様なPRの方法を考えたりしてまさに自分の問題になってきている。当初、少し距離感があった「古道を作ろうとしている皆さん」も今では仲間として認めてくれつつあるようだ。

 さて、今日の8時間でだんだん見えてきたのは、地元の作る人、地元の取材する人、応援団の住民ディレクターの人のつながりと総体としての地域活動をうまく15分番組で描けないか、ということがメインテーマになってきたことだ。この総体図が映像できちっと描ければこれまでわかりにくいといわれてきた住民ディレクターの人間像とその集まりが織り成すコミュニティ像が見えるのではないかと大いに期待している。勿論いつもながら私自身もこの動きに深く関わっているので、山江村や海士町などこれまでやってきた多くの活動のひとつの地域モデルとして何かが生まれそうな・・・、気がする。

 綾部市の活動はこれまでは講座が多く実践活動というのはまだ生まれていない状況だったが本格的に番組制作に向かうことで実践活動が生まれるという形ができてきた。番組制作のプロセスを経験することが地域作りの力になるということが今そのままスムーズに流れているようだ。全国を回っていていつも感じるが今はいつどこから何が生まれるか本当にわからん時代だ。とてもいい意味で各地の住民ディレクター活動が生み出している新しい動きが読めない。読めないが現場でいつも一緒に考え、動いていると身体ごとわかってくる。「押せば映る」気軽さ「身体がカメラ」という現場感覚「番組はオマケ」のプロセス重視の活動の輪郭が全国のあちこちからはっきりしてきた。
(写真は雪の夜)

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