今日は午後から年末最後のとうほうTVのスタッフ打ち合わせでした。明日の特別番組の納品の段取りが終わってからかの伯夫さんからかなり辛辣な発言がありました。内容は言えませんが話し合いや議論というより激闘でした。お互い気質は激しいのでガチンコ勝負です。
約1時間半とどまることなくガチンコをやり切ったときやっと伯夫さんの主張の主旨がわかりました。すると途端にストンと腑に落ちてきます。最初の激しいやりとりもばからしい程理解が深まり解決策が浮かびます。解決策を提案してまずは伯夫さんは納得です。伯夫さんは口に似合わず細やかな神経があるので意外と気を遣っていることが多いのです。結局そこをずばっと突っ込むとはっきりと答えが返ってきます。このへんが男同士のやり方でしょう。ガチンコで解決していく。解決しなかったり半端に終わると誤解を抱えたまま恨みが溜まります。恨みは思いになって根深く身体に沈殿していくので良いことはありません。
逆に気持ちをきちっと表現すれば溜まっていた恨みも消えます。このプロセスがどれだけ多く持てるかが地域づくりの大事な場面でもあります。日頃は駄洒落ばかり言っていてもいざとなったらトコトンやり合います。この話を大事に考え共に時を共有してくれる仲間がいっぱいいることが幸せ度を計るものでしょう。
振り返れば15年間の全国行脚ではほぼ出会った皆さんとガチンコをやってきました。短い月日でもガチンコやっているので久しく離れていても何か動く時は「あ・うん」で続々と仲間が集まってくれます。しかもビデオだけではなくあらゆる道具を駆使して現場を創ってきた経験を共有してきたのでノウハウも「あ・うん」です。「がちんこ」で「あ・うん」は住民ディレクターの必須なプロセスですね。