民陶むら祭の番組を村外向けに中継していたUstreamのチャットで「こんなご意見がありました」と恵梨奈ちゃんが読み上げてくれました。「番組がとても見やすくなってわかりやすいです」、視聴者の声でした。
今回の中継番組ではこのような声は結構多かったのです。いつも見てくださっている視聴者の皆さんにはその理由はわからないかもしれません。もしかしたらわたしたちのスタッフにもそういう意識は無いかもしれません。経験を積んだから??いえいえそうではありません。今回の番組が見やすかった理由はズバリ!VTR番組が多く入っていたからです。
特に23窯元の紹介が約4分のVTRであって全時間帯に満遍なく配置していました。一番大事な窯元の顔がはっきりと見える仕掛けです。そしてこのVTRがあるおかげでいつもなら生放送の対応でずっとバタバタするところがVTRの間は少しスタジオにゆとりができたのです。そうなると各地の中継先とも打ち合わせる時間ができて回線のつながりも中身的なところもよくなっていったのです。
中継番組だからといって全部生放送である必要はなく、しっかりとじっくりとお伝えすべきものはむしろVTRにしてきちんと頭にインプットしていただくことが全体の中継の魅力を引き出すことにもなります。今のところわたしたちの中継番組はネット回線や中継ソフトなどに課題があるのでこれがプロのように機材、技術に問題がなければ圧倒的に充実した番組になるはずです。勝負は企画力ですから。