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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

きのう、今日の「世の中」の動き、人の心

 昨日、朝日新聞の社説http://www.asahi.com/shimbun/teigen/index.htmlに書いていただいたので、久しぶりに色々な反応があって勉強になりました。一番うれしかったのは、随分長い間ご無沙汰している人が記事を読んでくれて、今でも気持ちがひとつにつながっていることを感じられたことでした。住んでる場所や環境が変わっても、10年前、20年前と何も変わらぬ「同志」であることが柔らかく伝わってきて、何十年ぶりかに親友から年賀状をもらったようなそんな安らぎを感じました。

 一方で、あの社説がもつ権威や発信力に反応する人も多かったです。確かに朝日の社説というのは力があるし、黄門様の印籠のような力もあります。こちらもそれはよくわかっているので、今回は気心が通じる仲間の集まるMLにはお知らせしましたがよくわからない人たちがいっぱいいる所は避けました。その分、信頼する個人の方に一人一人発信するということを久しぶりにやりました。おかげで今日も心洗われるメールがいっぱい届き、さわやかです。

 こういう時はこちらの本意とは別に情報だけが勝手に歩いていくし、枝葉で論議が始まるケースも多いので、逆に記事では伝わらない奥深い世界を感じ取ってもらえるかどうかが大事で、そこをできるだけフォローしつつ、せっかくの社説を生かしたいと考えたのです。現象面で騒ぐようなことではありませんから。住民ディレクターで日々やっていることです。発信力があればあるほど、勘違いする人も増えるので、その情報の現場感覚、壷、要は「伝えたいこと」が伝わっていくようにフォローすることで朝日の社説が地域現場に生きると考えます。

 「心を伝えるメディア」というタイトルで随分前に筑紫哲也ニュースで取り上げられたことがあります。今回の論説委員さんも約5年ほど前に書いてくれるとき山江村を尋ねてくれたし、住民ディレクター活動の本質をよく理解してくださったので心を伝えてくださったと感じています。心を抜きにした「発信力」「権威」「印籠」は人々のコミュニケーションを創造する上で邪魔です。小さな地域でも心が通じる人がいっぱいいる地域がありますし、仮に何百万人に知られても、心が響かないなら「仏作って魂いれず」の発信になってしまいます。昨日今日ととてもいい機会をいただきました。
(写真:3月31日朝日新聞社説から) 

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